【あらたま流きもの雑記】先ずはお試し!から始まった、あらたま流和洋折衷きもの遊び【火曜日連載:2022年2月8日版】
初めましての方、ようこそいらっしゃいました。
二度目以上お運びの方、本日もありがとうございます。
こんにちは、あらたまです。
こちらのエッセイ連載をお読みくださっている方々のお陰で、note運営さんからお知らせをいただける日がございます。
大変に有難い事です。深く、深く、感謝申し上げます。
私の「書く理由」というのはだいたいにおきまして、書かずにあの世に行ったら後悔するだろうなというものです。
読んでいただける、それを楽しんでもらえる、延いては応援していただける。というのは、もはやスペシャルボーナスとも言うべきもの。いっそ現世利益と呼んでも良いですよ。
この有難い賜り物は、決してアタリマエに有るものではありません。それをしっかり肝に銘じて、本日も楽しく書いてまいります。
どうぞ最後まで、お付き合いの程をよろしくお願いいたしますね(^^♪
それでは、始めましょう。
いつもの拙著宣伝のあとに、目次が続きます。
本日ご紹介の一式
ある定休日の一式です。
私が普段「定休日」と呼んでいるのは、対外的に御用向きをお聞きしたりしないということで、主にオンラインでリアルタイムに活動することをお休みする日のことです。
対外的にお休みでも、書く・読むという行為そのものはほとんど休んでいません。何と言いますか……私のくらしの大半はそれで出来てるので(;^ω^)
生活や書き物に関する調べ物、向学のため・趣味のための読書、ちょっと書き進めておきたい原稿など、個人的に「穴倉」と呼んでいる作業スペースでガツガツ取り組んでいます。
リラックスしつつも、作業には集中したい。そういう日には、ササっと着替えられるきもの×カフェエプロンが嬉しい。
泥大島は丈夫で汚れも目立たず、普段着にもってこいですので、休みの日にも習い性のように袖を通しています。
このウサギさんもだいぶ長い付き合いになってきまして、私の骨格を熟知しているかのようにヒタッと寄り添うくらいしなやかになってきましたけど、袖の振りなんかはまだまだパリッとしていて実に頼もしいです。
丈夫で長持ちと言えば、大島に合わせることの多いこのカフェエプロンもそうです。
色合いが素敵で、触ってすぐにわかる「丈夫!長持ち!」な風合いも気に入り、お値段も手ごろでお迎えしたのは一体ン年前でしたっけ??……というこちらはレ・トワール・デュ・ソレイユさんのお品。
店員さんが冗談交じりに「使いようによっては一生モノです」と仰っていたのが印象に残っています。その時は、またまた御冗談をと半笑いでお返事してしまったのですが、ほんとにその通りになってしまいそうでちょっと怖いです(;^ω^)
たぶん、この一枚だけを毎日毎日……だったら話は違っていたかも。私は何枚かのエプロンをかわりばんこに使うので、余計に長持ちしてしまっているのかもしれません。
あらたま流和洋折衷きもの
半衿をバッチリ付けた襦袢に紬の長着。
そこに八寸帯を締めて。帯枕を背負ってTHE御太鼓でもいいし、小粋に銀座結びでもいいし……。
とまあ、ざっとイメージを書きましたけども、そんあパッと見にド定番の和装でも、足元を草履からブーツに変えると、全体のバランスがグッと西洋の方に傾きます。
和洋折衷と一言で表されるスタイルも、人によって千差万別の表現の仕方があります。
その違いがどこから来るのか?大雑把な言い方をすれば、和と洋の混ぜ方・配分割合に依りますかしら。
私の好みの匙加減はその日のきものアイテムを一つ~二つ、洋装のに置き換えるというもの。全体を見渡すと、和の配分が多めの方がしっくりくるみたいです。
定番は、今日の一式でもご紹介した帯の代わりにカフェエプロンのスタイル。これはおうちにおこもりする時限定の、超リラックス且つ作業に集中するためのスタイルです。
お出かけ着に和洋折衷を取り入れる時は、襦袢をの代わりに冬はタートルネック、春と秋はカジュアルシャツを合わせるスタイルが多いです。
タートルネックの一式比較
一枚のタートルネックを襦袢替わりに、ちょいとそこまでお買い物的一式を組み立てた時の例を二つほど、置き遊びしてみました。
※今回登場したタートルネックはUNIQLOのヒートテック。細かな花柄がリバティプリントっぽくて可愛いでしょう?
木綿のきものが和洋折衷と相性が良いのは、素材として和洋を問わないところもあると思います。
紬もざっくりした風合いやモダンな柄なら、和洋折衷初めてさんでもお洋服の感覚で気軽に着こなされるのではないでしょうか?
