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ハイシーズンの高尾山に登山初心者と行ってきた

怖いものみたさでハイシーズンの高尾山へいってきた。

きっかけは大学時代に同じ寮で生活をともにした友人が遊びにきてくれたこと。

最初は散歩でもするかぁ、と話していた。
東京に限らず、居住地は観光するところがない。彼女自身も関東に住んでいたことがあるし、数回遊びに来てくれていたので観光名所はほとんど巡っていた。最近はすてきな雰囲気のカフェ探しがてら、ひたすら散歩をするのが通例となりつつあった。

散歩候補地を探しつつ、どこがいいかと軽く話を進めていく。

ふと紅葉シーズンだよねえ、という話から、ハイシーズンの高尾山は人が多くてやばいらしい、と話がそれていった。もともと多かった観光客が昨今のオーバーツーリズムでさらに大変なことになっていると噂の高尾山。数日前に知り合いが高尾山にいっていて、そのときはケーブルカーが2時間待ちになりそうだと話を聞いていた。

好奇心は猫をもなんとやらというけれど、ちょっと、いやだいぶ気になった。そこまで人が集まる観光地。

いってみる?と、話はトントン拍子に決まった。

自宅から高尾山へは約2時間。

なるべく早めに登り始めたい、と彼女に伝えたところ、起きれるかわからんとなり私の家に前泊することになった。おいでませーと快諾し、初登山である彼女に必要最低限の持ち物リストをLINEで送った。
ちなみに冬の低山を登るための服装と持ち物リストはこんな感じ。

服装
・半袖
・ヒートテック
・ウルトラライトダウン
・ウィンドブレーカー
・タイツ
・動きやすいズボン
・履き慣れた靴
・帽子

持ち物
・小さめのリュック
・行動食(カロリーメイト、チョコ)
・朝ごはん(菓子パン)
・靴下の替え
・タオル
・下着の替え
・日焼け止め
・メイクセット(リップとアイブロウだけ)
・マグカップ(キャンプとかに使うやつ)
・無印のチャイ
・お湯の入った水筒
・500mlの水

登山といえば温泉もセットなので着替えも用意。頂上でちょっとお茶する用にお湯とマグカップも準備した。

遅くとも7時に登り始めたかったので、目標は4時15分起き。が、私も彼女もわりとのんびり動きがちなので30分遅れることを想定しておいた。

そして当日。まさかの予定通り30分遅れで出発した。伊達に4年間いっしょに過ごしてないなと笑い合う。

まだ真っ暗な午前5時

あまり眠れなかった、と話しながら電車に揺られ、高尾山口駅へ。降りた時点で結構な人がいた。
10時ころになったらやばいぞぉ、といいながらさくさくと登り始める。思ったよりも寒くなかったのでちょっと安心した。

一番スタンダードなコースを登っていく

数分の小休憩を細かくいれながら、登っていく。

前に縄文杉を見に登山をした際、案内の人が教えてくれた登り方だ。細かく休憩をいれて、のんびり山を感じながら歩く。疲れも感じづらいし、しゃべりやすい。よほど行程が厳しくない限りはこの登り方で登るようにしている。

1号路を選んだ場合、最初は舗装された道路を登っていくのだけれど、傾斜がすごい。ちなみに友人は前日にフットサルにいっていたのですでに疲労ぎみだった。ぜいぜいと息があがる。

半分紅葉、といった具合

ちょくちょく色づいている紅葉を見ながら、いろんな話をした。仕事に、今まで行った山、大学の友人たち。登っているとすぐに体温が上がり、半袖になる。休憩になったらすぐダウンを着る方式だ。

朝ご飯を食べたり、買ったお菓子を食べたり、ストレッチをしたり。

のんびりのんびり登っていく。

🎄

疲れたらすぐいってもらうようにした。
登山はたのしく登るべきだ。

おとしもの
ゴシック体いいね
おとしものなのか
だれかが祀ったのか

頂上近くになると出店が見えはじめた。

ケーブルカーの駅にはレストランまである。お団子屋さんにはすでに行列ができていて、昼時になったらすごいことになりそうといいながら通り過ぎた。お腹の余裕があったら帰り道に食べたかった。

到着

そして、頂上。
ついた〜!と人多っ!が同時にでた。予想よりはるかに人が多い。

場所取りをさくっとして
スカイツリーを探しながら軽く余った行動食を食べる。持参したお湯はまだあたたかく、チャイも好評だった。次行くときはカップラーメンを持ってこよう、と約束を交わす。

ちょっと歩いて富士山をみる。
きれいに晴れていて、よく見えた。学生の頃、富士宮市にいったことがある。嘘みたいにきれいだった富士山が、東京からもよく見えた。

でーん

高尾山には頂上にいろいろとお店がある。お蕎麦屋さんも気になったけれど、大行列だったのでテイクアウトで田楽とおでんを食べた。

一口かじったあとにあわてて写真を撮る図

そろそろ降りるか、と周りを見渡したら到着時よりも体感1.5倍の人たち。

これでもまだ午前11時前である。ひぇ〜といいながら気持ち速歩きで下山した。帰りはリフトに乗ってさくっと下山。安全バーがなく、結構なスリルだった。一番歓声をあげたかもしれない。

一応着込んでいたけど、リフトはめちゃくちゃ寒かった。

10分ちょっとで着いたリフト降り口には沢山の人が。
11時時点で45分待ちだった。今からもっと人が増えるんやねぇ、と苦笑いをしながらそそくさと高尾山口駅をあとにした。当初は温泉も高尾山口駅で入る予定だったけれど、予想以上に人が多かった。さすが高尾山。

下にはまだまだ並んでいる

温泉は自宅近くのスーパー銭湯にいくことにし、大人しく帰路についた。ちなみにふたりとも爆睡だった。


ハイシーズンの高尾山のすごさを目の当たりにし、大満足な登山だった。登りやすいし、いざとなったらリフトやケーブルカーで降りれるので初登山にはおすすめです。

友人は信じられないくらいの筋肉痛になっていました。おわり。

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Rina
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