私は社会に揉まれて精神的にキツくなったり、人間関係で思い悩んだりすると敢えて引きこもったりせず外へ行く。気分転換のつもりなのかもしれない。
今まで周りの同世代の友達よりも色んなものを見てきたと思う。
キラキラするもの、ドロドロするもの、キュンキュンするもの、ハラハラするもの、、、、
例えば大学の授業をキャンセルして片道2時間かけて日帰りで京都に行ってみたり、思い立って入社式前日に札幌に飛行機で行ってみたり、一番遠いところだとドイツのノイシュバンシュタイン城に行ってみたりした。
理由はわからなかったが、ここから離れてどこかに行きたくなる衝動によく駆られていた。
今日もまた、バスで3.5時間かけて遠出している。
見たことないほど綺麗な川、山桜、サービスエリアの澄んだ空気、人気のなさ。
全てが魅力的に見えて、こんな素敵な世界があるんだ、と思うと同時に昨晩までの躁鬱感が意味わからなく思えるし、悩みの全てがアホくさくなって、自分の視界の狭さに気付かされる。
私は世界の一片だけを見て、そこに縛られて、感情までもをそこに支配されていることに気づく。
まだ目的地には着いてないけれど、これから見たことをないものを沢山見れることがとても楽しみだ。
私は今日もアクを出しに出かけているのかもしれない。