米国株 チャートから見える景色🗽7/1(金)
週末企画として、ETFと個別銘柄のチャートをまとめてみました
テーマとして
主要ETF、大型グロース株、シクリカル株、ディフェンシブ株
時間軸として
週足(約3年)、日足(約10ヶ月)、30分足(10営業日)、5分足(1日)
グループ毎に分けた個別銘柄を テーマや時間軸に分けて
並べて見ると新たな発見、気付きがあります💡✨
「株価は神聖なもの」そして
「株価には先見性がある」という言葉に基づくと
今、何が起きているのかをきちんと見つめ直すことがとても大切です❣️
その為には
ひとつの銘柄を調べて評価する「絶対評価」に加えて
他の銘柄、他の時間軸で比べる「相対評価」を踏まえて
見つめ直すと新たな発見、気付きがあると思います😉💫
今回はテクニカル面での初めての投稿となります
今後、週末に振り返りが出来るように掲載予定
参考になるような工夫、バージョンアップを図っていきます
尚、こちらで使用しているチャートは私が愛用している
Finviz.com を参考に紹介しています
良質な情報と共に🍀
① 主要ETF
SPY:SP500 ETF
VIXY:VIX指数 短期先物 ETF
USO:米国 原油 価格連動 ETF (United States Oil)
IEF:米国国債7-10年 ETF
※債券価格の動きは利回りとは逆の動きになります(債券価格下落→利回り上昇)
⭐️週足 約3年間を振り返り⭐️
・SPY:2020年コロナショックを受けた後も大幅上昇、2022年に入り下落に転じ、現在弱気相場入り
・VIXY:VIXY指数の短期先物を参照にしたETFの為、⭐️中長期的には下落し続けるのでご注意下さい
・USO:コロナ禍の中、2020年3月に底打ちし、2022年ウクライナ危機で更に加速して上昇
・IEF:2022年に入り、FRBによるゼロ金利解除が視野に入り急落、利回り上昇局面に
⭐️日足 約10ヶ月間を振り返り⭐️
・SPY:2022年年初を高値として下落に転じ、反発を試すも戻し売りで更なる底値を探る展開が続く
・VIXY:厳しい投資環境が続く中でもVIX指数が25〜30の警戒モード水準で上下繰り返す展開
・USO:2022年に入り、上昇基調が続くものの、6月上旬120ドルを上値に高値推移な展開
・IEF:2022年に入り、下落基調が続き、利回りが上昇したものの、6月中旬の3.5%を上値に転換?
⭐️30分足 約10営業日 6/17(金)-7/1(金)を振り返り⭐️
・SPY:6/24(金)に大幅上昇したものの、翌週下落し、「弱気相場のラリー」一時的な反発に終わった恐れ
・VIXY:VIX指数が25-30で推移し、投資家心理が不安定な状況が状況を示唆
・USO:原油価格WTIが110ドル台とピークアウトを探る動きも、余談を許さず
・IEF:米国債10年利回りが3%割れで先週末(金)を迎え、利回りピークアウトを期待する兆しがチラホラ
⭐️5分足 7/1(金)の動きを振り返り⭐️
・SPY:寄付き後は下落したものの、1時間程で反発に転じ、週明けの祝日、3連休を前にしっかり上昇
・VIXY:米国株が上昇し、リスクオンで推移する中ではVIX指数は低下し、ETFのVIXYも下落
・USO:供給懸念が、景気減速懸念を上回り、原油価格は反発、USOは高値推移
・IEF:インフレ抑制に向けた断固たるFRBの姿勢により、景気後退懸念が進み利回り低下、IEFは高値推移
② 大型グロース株
MSFT:マイクロソフト
AAPL:アップル
TSLA:テスラ
NVDA:エヌビディア
⭐️週足 約3年間を振り返り⭐️
・MSFT、AAPL:米国株を主導し上昇してきたものの、2022年に入り、下落に転じてしまう
・TSLA、NVDA:GAFAMに先んじて、2021年11月を高値に反落、2022年は更に下落を加速😭
⭐️グロース株:バリュエーション(PER)の高さが警戒され、利上げ局面では米国株の下落を主導する展開
⭐️日足 約10ヶ月を振り返り⭐️
・MSFT、AAPL:年初来の下落から春先まで一旦反発するも、利上げ開始を前に警戒感が高まり下落へ
・TSLA、NVDA:GAFAMに比べ高PERで利上げに対する警戒感も高く、ボラティリティが高い展開続く
⭐️グロース株は企業収益(EPS)に対して高く評価(PER)されている為、金利上昇局面では企業が稼ぐ収益の将来価値が低下する恐れがある為、評価される株価の水準が低下する(マルチプル・コントラクション)
⭐️30分足 10営業日 6/17(金)-7/1(金)の動きを振り返り⭐️
・グロース株:三連休明け、6/21(火)の週は底値を固め始めた期待が出始め、週末24(金)は大幅反発
