米国株 経済スケジュール🇺🇸7/4(月)-10(日)
『不安』と『期待』のせめぎ合いが続くマーケット
先週の弱い経済指標を受け、景気後退(リセッション)懸念が高まり
企業業績の下方修正もじわり、7月中旬以降のQ2決算本格化の前まで懸念材料が尽きない『不安』
一方で、積極的なFRBによる利上げ加速で インフレ抑制効果の兆しが出始め、今秋以降に FRBの利上げペースが減速するのではないかとの『期待』も
来週のマーケットに立ち向かう為にも
重要な経済スケジュールを確認して頂き、、、、
また、前の週の注目イベントをBloombergとREUTERSの記事で振り返りが出来るようにわかりやすく整理してみました♪
良質な情報と共に🍀
※ 日本時間で表記
7/4(月) 休場 🇺🇸独立記念日
5(火)
23:00、⭐️製造業新規受注
製造業新規受注は、製造業における新規受注を示す経済指標。
先立って耐久財受注の速報値が発表され、製造業新規受注の発表時に耐久財受注改正値が発表される。
予想より高い数値は米ドルの買い材料とされるが、予想より低い数値は米ドルにとって売り材料と解釈される。
6(水)
22:00、NY連銀ウィルアムズ総裁 講演
23:00、⭐️⭐️ISM非製造業景況指数
米供給管理協会(ISM)非製造業購買担当者景気指数は、非製造業における景況感を示す指標。
毎月第3営業日に発表され、ISM製造業購買担当者景気指数とともに景気の先行指標として注目されている。事業活動・新規受注・雇用・入荷遅延の4つの総合指数となっている。
50を上回ると、景気拡大を表わすが、50を下回ると景気後退を示す。
この指数はISM製造業景況指数よりもGDPへの影響が少ない。
7(木)
03:00、⭐️⭐️⭐️FOMC議事要旨
FOMCでの政策金利発表から3週間後に公表される。
FOMCの政策金利決定において、結論に至るまでのメンバーによる詳細な議論が記録されている。
21:15、⭐️⭐️ADP雇用統計
月ごとに民間の非農業部門雇用者数の増減を公表する経済指標で、米国における約40万の顧客の給与計算データから算出されている。
米労働省による雇用統計の通常2日前に発表され、非農業部門雇用者数の結果を予想する指標として注目されている。ただし、この指標は非常に変動が大きく、雇用統計と違う結果になることもあるため、注意が必要。
21:30、⭐️新規失業保険申請件数
米新規失業保険申請件数は、失業者がはじめて申請した失業保険給付の申請件数を測定する指標。
労働省によりまとめられ、毎週木曜日に発表される。
週次の失業保険申請件数は、速報性が高いため失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されており、雇用市場の健全性を測定する方法として使用される。
8(金)
0:00、週間石油在庫統計
米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が発表する原油在庫量は、米国の企業が在庫として保有する商業用原油量を週間で測定している。在庫量は石油製品の価格に影響を与え、インフレや他の経済動向にも影響を与える可能性がある。
原油在庫量が増加する場合は需要の低迷を意味し、原油価格には売り材料となる。在庫量が減少した場合は需要の増加を意味し、原油価格の買い材料と解釈される。
02:00、ウォラーFRB理事 講演
02:00、⭐️⭐️セントルイス連銀ブラード総裁 講演
21:30、⭐️⭐️⭐️雇用統計
米非農業部門雇用者数は、農業を除く分野で前月の間に雇用された人数の増減を測定する指標。
労働省が発表する「雇用統計」の中核となる指標であり、失業率や平均時給とともに注視されている。非農業部門雇用者数はFRBも注目している指標であり、金融政策の決定にも影響を与える。毎月第1金曜日に発表される。
9(土)
00:00、NY連銀ウィリアムズ総裁 講演
04:00、⭐️消費者信用残高
米連邦準備制度理事会(FRB)が発表する消費者信用残高は、月毎の消費者の負債の増減を測定する指標。クレジットカードやローンに関するこの指標は、個人消費や消費者信頼感指数とも相関性がある。
ただし、この指標はきわめて変動が激しく、数値の修正が多い。
◆ 前週の振り返り
27(月)
23:00、中古住宅販売、予想外のプラス 厳しい環境は継続
住宅価格が高騰している上、ローン金利は2008年以来の高水準付近で推移しており、買い手の環境は厳しさが増している
金利上昇により借り入れコストは一段と高まることが予想されるが、一方でそれにより住宅需要が抑制され価格上昇圧力が緩和される可能性はある
28(火)
07:30、NY連銀ウィリアムズ総裁 米利上げでも景気後退リスクは小さい、軟着陸は可能
経済成長率1-1.5%に減速予想も景気後退見込まず
22:00、⭐️住宅価格 伸び鈍化、2021年以降初 減速の最初の兆候とも
住宅ローン金利は2021年以降、2倍近くとなった。金利急上昇と高額の物件価格は潜在的な買い手を圧迫し、一部地域では住宅市場が減速し始めている
一方で、米20都市の住歌く価格指数は伸びが加速
23:00、⭐️⭐️⭐️消費者信頼感指数 1年4カ月ぶりの低さ
・6月の米消費者信頼感指数は98.7に低下 21年2月以来の低水準
・期待指数が大きく低下、ほぼ10年ぶりの低水準
・インフレが消費者の景況感を引き続き暗くしている状況が浮き彫りになった
29(水)
21:30、GDP Q1 確定値、個人消費は大幅下方修正
個人消費がコロナ禍からの回復過程で最も低い伸びとなった。改定値からは大幅下方修正となり、従来の想定以上に米経済が弱い足取りとなっていたことを示唆
22:00、パウエルFRB議長 ECBフォーラムにて 発言
FRBの金融政策が行き過ぎるリスクはあるのかという質問に対し、パウエル議長は「イエス」と答えつつ、それよりも大きなリスクはインフレを沈静化するための行動が足りないことだと述べた
30(木)
21:30、⭐️⭐️⭐️個人消費者支出(PCE) 実質ベースでマイナス 景気足取りの弱さ映す
インフレ高進や米金融当局の利上げを背景に、景気の足取りが従来の想定よりも幾分か弱くなっていることが示唆された
消費は予想を下回ったが、需要は崩れていないことも示された。サービスへの需要は底堅く、以前より予想されてきた財からサービスへの消費需要の移行を浮き彫りにした
21:30、新規失業保険申請件数 小幅に減少
先週の米新規失業保険申請件数は小幅に減少し、労働市場の環境が改善しつつあることが示唆された。ただ、なお1月に見られた水準付近にとどまっている
7/1(金)
23:00、⭐️ISM製造業総合景況指数 6月は2年ぶり低水準 受注が縮小
サプライチェーンの逼迫(ひっぱく)と生産制限が緩和している兆候として、入荷遅延と受注残の指数がそれぞれ20年以来の低水準に落ち込んだ
一方、生産指数は4カ月ぶり高水準
23:00、米建設支出 5月は予想外に減少 民間住宅低調
尚、まとめるにあたり下記の情報を参考にしています