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恐怖体験

かれこれ20年以上前のことです。
当時はカラオケのレンタル会社に勤めており営業対象はカラオケボックスやスナックでした。
ある時新店舗オープンのお客様と契約でき
カラオケ機器一式を内装工程から立ち会いオーナーの要望にお答え設置させて頂きました。
その夜、オーナーから電話がありカラオケは止めたから機器を引き取ってくれとのこと
いきなりのことに慌ててお店でオーナーと話をするも止めたから引き取れの一点張り
もう仕方がないと思い契約書通り違約金を頂きますとお話するとオーナーの顔色豹変
真っ赤な顔で怒鳴る罵る
こちらは逆に冷静になってこの状態から機械を引き取るも時間が掛かるし設置資材代も頂かなきゃならないと伝えるとオーナー私をギッと睨み付けるとカウンターから奥へ入っていった。
奥にいたママさんが
やめて!やめて!逃げてーっ‼️と絶叫 
戻ってきたオーナーの手には果物ナイフが握られていた。
慌てて身を翻し店から外に出るとオーナーの足音が追ってくる
非常階段を掛け降りビルを出て落ち着いてから警察に連絡した。

オーナーの急な心変わりの理由
機械設置の直ぐ後に同業者が同じ機械でレンタル料金を安くすると営業してきていました。
私が持ち込んだ資材はそのまま無料で流用するつもりだったようです。

結果執行猶予が付いていたオーナーは実刑に

新店舗はオープン前日に閉店となりました。

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