米国株 経済スケジュール🇺🇸7/18(月)-24(日)
◆ スケジュール確認の前にマーケット動向を振り返り👀✨
リセッション(景気後退)懸念が高まる中、、、
前週はFRBの金融政策が「積極的でなくなる日」を探り、今秋以降に利上げペース減速の期待を見出し始める リスクオンな株価上昇の展開
・債券利回り、商品価格は6月中旬をピークに下落傾向📉
・株式は底値を探る展開から、底固め→反発📈をトライする流れへ😉💫
前週のチャート 4(月)独立記念日、三連休明け、5(火)-8(金) ↓
今週は重要イベント(CPI、企業Q2決算)を前に株価の上値が重い展開でスタート😅
13(水)CPI 消費者物価指数、14(木)PPI 生産者物価指数を受け、物価圧力の勢いの強さが裏付けられ→ 利上げ加速懸念→ いきなり7月FOMCにて100bp利上観測が台頭しリスクオフ📉へ😰
しかし、14(木)寄り前にPPI発表以降は高インフレ→ FRBの利上げ加速→ リセッション懸念→ 経済需要減速→ 商品価格が下落、利回り低下に結びつき✨
マーケットは『インフレ懸念』後の姿を模索し始める展開📈で反発😉💫
⭐️株価の注目は『インフレ懸念』から脱却し、本格化した『企業Q2決算の行方』に投資家視線が移った感じ
⭐️来週はFOMC前のブラックアウト期間に入りFRB当局者の発言は無く、重要な経済指標発表も少ないので、より一層『決算』に注目が集まらざるを得ない状況に
今週のチャート 11(月)-15(金) ↓
来週のマーケットに向き合う為にも
重要な経済スケジュールを確認して頂き、、、、
また、前の週の注目イベントをBloombergとREUTERSの記事で振り返りが出来るようにわかりやすく整理してみました♪
良質な情報と共に🍀
※ 日本時間で表記
7/18(月)
ブラックアウト期間〜FOMC 27(水)迄
FOMC開催前に政策 担当者が公の場での発言を控える期間
23:00、NAHB住宅市場指数
住宅建設業社の景況感を示す
同指数は約900の建築業者を対象とした調査からまとめられる。50を上回る数値は米国の住宅市場に建築業者が明るい見通しを持っていることを示す
7/19(火)
21:30、⭐️建設許可件数
新たに建てる建築物で政府より許可された件数のこと
件数の増減により住宅市場の景気の判断材料になるため、住宅市場にとって重要な指標である。住宅着工件数の先行指標としても注目されている
7/20(水)
23:00、⭐️中古住宅販売戸数
前月に販売された中古住宅戸数を測定するもので、NAR( 全米不動産協会)が発表
新築市場より規模が大きい中古住宅市場の指数は、住宅市場の景気を測る上で重要視されている。住宅市場は経済全体に与える影響が大きいため、国全体の経済状況を確認する上でも重要
23:30、週間石油在庫統計(EIA)
7/21(木)
21:30、⭐️新規失業保険申請件数
米失業者がはじめて申請した失業保険給付の申請件数を測定する指標
労働省によりまとめられ、毎週木曜日に発表
週次の失業保険申請件数は、速報性が高いため失業率や非農業部門雇用者数の先行指標として注目されており、雇用市場の健全性を測定する方法として使用される
21:30、⭐️⭐️フィラデルフィア連銀製造業景気指数
フィラデルフィア地区の製造業部門の景況感を測定する指標
0を上回れば製造業部門の景況感の改善を示すが、0を下回る数値は悪化を示す
同指数はフィラデルフィア連銀が発表し、同地区の約250の製造業者を対象に現状と半年先の景況感についてのアンケート調査からまとめられる
米ISM製造業購買担当者景気指数と相関性がある
7/22(金)
22:45、⭐️マーケット総合PMI
S&P Global総合購買担当者指数
22:45、製造業購買担当者指数
7/23(土)
7/24(日)
次週以降の主要イベント
・26(火)-27(水)、FOMC
・28(木)、Q2(4-6月)GDP速報値
◆ 前週の振り返り
7/11(月)
23:00、コンファレンスボード雇用情勢指数
7/12(火)
深夜、カンザスシティー連銀ジョージ総裁:急過ぎる利上げで「オーバーステア」懸念
6月のFOMCで75bpの利上げに反対票を投じていた
ミズーリ州での講演で「政策金利の軌道についての意思伝達は、そこに至るまでの速さよりも、はるかに重要だろう」と指摘
「金利をあまりに速く動かすとオーバーステアとなる可能性を高める」と語った
インフレ加速を抑えるために早急な利上げを望むのは理解できるとした上で、そうすることでかえって打撃をもたらすことを懸念していると説明
