8/18(木)🗽米国株は小幅高📈　強弱混合の経済統計を受け、米国経済の力強さ&インフレのピークを消化しながら、株価は下落後に押し目買いが入り、後半反発する流れ🤔✨

2022年8月19日 16:52

・先週の新規失業保険申請件数は３週間ぶりに減少し、労働需要の強さを示唆
・8月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数は3ヶ月ぶりにプラス
・7月の中古住宅販売件数は6ヶ月連続で前の月から減少、住宅市場が急速に悪化

○債券市場では
　年内の利上げ継続の一方、来年は利上げ停止期待も高まり利回り低下

○株式市場では
　セントルイス連銀ブラード相殺75bp利上げ支持発言など、利上げ加速の警戒をしつつも、一方で下落局面では押し目買いがしっかり入る展開
　インフレ抑制に向けたFRBの金融政策の行方に注目しながら、下値はだんだん切り上げられ、じわり上値トライを継続中

○FRB高官の発言
　高インフレに対する警戒を継続、また楽観的に傾きつつある株式市場には警告を促す発言を繰り返す流れ

FRBの金融政策は「データ次第」引き続き要！Check👀✨

良質な情報と共に🍀

◆各種チャートでMarketの流れを確認

様々な資産をグループ分けして、動きを比較出来るように並べて見ると
・改めて　　何が要因で動いたのか？
・お互いが　どのように関連しながら動いているのか？
のヒントが見つかります👀✨
全体を俯瞰して眺めるとマーケット全体の流れを理解しやすくなります😉

強弱混在の経済統計と企業決算は市場に方向性を与えず、相場はもみ合った

○ S&P500先物
良好ない経済指標(新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀製造業景況指数)を受けたり、セントルイス連銀ブラード総裁の75bp利上げ支持発言で株式は売られる局面がありましたが、押し目買いが入り下げを戻す展開🙆‍♂️

○ VIX指数📉
引き続き不安定な株式相場の中でも終値ではしっかり低下🙆‍♂️

○ 原油価格📈
良好な経済指標が需要減速懸念を相殺し原油価格先物が反発

○ 10年国債利回り📉
前日に公表された7月FOMC議事要旨を受け、FRBのインフレ対応姿勢がそれほど積極的ではないとの見方が広がり、利回り低下🙆‍♂️

○ S&P500📈
１週間の動きを見ると上値を抑えられていると見える一方で、売られた際の下値を切り上げている一面もあり、米国株は底堅い力強さを感じる展開🙆‍♂️

○ VIX指数📉
VIX指数は20ポイント割れが定着されつつあり良好な展開🙆‍♂️

○ 原油価格📈

○ 10年債利回り📉

なかなか上抜けることが出来ない米国株の動きですが、下値がしっかり切り上がっており、底抜けリスクがありつつも、上値トライを繰り替えている展開🙆‍♂️

○ S&P500 > NASDAQ > N Yダウ
　 +0.23% 　 +0.21% +0.06%

○ +0.44% ラッセル2000

○ +2.28% SOX

9月FOMCにおける50bp、75bpの利上げ確率は未だ拮抗している状況ではありますが、その後は11月25bp、12月25bp利上げ確率が高水準となっている為、債券利回りが「利上げペース減速」を消化しつつある状態

○ 短期債
2年債利回り -2.52％ 📉　3.2120
⭐️年内の利上げ継続は変わらずとも、来年以降の利上げ確率が低下しており、短期債利回りは低下

○ 長期債
10年債利回り-0.57％ 📉　2.8790
⭐️米国経済の力強さを示す経済統計の一方で、インフレのピークを示唆する経済統計を受け、長期債利回り低下

○ 10年債と2年債の利回り格差
　-0.333(前日-0.400)
⭐️スプレッド縮小
年内の利上げ継続を消化する中、じわりスプレッドが縮小

○ 為替　米ドル
+0.71% ドル円 135.889
+0.82% ドルインデックス📈
-0.87% ユーロ/ドル

⭐️FRB高官が利上げ継続で一致が材料視され、ドル指数は高値をつけた

○ 仮想通貨
-0.03% ビットコイン📉　23,341

良好な米経済指標と堅調な米燃料消費が他国の経済成長鈍化による需要減退懸念を相殺した

○ +2.77% 原油先物📈　90.55

○ -0.48% 天然ガス先物📉

○ -0.20% 金先物📉　1,773

○ -4.08％小麦先物📉

○ VIX指数📉　19.56
⭐️20ポイント割れが定着しつつある動き🙆‍♂️

○ VIX指数先物の各限月
第一限月( -9/21) 23.00
第二限月(-10/19) 24.95 スプレッド +8.4％ (←前日+8.6％)
第三限月(-11/16) 25.95スプレッド +4.0%(←+3.8%)
⭐️限月の切り替え後、スプレッドがじわり拡大しつつある良い流れ🙆‍♂️

⭐️FRB高官のタカ派発言を受けながらも、9月FOMCの利上げが50bp、75bpと意見が割れており、この日の利上げ確率は低下

現在のFF金利 225-250bp　　　　　　　　　現在の利上げ見通し
9/21 300-325bp以上 40.5% (前日40.0％)　 50bp or 75bp
11/02 325-350bp以上 68.0% (72.5%)　　　 25bp利上げ
12/14 350-375bp以上 60.9% (65.3％)　　　 25bp利上げ
2023/7/26 350-375bp以上 57.0% (65.3%)　　

⭐️年内の利上げ継続。一方で来年は利下げを織り込むのは早過ぎですが、少なからず利上げが停止される見方が高まりつつあります

◆BARRON’S記事をベースにポイントを整理

前日に公表された7月FOMC議事要旨では引き続き利上げ継続が示唆された一方で、「データ次第」で利上げペースが減速する可能性も示唆

(木)はセントルイス連銀ブラード総裁が9月FOMCにて75bp利上げを支持する一方、慎重な見方も示され、マーケットでは好感された

そのような中、来週開催されるジャクソンホールシンポジウムでは26(金)の日本時間23時からパウエルFRB議長が講演
発言に注目が集まりますが、FOMC議事要旨とは異なりタカ派的な発言となる可能性がある

◆今、そして　これから

「インフレのピーク」を確認した後に。。。

FRBの金融政策は「データ次第」

⭐️次回の9月FOMCは9/20〜21と1ヶ月以上先👀✨

今後の注目イベント
8/25〜27　ジャクソンホール
9/2　雇用統計
9/13　CPI

インフレ率はピークと言えども未だ高水準
引き続き目が離せなそう💦

『強気相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、陶酔の中で消えていく』
by 米著名投資家　ジョン・テンプルトン