23年12月第5週の振り返り(今週の買付銘柄・受取配当金報告・12月末時点の保有銘柄と株数・雑感)
〇今週の買付銘柄
12月25日(月)~29日(金)に買い増しした銘柄と株数は以下の通り。
〇受取配当金報告
以下、12月の受取配当金およびこれまでの累計受取配当金です。
12月の配当金入金をもって、今年の受取配当金額が確定。円配当(4.9倍)・ドル配当(4.3倍)共に前年比で大きく増加しました。労働からの入金・買付を繰り返し株数が増えたことが大幅増の主な理由ですが、企業増配の力も侮れません。
しっかりと働き、適度な倹約に努め、割安と思えるタイミングで優良株を買い、株数および配当金を増やす。時に企業増配の援軍が加わる。そして、時間をかけて配当金を最大化していく。来年以降もこの投資スタイルを地道に続けていきます。
〇12月末時点の保有銘柄と株数
3か月に1度、長期配当口座の銘柄および株数について記録を残しています。
〇雑感
大納会だった昨日29日の日経平均終値は3万3,464円。昨年22年の終値は2万6,094円でしたので、今年は約28%上昇したことになります。この上昇率は、アベノミクス初期の2013年以来10年ぶり。また、年間の上げ幅は7,369円とバブル期の1989年(8,756円高)以来の大きさとなっています。
今年は日本株にとって様々な追い風が吹いた1年となりました。以下、年間を通して報道等で語られた主な追い風の一覧です。
このように日本株を取り巻く環境は極めて良好で、出来過ぎなくらい好材料が重なった1年となりました。
上述の通り、今年の日経平均上昇率は約28%ですが、株式の平均的な年間リターンを踏まえると、歴史的な上昇と言って良いでしょう。まさに「稲妻が輝く瞬間」だったと思います。
ただ、これだけ上昇したとはいえ、個人的には現状の日本株が全体として「割高」になったとまでは言えないと思っています。29日時点の日経平均PERは14倍台後半。年初の12倍からは切り上がっていますが、「万年割安の日本株」から足元の利益対比で「フェアバリュー」に水準訂正が起こったとの認識です。
さて、今月末をもって株式投資を始めて丸2年となりました。個人的には、様々な相場を経験し、乗り越え、継続してこそ一人前の個人投資家になれると思っていますので、投資家2年目に歴史的な上昇相場を目の当たりにしたことは良き経験になったと思っております。
一方で、いつ何時その逆(歴史的な下落相場)を経験することになってもおかしくありません。いつ来るか分からないが、歴史を振り返ればいつか必ず訪れるのが暴落相場です。
少し脇道にそれますが、モーガン・ハウセル著『サイコロジー・オブ・マネー』に次のような一節があります。
(投資に限ったことではありませんが)非常に共感する一節です。この一節を踏まえると、暴落未経験の私が軽々に「暴落時に自信を持って買い向かいます!」等とは言えません。
ただ、前もって想定かつ準備をしておくのとそうでないのとでは、事が起こった時の対応がまるで違ってくるだろうとも思っています。長期チャートをチェックし、指数および各企業の暴落時の下落率を知ることで、(あくまで「過去の」ではありますが)最悪期を知っておくこと。また、歴史を振り返れば、株価の暴落・低迷は辛抱強い長期投資家にとってリターンを大きく増やす絶好のチャンスであること。投資を始めたばかりの頃から、ジェレミー・シーゲル著『株式投資の未来』(通称赤本)や長期株式投資さんの書籍・ブログ・Xでの発信などから学ばせて頂き、定期的に思い返すことで体に刷り込ませてきました。
来年2024年がどんな相場となるか分かりませんが、まずは勤勉に働き、種銭をしっかり稼ぐこと。投資に関しては、初心を忘れず、謙虚に、少しずつ勉強を重ねながら、これまで通りのスタイルを粛々と続けていくこと。どんな相場となっても、やることを変えずに淡々と続けられるかどうかが、長い目で見た時に大きな差となって現れてくると思っています。
最後になりますが、私のつたないnoteをお読み頂いている方、コメント欄やXのリプに記事の感想などメッセージを下さる方、大変励みになっております。いつも本当にありがとうございます。来年も何卒よろしくお願い致します。それでは、良いお年を(^^♪