しかし、翌週27(月)以降は下落に転じ、前週末(金)の大幅高が「弱気相場のラリー」一時的な反発に終わってしまったとの懸念が高まっている状況😅
⭐️7月中旬以降に本格化する企業決算に向け⭐️
企業業績の下方修正、アナリストによる業績予想の引き下げが警戒されている状況😰
⭐️5分足 7/1(金)の動きを振り返り⭐️
週明けの祝日、三連休を前に、意外にも力強い上昇
⭐️「利上げ」と「景気後退」に対する懸念、リスクは既に、古い話になったのか?🤔⭐️
⭐️ただし、NVDAは低調な動き😰 データセンターの需要減速、仮想通貨の急落継続など課題山積⭐️
③ シクリカル株
景気動向によって、業績が大きく変動する銘柄のこと
「景気敏感株」「景気循環株」とも呼ばれます
特性として、景気後退局面では業績の落ち込みが激しく
逆に景気拡大局面では業績の伸長が著しくなります
シクリカル株へのお薦めのタイミングは、「これから景気が良くなるのでは?」という局面に投資するのが良いと一般的に考えられています
CAT:Caterpillar(キャタピラー)、世界首位の重機メーカー
UPS:United Parcel Service、世界首位の小口貨物輸送会社
DAL:Delta Air Lines(デルタ航空)、世界有数の航空会社
JPM:JPMorgan Chase & Co.、世界有数の金融グループ
⭐️週足 約3年間の動きを振り返り⭐️
コロナ禍の中、2020年下期のワクチン接種が広がり、リベンジ消費期待など需要回帰、景気回復期待で上昇
しかし、政府による景気刺激策のサポート材料がなくなる中、2022年は上値重くなる展開😅
⭐️日足 約10ヶ月の動きを振り返り⭐️
米国において3月25bp、5月50bp、6月75bpと利上げが加速する中、インフレ抑制に向け、FRBが進める積極的な金融政策により、景気が減速→後退が意識され、シクリカル株は下落幅を拡大😰
⭐️30分足 10営業日 6/17(金)-7/1(金)の動きを振り返り⭐️
加速する利上げペースが警戒される中、リセッション(景気後退)懸念も高まり
シクリカル株は反発が試される局面でも、都度「戻し売り」に打ち返され下落する繰り返し😭
⭐️5分足 7/1(金)の動きを振り返り⭐️
寄付き後の下落から反発に転じるもグロース株、ディフェンシブ株に比べると上値思い展開💦
シクリカル株の動きは リセッション(景気後退)懸念を反映💦
④ ディフェンシブ株
景気サイクルに左右されにくい銘柄のこと
「守りに強い株」ということになります
特性として、景気後退局面が到来したとき、比較的業績の悪化が少ないような業種を指します
ディフェンシブ株への投資タイミングは、「これから景気が悪くなるのでは?」ということが心配される局面に投資するのが良いと一般に考えられています
PFE:Pfizer(ファイザー)、世界最大級の製薬メーカー
PG:P&G(プロクター&ギャンブル)、世界最大の日用品メーカー
VZ:Verizon(ベライゾン)、通信サービス世界最大級、米国ではAT&Tと2強
AMT:American Tower(アメリカン・タワー) 米国REIT、放送用タワーなど保有
⭐️週足 約3年間の動きを振り返り⭐️
コロナ禍で米国株が全般的に反発する局面でもディフェンシブ株は相対的に軟調な動き🤔
しかし、2022年に入り一転、利上げ、高インフレ、景気減速→後退が意識されると共にディフェンシブ株は物色され直され始め、しっかしした株価推移へ👍
⭐️日足 約10ヶ月の動きを振り返り⭐️
2022年に入り、3月に利上げ開始、米国債20年利回りが上昇する中、株価の上値が重くなるものの
5月FOMCにて50bp利上げ後、更なる利上げ加速が意識され始め、米国株全体が下落基調になるとディフェンシブ株は物色され直し、「守りに強い株」としてのヘッジの役割を果たす展開に👍
⭐️30分足 10営業日 6/17(金)-7/1(金)の動きを振り返り⭐️
グロース株、シクリカル株が軟調だった6/27の週は相対的に底堅く推移👍
⭐️5分足 7/1(金)の動きを振り返り⭐️
米国株が力強く上昇する中、グロース株ほどではありませんが、シクリカル株よりはしっかり推移🤔
⭐️将来の株価は 「神のみぞ知る世界」
それでも、マーケットには未来を探る為のヒントはあるハズ❣️と私は思います
テクニカル分析のやり方は人それぞれ♪
こちらで紹介したようにテーマ、時間軸で分けて相対的に見渡すことによって
見えてくる景色も変わってくると思います
新たな発見、気付きの一助になることが出来るように頑張っていきます😄✨
尚、まとめるにあたり下記の情報を参考にしています