屍の関係

髪を切る美容師と髪を切られながらスマホを見ているお客さん。人と人が鏡越しに面と向かっているのに、全く意に介さずお互いがそれぞれの仕事をする。その2人の関係はさながら屍のようだった。

我が身を振り返ると場面場面で自分自身が屍になってしまっていたことに気がついた。他人は自分を写す鏡である。

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Hota
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