小さなバイキング
以前 ローカル番組 というテレビに関するお話をしましたが、その流れで昔観ていたアニメの中で印象深かった作品があったなということを思い出しました。
バイキングの物語なのですが、今回はそのアニメ作品のことについてお話ししたいと思います。
作品について
私が昔観たアニメ作品の中でも記憶に残っていたのは
「小さなバイキングビッケ」というタイトルの作品でした。
「小さなバイキング」はスウェーデンの作家・ジャーナリストである
ルーネル・ヨンソンの児童文学シリーズです。
「小さなバイキングビッケ」は日本版タイトル。
ドイツでは「Wickie und die starken Männer」というタイトルで公開された後、ヨーロッパを中心に全世界に輸出されているそう。
1972年にはドイツのZDFと日本のズイヨー映像の共同によってテレビアニメが製作されたのですが、1972年から1974年にかけては国際共同制作として、アニメ制作会社の瑞鷹よりアニメ映像が制作されたそうです。
2011年にベルギーのstudio100により3Dアニメとしてリメイクされ、ディズニー・チャンネル版として公開。
2020年には国内でCGアニメーション映画作品も公開されています。
参考⇒ 小さなバイキング
あらすじ
主人公の男の子ビッケはフラーケ族のバイキングです。
身体の大きな父とは正反対にビッケは身体が小さく力も無かったのですが、頭脳明晰であったため特別にバイキングの一員として認められ、父と共に船で航海します。
行く先々でさまざまな事件や困難に遭遇しますが、ビッケお得意の知恵でその困難を次々と乗り越えていきます。
参考⇒ 小さなバイキングビッケ
この作品との出会い
私が「小さなバイキングビッケ」と出会ったのは、学生の頃でした。
記憶が曖昧なのですが、2000年代中頃(私が小学生か中学生頃)あたりの朝6:30~7:30頃に放送されていたと思います。
毎朝かかっているものなので当時は何となく観ていただけだったのつもりだったのですが、観始めると夢中になっていました。
ビッケが最終回を迎え、別のアニメに切り替わってからは興味がなくなり映像そのものを観なくなってしまったので、この作品が好きであったということに後々気付いたような感覚でした。
ビッケが男の子であるということと、スウェーデン作家の作品でありドイツとの共同作であるということなどは、今回調べるまで知りませんでした(なぜかビッケは女の子だと思い込んでいました)。
最も印象的な回
この物語の中でも最も印象的な回がありました。
それはビッケが森の中に入っていく際に、
道に迷って帰って来られないようなことがないよう、自らが着ているセーターを解いて木に結び付け進んで行くという回です。
そうすることにより
帰る時はそのセーターの紐を辿って帰れば良いので、元いた道に必ず帰って来ることができるという知恵には心を動かされたものがありました。
長らくこの作品のことを忘れてしまっていたような気がしますが、森を見た時や何かをする際に、たまにこのセーターの知恵を思い出します。
このアニメは大人が観ても楽しめるような内容であったと記憶しているので、また観てみたいなと思ったのと同時におすすめしたい作品であるとも思いました。
いつも頭の中で「もし無人島に迷い込んだら......」という空想につい浸ってしまうという方にもピッタリの作品であるかもしれません。(私はそうなのですが、同じことを考えてしまうという方はいらっしゃるでしょうか)。
ちなみにですが1972年に制作されたアニメ作品なので、今の40代~50代くらいの方であれば知っている可能性があり、このアニメの内容を教えてもらえるかもしれません。
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