「これはどうかしら?」
悩んだら、先ず平置きで合わせてみる!すると、意外としっくりくることがあります。それでもなんか違うなあという時は、帯を変えるとピタッとはまったなんてことも、ね。
冬バージョンと春バージョンの一式比較
次の比較写真は、きものと帯は同じものを合わせています。
違うのは、襦袢替わりに着るもの。冬向けにはタートルネックを、春向けにはコットンシャツを合わせました。
一枚のきもので盛夏以外のどの季節も過ごせてしまうという一例にもなるでしょうか。
私個人の趣味なのですけど、シャツはノーアイロン派です。洗濯時に弱く絞ったシャツをパンパンと叩いて大きなシワを伸ばしたら、あとは生地の重みで細かな風合いジワを残しつつ乾燥させます。きもの生地に「縮」というのがありますが、イメージとしてはそれをシャツでも味わいたいのです。
そのように手入れしたシャツも、カジュアルなデニムきものはまとめて、しっくりと来る全体像を作ってくれます。
※今回使用したシャツはメンズ向けのカジュアルコットンシャツです。
他にも……
上記のような襦袢替わりのアイテムにパーカーを重ねるということもやりますよ!きものって、重ね着と相性が良いのです。
パーカーは薄手と厚手、両方ありますから、揃えておくと重宝。季節によって、パーカーを単体で襦袢のポジションに着る場合もあります。
和洋折衷で何処へ行くぅぅ
私個人としましては、和洋折衷式の時には帯結びをぺたんこ型に結ぶことが多いです。
そこにスニーカーを履き、リュックを背負うと広範囲をガツガツ移動しまくる取材向けのアクティブ一式になります。カメラ等機材も、PCも、全部担いで何処へでも!
どこに行っても怖い話の種を拾って、むにゃむにゃ考えては書きますねえ……あー、旅に出たい!!
私はとんと御縁がありませんけれども、という但し書きが付くスタイルですと――黒留袖のようなフォーマル向きとされるきものを、フリルやリボンの小物と上手に合わせて、カジュアルドレスのように着こなす方もいらっしゃいます。
でね、そういう方のお出かけ一例はというと、ドレッシーなお洋服のお友達とホテルのラウンジでアフタヌーンティーを楽しんだりされるそうです!す、素敵すぎるΣ(゚∀゚ノ)ノキャー
こう見えても不肖ワタクシ、アフタヌーンティーをエレガントに楽しむ世界線に密かに憧れてるんですよ……嗚呼、来世に期待(悲哀)。
いかがでしたか
ファッションて、時代と人に連れて移ろいゆくから面白いと思います。
宮中晩餐会に御呼ばれした!というような話でもなければ、私のような市井の民には「ドレスコード」という単語自体、それほど縁が無いような気もします。
年だから?
性別的に?
こういうセルフバインドも昨今は「どんどん緩めていこう!」という風向きですから、普段着を楽しむという点ではとてもありがたい時代になったなと嬉しく、ひとりほくそ笑んでおります。
場を弁えることと、ご一緒してくださる方への思いやり、リスペクトは大切ですが、それを差し引いても、自分らしさの表現の自由のフィールドって広くて深いと思うんですね。
せっかく、こういう時代・風俗の中に生まれたのなら、楽しめるものはとことん楽しんで生きたいなと思います。
記事のテーマとして取り上げて欲しいという質問・ふとした疑問がございましたらコメント欄や質問箱でお寄せ下さいませ。
質問箱は匿名でのご質問を受け付けておりますので、恥ずかしがり屋さんでも大丈夫!Twitterに連動していますので、回答がそちらに流れることもございますが、きものに関する回答はnote内で出来る限り分かり易くお答えしていきます(公序良俗に反するもの・個人情報流出の可能性のあるものは、如何なることもお答えできません)。
記事を書いた人についてはコチラをどうぞ
コメントでの気軽なお声掛けは随時、お待ちしております。
スキマーク・フォロー・マガジンのフォローも、勿論ウェルカムです。遠慮なく、無言でどうぞヤッチャッテくださいませ。
それでは。
最後までお読みいただいて、感謝感激アメアラレ♪
次回もお楽しみに、バイバイ~(ΦωΦ)ノシシ
よろしければサポートをお願いいたします!サポートして頂きましたらば、原稿制作の備品や資料、取材費、作品印刷代、販路拡大、広報活動……等々各種活動費に還元、更なるヘンテコリンで怖かったり楽しかったりする作品へと生まれ変わって、アナタの目の前にドドーンと循環しちゃいます♪