深夜、⭐️セントルイス連銀ブラード総裁:利上げによる景気後退リスクを重視せず
AP通信とのインタビューで、「今は強いインフレがあるが、問題は景気の腰を折らずにインフレ率を2%に戻せるかどうかだ。私は可能だと考えている」と述べた
朝方、⭐️アトランタ連銀ボスティック総裁:米経済は大幅な追加利上げに対処可能
記者団との電話会見で「経済が次の行動に耐えられると確信している。 75bp(の利上げ)を支持する」と語った
リセッション(景気後退)を誘発せずに政策金利を「中立」水準と見なす3%程度に引き上げることは可能との認識を示した
同総裁は今年のFOMCで投票権を持たない
引け後、⭐️⭐️⭐️米CPIは「非常に高い」水準が予想される:大統領報道官
同報道官は記者会見で、「ガソリンと食品の価格がウクライナでの戦争によって引き続き大きな影響を受けている」と指摘
エネルギー価格はその後下落しているとも述べた
19:30、⭐️NFIB中小企業楽観指数:6月は9年半ぶり低水準
インフレに対する懸念が背景
ただ事業の拡大は続いており、労働需要は引き続き堅調だった
熟練労働者と非熟練労働者の双方が不足しており、建設、製造、サービス業で人員不足が特に深刻
20:00、OPEC月次報告:2023年の石油市場見通しを公表 ひっ迫緩和見込まず
新型コロナウイルス禍からの景気回復に伴い燃料需要が高まる中で、世界の油田や製油施設はその需要に追い付けずにいる
原油価格はバレル当たり100ドルを超え、生活費の高騰や世界的なリセッション(景気後退)リスクを悪化させている
7/13(水)
02:00、⭐️米国 10年物中期国債入札:軟調な結果、応札率は低水準
最高落札利回りが2.96%と 、入札締め切り時の予想利回りを上回り、軟調な結果となった。需要の 目安となる応札倍率は2.34倍。リフィニティブによると20年12 月以来の低水準だった。
朝方、リッチモンド連銀バーキン総裁:今月の利上げ幅50と75bpの双方に含み
ノースカロライナ州シャーロットでの講演後に記者団に対し、「私は会合の2週間前ではなく、会合が開かれる週に決めるという選択の価値を尊重する一人だ」と発言。「しかしパウエル議長が前回示したガイダンスは非常に正当だと私は思った。われわれは会合前にもう少し多くの情報を得られる上、重要な消費者物価指数(CPI)の発表がある。私は判断を保留する」と語った
21:30、⭐️⭐️⭐️CPI(消費者物価指数):前年同月比9.1%上昇に加速 FRBへの圧力強まる
米金融当局は積極的に利上げを実施するとの決意を固める可能性が高いが、それは景気拡大の流れを大きく損なうリスクを伴う
今回の統計は物価圧力の勢いが強く、かつ経済全般に広がっており、実質賃金に一段と影響を与えていることをあらためて確認する内容となった
米金融当局はこの結果を受けて、需要抑制に向けた積極的な政策方針を維持する見通しだ。中間選挙を控えて支持率が低下しているバイデン大統領や議会民主党にも一段の圧力がかかるとみられる
野村のエコノミストは顧客向けリポートで、現在は100bp利上げを予想しているとし、「予断を許さない状況だが、予測と最適な金融政策の観点の双方から『正しい』判断だとわれわれは考える」とコメント
JPモルガン・チェースは「7月に100bp、9月に75bpの利上げが実行されれば、年末にかけての成長見通しは恐らく悪化するだろう。金融引き締めがもっと前倒しになる動機が与えられたことが最大のインパクトだという考えに、現時点では傾いている」と述べた
労働省が毎月発表しており、消費者が購入する商品とサービスの価格変動を測定
米国における購買傾向の変動およびインフレを測定する重要な手段であり、金融政策を決定する上で参考にする重要指標である
バイデン氏、「きょうのデータは、ここ30日近くにわたるガソリン値下がりの影響を完全には反映していない。ガソリンスタンドでの価格は6月半ば以降、約40セント下がっている」
その上で、「こうしたガソリンの値下がりで、米国の家計には一息つく余裕が生まれている」と語った
7/14(木)
02:00、米国 30年物長期国債入札
03:00、⭐️⭐︎⭐️ベージュブック(米地区連銀経済報告):「著しい」インフレ続くが、減速の兆候も
ベージュブック公表前に発表された6月の米消費者物価指数(CPI)は、前年同月比で9.1%上昇と、約40年半ぶりの高い伸びとなった。連邦公開市場委員会(FOMC)は積極的な利上げに乗り出しているが、米国のリセッション入りを巡る懸念も高まっている
