楽器に対する遠慮や畏怖が消えると上手くなる。
■楽器様より人間様。
レッスンをしている実感、どうにもタッチが強くならない人、スラップの手応えが無い人、発音が曖昧で弱いままになってしまう人もいます。
そこで何となく感じるのは、
【憧れと恐怖】
これが強すぎるのかなって事。
多くの人が持つであろうこんな想い。
「楽器が弾けるってかっこいい!」
「楽器が弾けるって凄い!」
「音楽やってるって輝いてる!」
こういう素晴らしいワクワク。
でも、そんな素晴らしい感情なはずが裏目に出てしまう可能性もある、過剰な遠慮や距離、萎縮を生む原因になってしまう、無意識の恐怖や無力感が刷り込まれるんじゃないか、そんな事を思います。
また、なかなか難しいと思うのは、
「良い楽器を使おう!」
これが裏目に出てしまう事もありそうだっていう、そんな複雑な印象。
どういう事かと言いますと、
【大事にしすぎて恐る恐るになってしまう】
これも結構な問題としてありそうです。
高価な楽器を手に入れてしまったが故に、
「傷付けてはいけない….!!」
「乱暴に扱ってはいけない….!!」
「大切な宝物なんだ….!!」
そんな感情すら超えて、
「こんな良い物を自分なんかが持ってていいんだろうか….本当に楽器を弾く資格があるんだろうか….そんな才能なんて….」
もはや卑下の気持ちすら入ってしまうという、こんな事も決して珍しくないのかもしれません。
と、いくら何でもそりゃ大袈裟に考えすぎだ、シリアスすぎるって流れですが、私が実際にやったレッスン、その内容を考えると、意外に馬鹿に出来ない心理だと実感しています。
そのレッスン内容ってのは、
読んで頂きありがとうございます。サポートして頂けると今後の力になります。