臭う楽器を弾くか臭わない楽器を弾くか?臭う人か臭わない人か?
■楽器と音楽とニオイ
いきなり何のこっちゃってな今回のテーマ。
何となくってイメージを挙げるとすれば、
「国産か?USAか?」
意外と分かりやすい感覚かもしれません。
「あ~!そういう事ね!」となるはず。
ま~、何でしょう?
「おぉ!ロックだねぇ!」
「イぇい!ファンキー!」
「う~んジャズだ….!」
みたいに強力に連想させる、納得させられる、そんな音が存在する事実。加えるなら、土地柄、民族性みたいなものまで音には宿るってのが面白い。
ジャズベとかで言えば、
「お!ニューヨークな音!」
みたいなやつとかあります。
アメリカ旅行の際の経験、車内で聴いたラジオのハマりっぷりったらなかったっす。
「あぁ!この曲はこの国とこの土地から生まれたんだ!」
みたいな感覚がほんと凄かった。
知ってたはずの曲がまた別物に聴こえたのが衝撃でした。
土地や国に限らずドラマや映画、アニメやゲームの音楽で考えてもピンと来るものがあるはずですし、私の世代で言えば「ファミコンの音だ!」みたいに興奮する何かとか絶対にあります。
自分が今持ってるベースの中でそんな特有の【臭い】ってやつを放つ楽器を挙げるとしたら、本家のジャズベ。こいつが実に面白い。
国産ハンドメイド系のジャズベが他に三本ある中、明らかに臭いが違う、強めのタッチで荒っぽく弾くと思わずニヤリとしちゃいます。
よく分からない謎の説得力。他じゃ出せない魅力。全然完璧じゃないのに何故か頷いてしまうサウンド。四の五の言わず楽しめてしまう気持ちよさ。実にナイスで心地いいベース。
ケチつけるだけ野暮な気がしてしまう、何ともずるい楽器。
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