ウイルス感染について今伝えておきたいこと2
以前 ウイルス感染について今伝えておきたいこと で、元日にメールを送ったら友達の家族が新型コロナウイルスに感染していたという話をしました。
今回はその後どうなったかということについてです。
最後に、今から準備しておくべきものなどについても触れています。
前回までの流れ
元日、友達にお正月メールを送ると「家族2人がウイルスに感染している。私は無症状だけれど、おそらく私も感染している可能性が高い」という返信がきたことから友達の身に起こっている状況を把握しました。
年末頃に大規模なクラスターが近場でいくつか発生し、知らぬ間に友達の家族も感染していた、というのが前回までの流れです。
今までお住まいの都道府県内で何百人という感染者が出てしまっている土地にお住まいの方からしてみると、今更感が否めないような内容にもなってしまうかもしれませんが、私が住む土地は今までは1日10人以下とそこまで感染者数が多くなかった土地でした。
返信が来る
4日に「体調に変化は無いかどうか」と連絡を入れたのですが、すぐには返信は来ませんでした。
昨日返信がきた際に「電話がしたい」と言っていたので会話をしたのですが、声がおかしい。
「私もウイルスに感染していた。今日やっと喋れるようになったところ」とのこと。
感染してしまっていたか...。
今回の流れ
まず、前回電話をした翌日から彼女の身には症状が現れ始めたそうです。
・嗅覚異常(においがしない)
・味覚異常(味がしない)
・喉の痛みと咳
・頭痛
・発熱(38度台)
検査者で溢れ返りなかなか順番が来ないPCR検査がこの日だったそうですが、上から順に症状が現れ始め、検査を受ける頃には嗅覚異常と味覚異常、喉の痛みと咳が始まっていたそうです。
ここで検査結果が「陽性」と出たわけですが、この時点でホテルへの移動を促されたそうで、家にいる昨年末から感染していたもうひとりのご家族と一緒に2つ隣街にあるホテルまで、係の人が迎えに来てくれた専用車で移動したとのこと。
ホテル内では何日かに一度PCR検査を行い、陰性になったら自宅へ帰るという流れだそうです。
※土地により状況、流れは多少異なります。また、ここのホテルでは建物が完全に分けられており、患者と従業員同士の接触は一切無いそうです。
今の状態
私が昨日電話をした時は喉の痛みが随分とおさまった頃だったようです。
熱は最も高くて38度台までだったと話しますが、37度台の微熱が今も続いているとのこと。
彼女はネットが好きですが、パソコンを持ってきたにも関わらず倦怠感などから「今のところ一度もパソコンを開いていない」と聞きました。
味覚異常、嗅覚異常が思いのほかツラいそうで、何を食べても味もにおいもせず食欲がなくなるそう。
また、自分自身が回復してきていることは体感としてわかるものの、ご家族が入院していることが気がかりで余計食欲が湧かなくなってしまうようです。
伝言
また友達から新たに伝言を受け取りましたので、みなさんも参考にしていただけたらと思います。今から準備をしておくべき項目もあります。
①完治まで予想以上に時間がかかると思った方がいい
もうひとりのホテルに宿泊した家族は、去年の12月22日には症状が出始めていたそうです。
今日はどうかわかりませんが、現状で2週間ほど陽性です。
「これくらいの頃には治っているだろう」という適当な目安はつけない方がいいとのこと。個人差があるそうです。
例えば職場や学校へ期間を伝えておくと、期間が延びていることで心配をさせてしまったり、相手側の予定に影響してしまう可能性があると話していました。
②ペットを預けられる人を確保しておくこと
これは盲点だったのですが、彼女の家には猫が2匹います。
「ホテルへ移動してください」と言われた時に困ったのがペットで、
預けるサービスへ連絡をしたところ、あちこちで全て断られてしまったそうです。
既に満員、もしくはウイルス感染者であるため断られたかもしれないとも話していました(はっきりとした理由はわからないそうです)。
最終的な手段として、家の中に大量に水と食料を置いて、部屋も窓を少しだけ網戸にして風通しが良い状態にして家を出て来たそう。
予定では今日にはもうひとりのご家族が家に帰ると聞きましたが、そもそも「陰性」にならなければ帰ることができないので心配です。
できれば親戚など信頼がある間柄で、いざという時に動物を預けられる相手を今から確保しておいた方がいいと話しています。
※“この人ならいけるだろう”というこちら側だけの思い込みだと、いきなりお願いした時に断られる可能性もあると考えます。彼女の場合もそうだったようなので、事前相談必須です。
③帰宅用の私服を持って出た方がいい
これはどういうことかというと、ホテルに行くまでは専用車で迎えに来てくれて移動ということだそうなのですが、帰りは陰性の状態でホテルから出るので、公共交通機関等を利用しひとりで帰宅しなければならないそうです。
彼女は急いで準備をしてホテルに来たので
「パジャマらしきもので来てしまった...」とのことで、帰る時が恥ずかしいそう。
迎えに来てくれる人がいないのであれば、外に出るための私服は持って出た方がいいと言っていました。
これは病院で入院することになった人も同様で、せめて服は上下1着ずつ、アウターも持って出た方がいいそうです。
「服を届けようか」と言いそうになりましたが、ホテル宛てに届くよう通販をするという手もあることを伝え今回は移動を控えました。
私も他人事だと思わずいざという時のためのことを思うと、色々と考えさせられます。
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