幾つかの連銀は、食品やエネルギーなどの価格上昇が「過去数カ月間と比べて減速した」としつつ、「依然として歴史的高止まりが続いている」との見解を示した
深夜、⭐️⭐️アトランタ連銀ボスティック総裁:6月CPIは懸念要素 あらゆる行動考慮へ
「数字は懸念すべき要素だ」とし、「あらゆる行動が考慮される」と説明
そうした行動に100bp(1.00%)の利上げが含まれるのかとの質問には、「全てという意味だ」と答えた
インフレを抑制することは景気減速を意味するとしても最優先課題だと述べ、「物価安定は力強く堅固で持続可能な労働市場の前提条件だ」と付け加えた
朝方、⭐️⭐️クリーブランド連銀メスター総裁:7月会合で75bp以上の利上げ必要 CPI受け
「インフレ統計を踏まえれば、前回会合よりも利上げ幅を小さくすべき理由はないのが明らかだ」と指摘。100bp(1.00%)の利上げを検討すべきかどうかの質問に対しては、次回会合までにさらなるデータ発表があり、決定はその段階で下すことになると説明
「これから会合が予定されており、適切な政策の道筋について議論することになる。きょう決めなければならないわけではない」と話し、会合までに注視する指標として小売売上高や、ミシガン大学消費者マインド調査のインフレ期待などに言及
「リセッション(景気後退)のリスクが高まっている点を認識した上で、当局にとって最優先課題はインフレ抑制と言いたい」とし、「これに対処しなければ、米経済の問題は先行きもっと増えるだろう」
21:30、⭐️⭐️⭐️PPI(生産者物価指数):予想上回る11.3%上昇 インフレ圧力緩和の兆しも
「総合PPIの数字は大幅な上昇だが、中身を見ると川上から川下へのインフレ圧力が極めて緩慢にではあるが、明確に緩和していることが示されている」
21:30、⭐️新規失業保険申請件数:24.4万件に増加 8カ月ぶり高水準
「基本的な方向性は、減少トレンドから緩やかな増加へと変化している。依然として強さを示しており、経済は堅調なペースで雇用を創出し続けているが、FRBによる引き締めは労働需要をリセットし雇用を減速させるだけでなく、レイオフの増加を招くだろう」
7/15(金)
00:00、⭐️⭐️⭐️ウォラーFRB理事:75bp支持、積極行動も示唆 トレーダーに迷い
アイダホ州ビクターで開かれたグローバル・インターディペンデンス・センターのイベントで講演
6月の消費者物価指数(CPI)が非常に大きな伸びとなったことを受け、今月のFOMCでの0.75ポイント利上げを支持する考えを示した
講演後の質疑応答では、75bpという利上げ幅は「極めて大きい」とし、FOMCがそうした幅の利上げを選択した場合、金融当局が役割を果たしていないことにはならないと述べた
さらに、「100bp利上げしないからという理由で役割を果たしていないなどと言うべきではない」とし、「行き過ぎた利上げはしない方が良い」と付け加えた
21:30、⭐️⭐️⭐️小売売上高:6月は予想上回る伸び インフレが数字押し上げか
「高い水準にある貯蓄や賃金の増加に支えられ、米家計の支出額はこれまでとほぼ同程度になっているが、おおむね物価上昇に伴うものであり、実際に購入が増えているわけではない」
「とはいえ、この日の統計で短期的なリセッション(景気後退)に関する臆測は後退する可能性がある。米金融当局が今月の会合で75bpの利上げを実施する軌道上にあることは変わらない」
21:30、NY連銀製造業景気指数:予想に反し3カ月ぶり拡大 先行きは急低下
22:15、鉱工業生産:6月の製造業は0.5%低下
自動車・部品などの幅広い商品の生産指数が低下し、FRBによる政策金利引き上げが製造業に打撃を与えていることを示唆
23:00、⭐️⭐️⭐️ミシガン大学消費者信頼感指数:米消費者の長期インフレ期待、1年ぶり低水準
インフレ期待の低下は、物価上昇圧力の定着を回避したい米金融当局にとってはいくらか安心材料になるかもしれない。ただし詳細を見ると、賃金上昇分を相殺して余りあるインフレが消費者に痛みを与えている姿も浮き彫りになっている
7/16(土)
7/17(日)
尚、まとめるにあたり下記の情報を参考にしています
https://jp.investing.com/economic-calendar/
https://wsjpro.calreplyapp.com/wsj-pro-central-banking-calendar
https://www.barrons.com/market-data?mod=BOL_TOPNAV