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小林カツ代さんの「カツ弁」

定期的にリクエストされるお弁当があります。

「カツ弁」

見た目があまり可愛くありません(笑)

その昔、料理研究家の故小林カツ代さんが、TVでおっしゃいました。

「トンカツを揚げて、熱々のうちに炊き立て熱々のごはんの上に千切りキャベツをのせてトンカツをのせてギュッと蓋をする。美味しいのよ~。」

これに魅せられました。覚えているのもこれだけ(笑)

なので、基本を小林カツ代さんにいただいた感じです。

さて、そのカツ弁、私のお弁当作りマイルールを破ってます。

熱いものは冷ます→熱々のまま

火を通さないものは入れない→キャベツの千切りは?

掟破りのカツ弁、それでも美味しいのでずっと作り続けています。

【材料】お弁当なので1人分

豚ローストンカツ用 1枚

卵 1個(余ります)

牛乳 大さじ1

小麦粉

パン粉

キャベツ 2枚程度

ししとう5本(なくてもいい)

紅しょうが(なくてもいい)

とんかつソース

塩コショウ

【作り方】

1 豚肉の脂身のところに切り込みを入れ、ついでに肉の方も包丁の先でツンツンしておきます。(豚肉が熱でくるんと丸まるのを防ぐため)塩コショウもしてね。私は、生の肉を処理する時、まな板に載せず牛乳パックを開いた使い捨て紙まな板を使います。黄色く見えているのはパイナップルの切れ端が残っていたので豚肉を柔らかくするために塗りつけておいたもの。(この工程は省いてもOK)

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2 卵液:卵をときほぐし、牛乳大さじ1、小麦粉大さじ1を加え混ぜておきます。卵だけよりパン粉をつけやすいと思います。

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3 トレイにラップを敷いてパン粉を入れておきます。ラップを敷くことで少ないパン粉を肉につけやすくなります。トレイがなければ、調理台に直接ラップを敷いてパン粉を入れて準備してもOK

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4 豚肉に小麦粉→卵液→パン粉をつけます。ここまでは前夜に仕込んでおくと朝はらくちん。パン粉も馴染みます。

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****いよいよ揚げるよ!ごはんは炊き上がってるかな?****

5 キャベツを千切りにします。ししとうを洗ってからヘタを落とし水分をペーパータオルでふきとっておきます。先にヘタをとるとししとうの中に水が入って油はねの原因になるので注意してね。

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6 とんかつソース大さじ2をお皿に広げます。ウスターソース少々で割ってもOK。

7 フライパンに油を1cmくらい入れ火をつけたら豚肉のパン粉の付き具合を確認。ついていない所がないようにね。フライパンにパン粉をひとつ落として温度が上がっているのを確認したら豚肉をやさしく入れる。

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8 こんがり焼き色がついたら裏返し、ししとうを入れます。ししとうはすぐに火が通るので忘れずに引き上げてね。

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9 豚肉の裏面もいい色になったら引き上げます。

****ここから手早くね!写真撮ってる場合じゃありません****

10 豚肉を一口サイズに切り、ソースの上に並べます。

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11 炊き立てご飯をお弁当箱に詰め、千切りキャベツを乗せます。わが家は雑穀米です。

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12 豚肉をキャベツの上に並べ、とんかつソースを回しかけます。

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13 ししとうと紅しょうがをあしらい、素早く蓋をします。ギュッとね。うちのは工房アイザワのステンレス製なので手で持ったらアチチです。これではなんの写真かわかりませんね(笑)

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****出来上がり~~!****

ソースかつ丼みたいなものですが、熱々のまま蓋をするのでキャベツがしんなりしするし、カツとソース、キャベツ、ごはんがランチタイムに丁度いい感じに馴染みます。時間が最後の仕上げをしてくれるんですね。これはお弁当ならではの味です。

ところで、このカツ弁ははウインナークラブさんの豚肉で作りました。我が家の豚肉はほぼウインナークラブです。全国各地美味しい豚肉がありますね。お肉によって味の変化が楽しめます。

そしてとんかつソースは「ヘルメスソース」の無添加シリーズ。エルメスじゃあありません(笑)これもずっとずっと使い続けています。美味しいよ~。

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トンカツ用豚肉を1枚だけくぐらせた卵液、多分余っていますよね。これをマヨネーズ少々を塗った耐熱容器に流し入れ、レンジで1分チン。薄焼き卵もどきができました。冷めたら細切りにし、細切りのキュウリと和えると小鉢ができてちょっとお得な気分。

あ、すっかり忘れてた「カツ弁」。ランチタイムでね、どうぞ召し上がれ。


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