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テスラ購入 Model 3を注文するまでの買いたいメーター振り切るまでの出来事おさらい
買いたいメーター遷移図
自分が何をきっかけに買いたいと思うようになっていったかをまとめてみた。
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まず初めに車の買い替え自体はそろそろしてもよいかなと思っていた。大体決算期になるとトヨタのディーラーから買い替えの見積もり書が送られてくる。それを見ると、下取り価格が思っていたより高かったので買い換えてみてもいいかなと思わせる要素はあった。が、ミニバンにそのまま乗り続ける予定はあまりない。今までは子供が小学生で友達とかを乗せて出かけることがあったりしたので広いほうがよかったが、今年から中学生になるのでそもそも大勢乗せるというケースはほぼなくなるだろう。
始めは買おうとは全然思ってなかった。
理由は普通の人と同じ感覚だろう。(と思ってるが、普通ってなんでしょうね)
充電が苦労しそうだし、まだ日本で買うには早い
だ。
今思うと、その段階で止まっていたのでそれ以上深く調べることはなかった。
もう一つの理由としては、『値段が高い』こと。
これも、高いというだけでそれ以上ちゃんと調べようとはしていなかった。
があることがきっかけでもう少しちゃんと調べてみよう。
と思うことになった。
テスラが値下げしたということを聞いて、すでにテスラを持っている所有者に勧められたのだ。
値下げした、と言ってもトヨタやホンダなどの自分が買おうと思っている範囲のハイブリッドカーと比べたら安いわけでもない。むしろ、まだまだ高い。
テスラの価格推移を調べてみると、今よりも安かった時期はあった。最近かなり値上がりしていたので、むしろちょっと戻しただけにも見える。
が、これ以上に下がる可能性もあるだろう。
今のうちににほんてEV買って大丈夫かちゃんと調べるにはいい機会である。
そう思い本気でEV買ったらどうなるんだろう?
を想像してみることにした。
すると、どうだろう。
今まで深く考えていなかったところまで考えが及ぶようになる。
こんな感じに。
やっぱ気になるのは充電だよなあ。自分の家にEVがあったらいつ充電する?満タンになるまで何時間かかる?ん?そもそも、500kmも1日で車に乗ったことないぞ。そもそも、空になることなんてないのに、なぜ満タンまでの時間を気にする必要があるんだ?あぁ、ガソリンだと空になってもすぐ満タンにできるから単純に現状比較でマイナスになる面を気にしているだけか。今までは数分で満タンにできたのに、これからは1時間とかかかる。と考えるとイヤになってそこで思考停止に陥っているな。そもそも、数百kmも走る旅行は年に数回でほとんどは土日の買い物。そこでガソリン入れなくて家で充電できるっていいよね。旅行も大半は途中での充電を考える必要なさそうだな。問題は帰りだな、一番よく行く遠出は実家に帰省だ。250kmはある。さすがに往復は持たない。さすがに実家の近くに充電スポットがないと厳しいか。一応1時間以内で行ける場所にスーパーチャージャーがあるみたいだけど、遠いよなあ。そもそも、自宅での充電はやっぱりウォールコネクターつけた方がいいのかなあ。選択肢としてはモバイルコネクターってのもあるのか。充電速度考えるとウォールコネクターだよなあ。ん?モバイルコネクターだと100Vコンセントでもいけるのか。工事する前にそれで試してみるのもいいかもな。あれ?100Vで行けるってことは実家でも充電できるのか!てことは、2,3日充電し続ければ帰りも行ける??試してみる価値はありそうだな。
一つ問題と思っていたことをクリアすると、一段買いたいメーターが上がる。
問題が解決できなそうだったり、他の方にもっと魅力があることに気がつくと買いたいメーターは下がる。
今回の場合、大きな問題は2つ。
充電の問題と価格の問題だ。
充電は自分のライフスタイルなら問題なさそうであることはわかった。
次の問題は価格だ。
価格の判断は難しい。
もちろん、そもそもその金額を払うと生活に支障が出る場合は検討する土俵に上がらない。
そうでない場合は、その金額に見合う価値があるのか?が基準になるのだが、その基準は極めて主観的なものになってしまう。
日常生活が便利になり豊かさを与えるために買うのであって、週に2回使うくらいだったらシェアカーやレンタカーの方が維持費よりも安いから、というような論理的な計算で出せるものではないからだ。
主観的な判断を用いて色々な観点で主観的価値を積み上げていくことになる。
例えば、
きれいに乗れば売値も高くなるので、補助金分お得
レンタカーやシェアカーの借りる手間や計画する手間
ガソリンスタンドに行かなくてよくなる
ガソリン代より安い
などのコストや時間観点での試算
テスラの車自体がかっこいいので所有欲が満たされる
先進的なEVに乗れることの優越感
EV所有する新しい体験により知的好奇心が満たされる
高級車ではない?が、それなりに高い車なのでステータスアップ
などの欲求が満たされることによる幸福価値の試算
新しい体験により話題ができる価値
こうしてブログなんぞにまとめてみようという行動を促す価値
などの価値
後は、その人の性格(自分は割とあまのじゃく的な要素があり)による
まだ、周囲には持っている人がほとんどいない価値
まだ、EVは早いということに抵抗して実験する価値
あえてメジャーな外車を買わないことによる価値
などなどの総合的感情判断により価値の計算がなされる。
こう考えると車を買うということはその後の生活の体験価値の期待値を買っているのかもしれない。
旅行にお金をかけるのに近い気がしてきた。
なぜなら、車に乗りたくて旅行するという価値が生まれるからだ。
これは買ってみないと結果はでないが、色々なところに行きたくなってきた気がする。充電計画も立てたくなってきた。充電は苦痛ではない。自分の計画が正しいのかを検証するのゲームなのだ。とも思えるようになってきた。
という気持ちが膨らむ中で、
価格が相対的に下がる出来事が、五月雨的に発生する。
補助金が下がるかもしれない
テスラ値上がりするかもしれない
今の車を車検に出すと金がかかる
下取りよりも高く売れそう
など。
決断を急がせる要素が複数発生する。
こうなったら、もう買うしかない。
