都の子
いろいろあって、久しぶりに少し本を読んでいる
読んだっけ、初めてだっけ
そんなこと考えながら読んでいくけど
同じ作者のエッセイいくつか読んでるからはじめてなのか尚更わからない
その中で、バラが咲いた~の歌を
明るい歌だと言っていてものすごく驚いた
驚く程には歌詞もはっきり知らないし
たしかに長調の曲だけれども
マイナーコードひとつだけの単調さが逆に淡々としているせいか、私には裏にうっすらと怖さを感じる
日常にひっそりといる危険みたいな
平穏が停滞してやがて退廃していくような
夏の日差しで焼き付いて色褪せてしまったような
なんとなく、童謡とか、昔話とか
裏に怖いものがあるんじゃないかって思ってしまうのは
グリム童話のせいなのかな
でも地方の昔話とかも、怖い描写が多いし
そんな感じを受けることから
大人が動揺を歌うってなかなかにその裏を汲み取って歌うわけだから
私がのばらを歌うときっと少し物悲しく聞こえたりするのかな
いつか、童謡とかを歌ってみたいって思うけど
年をとったからこそそう思うのだという気がする
子供の頃、慣れ親しんだものも
こういうものだと、ラベリングしたものも
見返したら絶対、違うものに見えると思う
定期的に見返す
時間は足りるかな
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