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「可愛い」は正義。しっかり伝えるべし

最近の若い人(10代~20代前半?)のルッキズムというか、
完全に整った美しさ、可愛さを徹底的に求める風潮が不思議である。
SNSの普及によるものが大きいのだろう。

2000年生まれ以降からこの傾向が強いようにも思う。
ふう、1990年代生まれで良かった。数年の誕生年の違いでここまで変わってくるのか~と驚くレベルである。

今の若い人はお互いに「可愛い!」と褒め合ったりするのだろうか。
私も身近に可愛い人が大量にいるが、もはや可愛すぎて気軽に「可愛い」なんて言えない。
奥手なおじさんみたいな発言だが、ふとした瞬間でもうわ、可愛い…と思わず見惚れてしまうと「可愛い」なんて直球の言葉が出てこないのである。
遠まわしに褒めることもできない。全部軽々しく聞こえてしまうので。

だから代わりに第三者に「〇〇さん可愛いよね。同じ女だけど可愛くてびっくりする。呼吸止まる。周りの男はなぜあんなに普通に接せられるのか?」と伝えて同意を求めるキモムーブを取ってしまう。
こう書いている自分が非常に気持ち悪いことは重々理解している。

でもそういう人って、日本人ならそれなりにいるのではないだろうか。

そしてだからこそ、人から「可愛い」と言われると嬉しい。レアなので。
(レアというのは自分がいわゆる「超かわいい」の部類の顔面ではないので、「超かわいい人」が周りから可愛いと言われる、意外と低い確率に比べたらだいぶ低いという意味でのレアという意味である。解説長い)

もちろん生理的に無理な人から言われるのは無理なのだが(辛辣でごめんなさい)、ある程度関係性ができた人だと嬉しい。
一つの「可愛い」だけで数日、いや何週間か仕事やその他諸々頑張れる。レアなので。

せっかくなので、私自身が「可愛いと言われて特に嬉しかった時のシチュエーション」は以下の通りである。
あえてランキング形式にはしない。できない。

※普段公衆の面前では決して言わないので。個人的なnoteなのでこれぐらい許してください。あ、通りすがりの男性は何かの参考にされてください。。

1. 諸事情で雨のなかカッパを着てミノムシみたいに小っちゃくなってる姿を「・・・だいぶかわいいよ??!」と言われたこと
→確かにこれは大多数の人が可愛くなる気がする。ミノムシ女子いいよね。(え?)

2.  居酒屋で直接ではなく、店員さんに「この子可愛いよね~」と言ってくれる。そして店員さんも「いやぁほんとに!!」と心から同意してくれる。
→もし店員さんから見たらそこまで可愛くなくて、とりあえず愛想笑いされたパターンだったら「いやほんとごめんなさい。こんなことまで接客させてしまって」という羞恥心で死ぬ

3. 何かに対してめっちゃ怒ってて自分の顔面がどうとかまったく気にしてない瞬間を「可愛い」と言ってくれる
→熱弁してるのを可愛いと言われるのは予想外だけど、だからこそ嬉しい。びっくりする

4. 「いや、多分今写真撮られたらだいぶブスやろ」という気の抜けた瞬間を「可愛い」と言ってくれる

5. 「可愛いなぁ〜と出会った初日から思っていた。そっかタバコ嫌いなんだ…喫煙者だとアタックのエントリーすら得られないんだ。じゃあもうこの後駅のゴミ箱にアイコス捨てるから!見てて!!」って言ってまじで帰りに捨ててくれた元カレ。なおその後付き合ったが正味2ヶ月ぐらいで別れた

こうやって文字に書き起こすと、その時言われた瞬間を思い出してとっても幸せな気持ちになれる。
いやー本当にね、ありがとうございます。可愛いと言葉にしてくれて。
言葉にしてくれることが大事なのだ。
言葉にしてくれる人の存在、ありがたみを身に染みて感じる次第。

これからもこういったありがたいお言葉を活力にして、しぶとく生きていきます。

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