後は受験終了というトリガーが引かれるだけ。
そして、トリガーは引かれた。
よし。買おう。ポチ。
という流れである。
結局、それが費用対効果が良かったのか?論理的に正しいのか?なんてどうでもいいことである。自分が満足していればいいのだ。だって、楽しく過ごすために仕事してお金稼いでいるんだから。間違っていたとしても、それは結果が出て初めてわかることだ。
という感じである。
まあ、自分は割と熟考しないタイプなので、こんな感じである。
色々と全部リスクを潰してからじゃないと手を出さない人はもちろん判断基準が変わる。
どちらが正しいかは、本人の気持ちが満たされたかどうかで、そう考えるとどちらも正解なんだろう。
この過程で一つ気付いたことがある。
まず、検討の土俵に上がるというのが1つ目のきっかけであること。
そして、そのあとの買う、買わないの判断が、富士山状になっていること。
買いたいと買いたくないの間に火口のようなヘリがあり、真ん中はへこんでいてどちらに振れるかわからないニュートラルゾーンがあり、そこでは買う、買わないが揺れ動いている状態となっている。そして、ニュートラルゾーンを超えた時に後は転げ落ちようにどちらかに加速していく傾向があるなと感じた。
つまり、興味はあるものの買う、買わない、のどちらでもない領域があり、何かのきっかけで山を超えてしまうと、後はいい要素を集める傾向になり、悪い要素についてはそれなら問題なしという判断を下すバイアスがかかり始める。
もちろん許容範囲外のマイナス要素が見つかれば判断を変えるが、そうでない場合はその問題が許容できるかどうかを探り始めるようになる。
なぜなら、もう心の中ではほぼ買う方向に動いてしまっているからだ。
例えば、
テスラで充電できなくなるバグが発生したとしても、日本では発生してないよね。とか、ピンポイントで充電が必須の状態でなければ大丈夫だよね。とか、発生しても、まあそういうこともあるさ。と割り切るとか。
都合が悪いニュースは基本的は楽観的に考え大丈夫ならOK。いいニュースは良い方向へ。と言うように、まさに坂を転がり落ちていくように加速していく。
ここでは、ニュートラルゾーンではそれほど気にしなかったものもプラスへと転化していき、加速していく。
この状態ではもう自分では止められない。他から強力な拒絶がない限りは。
最も最たるものは、身内からの拒絶だろう。
こう考えると、買うに傾くのに重要なのはまずは検討の土俵にあがること、そしてニュートラルゾーンのヘリの部分を超えることに出来事が決め手となる。
おそらく、車の場合、ここを超える要素は人によって異なる。が、全体で見たら小さな出来事の一つの要素なのではないだろうか?
トン、と背中を押された程度の。
もちろん、一気に超えるケースもあるとは思うが、自分にとって高い買い物であるほど、そのケースは少なくなるのだろう。
ニュートラルゾーンに居続ける期間も関係している気がする。単純接触効果や確証バイアスが働くせいなのかもしれない。
ちょうどイメージで表すと、プラス、マイナスどちらであっても情報に触れる量が増えると勢いが増し、どちらにも行きやすくなるイメージだろうか。
そして、いつしかどちらかのヘリを超え転がり落ちていく。
こんな感じなんだろう。
これを、図解してみた。
まず、何かをきっかけで考えてみようと思う。
ここは大きな出来事ではあるが、まだちゃんとわかっていない。すごいほしいわけではないが、いいものが買ってもいいかもと思えている状況がこの状況なんだろう。そして、その状況でなんらかのきっかけで、もうちょっと調べてみようかと思うようになる。
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乗った後はどちらに行くかはわからない。
その人の調査の結果、どちらに傾くかだ。
網羅性とかは関係ない。あくまでもその人がどちらの情報に多く接するか、協力な要素となる情報が手に入るかが問題となる。
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調査の中にはプラスの要素とマイナスの要素が入り乱れており、本人がどれを入手するかによって変わる。
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買うほうに傾く要素を知った場合は、プラスの要素を意志に含み、買うほうへ意志が傾いていく。
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ただし、買うと決断するまでには壁がありそのパワーがないと調査を続けることになる。
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そうして、プラスの要素もマイナスの要素も加えながら意志が大きくなり続け、どちらにしようかが揺れ続ける。
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そして、いろいろな要素をくっつけて最終的にどちらかに傾く要素をくっつける。これが、もう買うor買わないの決め手となっているが最後の一押しは小さな要素の可能性もある。
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一度、どちらかの方向に傾くとあとは転がり落ちるようにそちらに加速していくだけ。
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あとは、プラスの要素を取り込んで、マイナスな要素をはじいていき。
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決断へと至る。
ようは、情報収集の積み重ねの中でどちらに傾くかが決まるので最後の1つは小さいものである可能性がある。そして、一度転がり始めるとあとはいろいろなことがプラスになっていくし、マイナスは問題にならなけばはじいていく。ということを表現したかった。
(が、考えながら絵を描いたので何かちぐはぐになっていそうな気もするが気持ちが伝われば良しとしよう。)
兎にも角にも、判断基準はいろいろな複合的な要素で成り立っているし、そのそれぞれはその人の認知をもとに成り立っているってことかな。
購買の判断基準を明らかにしようと思ったが、やっぱり難しいですね。