ハートネットNHK「デクノボー魂、全盲の中学教師最後の授業」 新井淑則(よしのり)さんは、埼玉県の中学校の国語教師だ。今年の3月に定年を迎え、最後の授業を行った。 新井さんは34才で両目を失明し、自暴自棄になり、半年引きこもった。その後「目が見えなくても、先生に復帰できるよ。」と、弱視で教壇に立つ先生や、同じく失明した仲間と出会い、 『目が見えない自分だからこそ、伝えられる事がある。』と盲導犬と共に復帰をした。一緒に働く先生が言う。「新井先生がきてから、すぐに生徒の空気が
本 『止めたい 人種差別①アジア人差別が起こした銃撃事件』監修、川島正樹(汐文社) 少し長くなりますが引用します。 「『人種』って、なんだろう? 世界にはいろいろな肌の色、髪の色や質、色々な体型の人たちがいます。かつては人種、と呼んで、人類をコーカソイド、モンゴロイド、ネグロイドなどとわけていました。 しかし、20世紀後半になり、遺伝子学が発達すると、この説が科学的ではないと知られるようになりました。 2003年には、1990年から続いたヒトをかたちづくる遺伝子の解析が
監督は吉田恵輔監督。 私は、この映画が大好きだ。 自分が正しい!と思っているんだけど、怒りや妄想で事件やひとに巻き込まれていく。さらには他人をも巻き込んでいく。個人も、メディアも、SNSも。 面白いのは、出てくる人みんな、 『”悪意”ばかりの人は、”誰ひとり”いない。』 細部のエピソードのパズルをつなぎあわせると、本当に多面体で登場人物が動き回る。 また、メディアの編集であったり、報道についても、すごく考えさせられる。 こんなに灰色で暗いのに、かすかに笑いの場面があり
ドキュランドへようこそ選 「わたしの言葉が輝く~きつ音の子どもたちの2週間」 世界で7000万人、その5%は幼児に発症しているといわれる吃音。話す時に、言葉が出てきにくかったりすることを吃音という。 アメリカ。 自身も5才から吃音があったターロさんはNPO、camp sayを主催している。これは、吃音の子供たちが集まるキャンププログラムだ。 ターロさん「どもりで悩んでいたけれど、誰にも言えなかった。15年隠していた。孤独でみじめだった。そんなのはやめよう。今のこどもたち
今日、友人から手紙が届いた。うれしい。 友達と文通しています。というと 古風だなツイッターとかインスタグラムが速くていいじゃない。と言われるが、葉書や手紙のほうが具合がよい。ちょうどよい。 そんなにあわてることもない。 パソコンにうちこむより、手で絵を描いたり、文字を書いたりするほうが、慣れていて早い。 愉快な切手を見つけたら小さく嬉しくなる。 この切手はあの子にぴったりだなあと思う。 生活の形態も、育った環境も違う。好きな洋服も違う。 2人とも、言葉少なだが、なぜだか気
久しぶりに、映画を見た。あんなに映画が好きだったのに、仕事に追われて見ていなかった。夜中にこどもたちが寝静まってからみた。 主人公はシングルマザーのダイアン。高校生くらいの息子のスティーブはADHDだ。 ある日ボヤ火事を起こしてしまい、施設を追い出されてしまう。母子ふたりきりで新しい暮らしをはじめたが、ユニークで純粋だけど感情の起伏が激しすぎて、最初から母親のダイアンは手をやいている。 ある日万引きを大量にしてきてご機嫌なスティーブと口論になり、母親は首を絞められたりステ
暴力とは、ひとりきりにされる体験である。』 『あなたの存在は、尊い。』 ●NHKドキュメント、備忘録 「いのちが大丈夫であるように 沖縄 夜を生きる少女たち」ナレーションは、Cocco,。 ハートネット? 大学の社会学先生上間陽子さんは、長いこと、少女にしてお母さんになった彼女たちの話を聞きとり、書き起こし、寄り添っている。 4年間に77人の話を聞いた。十代でキャバクラや風俗店で働く少女達の家庭は、厳しい環境だ。 家族が不仲であったり、 暴力をうけたり、おうち