美学に従って、ロマンチックに。
こちらは東京、日本初のりんご飴専門店から貴方だけにこんにちは。
株式会社ポムダムール代表取締役の池田と申します。
この度、ポムダムールトーキョー新宿本店がめでたく6周年を迎えるにあたってnoteのアカウントを作成してみました。
以前よりお客様や取材関係者各位、従業員より「池田の考え方や構造はnote向きだ!」といったご意見いただいておりました。(いやはや、私の思考回路に興味持っていただけるなんて光栄の至りに存じます)
弊社の経営理念は「美学に従って、ロマンチックに。」なのですが…【弊社の】と言っておきながらこれは私の個人理念であり…まあそれは同時に会社理念と同義とも言えるのですが…。
どういうことか、これがだいたい伝わらないんですね。
ある取材では「ありがとうございます」と言われました。
何がじゃ!
ですので、今回の記事は自己紹介を兼ねてこの壮大なテーマに関してです。
びがく【美学】
美の本質・原理などを研究する学問。
美の本質や構造を、その現象としての自然・芸術及びそれらの周辺領域を対象として、経験的かつ形而上学的に探究する哲学の一領域である。(Wikipediaより抜粋)
デカルトは「我思う、ゆえに我在り」と言いました。
私は「美は既にそこにあった」と思います。人間が作り出したものではなく、既にそこにあった。人間は美を発見し、観測し、独自に解釈するのではないかと。この地球上に人間がいなかったとしても、美はあったと思うのです。ただその場合は観測者がいませんので確認ができませんが…。
日常やそこらへんの道端にさえ無限に湧いて出る【美】に気付き、従うことが私の生きることの信条でもあるのです。
ロマンチック【英語: romantic】
( 形動 )現実離れしていて甘美なさま。空想的で波乱に満ちたさま。情熱と理想にあふれたさま。ローマン的。 「 -な夢を抱く」 「 -な物語」
(大辞林 第三版より抜粋)
ロマンとは人間が作り出した文化だと思います。ロマンの対象は常に人間本位であり、【美】とは相対的に存在する【人工物】かと思います。
我々が普段から目にしている林檎は本来の形からはかけ離れています。りんごの本来の姿はサクランボやスモモのように小さく、たくさん実ります。
ニュートンがあの日みた林檎はポケットに入るサイズです。もっと小さいかも。
そのように自然界に存在していた林檎(学名:マルスプミラ)を人間が香りよく、甘く、可食部分を増やし、色づきよくするために改良したものが今の林檎になります。
そして、その林檎に飴をかけ、さらに美しく、美味しくしようと試みているのが私であり、我々です。
これってとてもロマンチックだと思いませんか?
以上が【美学に従って、ロマンチックに。】です。
美を前にした私は美に従う他なく、美しい仕事や美しい製造、美しい手順などを心がけ、それらをロマンチックに仕上げたいと思うのです。