『刺激』ってなんぞや?
こんにちは!『NicoLink』です!
私が重症心身障害児の子を担当すると決まってから目の前に大きな壁が立ちはだかりました。それが、
「刺激」というテーマです。
子どもの実態を知らない上司が言います。
「同年代のクラスに入ればお互いにいい刺激になるから」
担当の子の発達段階を見極めたうえで、同年代の中で過ごすことが本当にいいことなのか?と悩みました。結果としてまずは発達が同じ子どもたちの中で過ごすべきだと上司に伝えました。
「安全第一」で行きたい私とインクルーシブ保育を推し進めたい上司。
この時点でほぼ全面戦争です(笑)
まず、私は「刺激」という言葉そのものを深堀りして考えました。
例えば、子どもの体に優しく触れるだけでも刺激になります。
耳が聞こえれば 聴覚 に、目で見れば 視覚 に刺激が入る。
これが「いい刺激」なのか、「悪い刺激」なのか?
刺激、しげき、シゲキ・・・・
いい刺激?悪いシゲキ?
刺激ってなんぞや?
刺激が重症心身障害児に与える影響
実は、重症心身障害児の子どもたちは、「ちょっとした刺激」で持病の発作を誘発することがあります。例えば、環境の急激な変化、まぶしい光、突然の大きな音。これらが原因で発作が起きる場合もあるのです。
だからこそ、上司が言う「いい刺激」が、本当にその子どもにとって必要な刺激なのか、慎重に考えなければいけません。
「刺激」=「実体験」?
私なりに考え抜いた末、たどり着いた結論があります。
それは、
「刺激=実体験」 なのではないか、ということです。
実体験から得られるものは、人から教えてもらうよりもはるかに大きな経験値をもたらします。保育士なら、日々子どもたちにどんな経験が必要かを考えることが仕事の一環ですよね?
そう考えたら、普段の保育とやることは大きく変わらないよね?
なんてちょっとでも思った保育士さん!
「重症心身障害児のインクルーシブ保育の第一歩踏み出せるかも?」
NicoLink