ジンくん好きなら花様年華シリーズは見なきゃいけないだろ??!
という鶴、もとい友の一声。
って、なんぞそれ?
こんなきっかけからBTSの「花様年華」シリーズを認知した私。
ここから「花様年華」という思考力が試される深い世界に墜ちていくのだ。
いわゆる考察沼です。
濃密で薄暗く、混沌としていてグルーミーな世界観が好きな方にはおすすめ。どんなやねん。
一旦、”私が認識している事柄の中”で「花様年華」について自分なりにまとめてみようと思う。(2割くらい省いてる)
これは現在の私から、過去の私へ捧げる救援の記事でもある。
■花様年華ってなに?
ぶっちゃけいまだに上手く説明ができない。なんかすげ~壮大な物語としか言えない。もはやすげ~壮大な物語ってことだけ分かれば「花様年華」の6割は理解できてる。
頑張って深堀していく。
▼MVが繋がっていく世界観のこと
(花様年華⇒WING⇒LOVE YOURSELF = BU)
実はBTS(防弾少年団)の楽曲の中には、どんどんストーリーが繋がっていくMVがあるんだよ~~~ん!という話。さらにそのMVは複数のシリーズに分けて打ち出されており、その一つ目を「花様年華」シリーズと呼ぶのだ。成程。
その世界観は「花様年華」シリーズからはじまり、「WING」シリーズ「LOVE YOURSELF」シリーズとどんどん物語が展開。これらのシリーズが、一つの物語として広がり、繋がっていく。
どのようにシリーズが区切られているかと言うと、リリースアルバムタイトルに関係しているのだと思う。花様年華というアルバムの中で、この物語に関連する楽曲を花様年華シリーズ、同じようにWINGというアルバム内の関連曲がWINGシリーズと呼ばれている。
そしてこのシリーズ、MVで繋がっている世界観のことを包括して「BU(BTS UNIVERSE)」と呼ぶ。ただ、ファンの中では、BUという意味合いで花様年華と称する人もいる。
なので、花様年華と言うと、アルバムのことを言っているのか、花様年華シリーズのことを言っているのか、そもそもBUのことを言っているのか、汲み取るのが難しいところisある。
この記事内では一旦花様年華=BUという意味合いだと思ってもらいたい。
では、どのMVが花様年華シリーズに関わっているのか。
なんとこのシリーズ、2015年から始動していた。
▼「花様年華」シリーズ
2015年に発売された「花様年華 pt.1」というミニアルバムから、物語が始まる。” pt.1”とあるように、「花様年華 pt.2」へと続き、そして「花様年華 Young Forever」で完結。これらをまとめて”青春三部作”と呼ぶ。
I NEED U
prologe
RUN
番外編: 'EPILOGUE : Young Forever'
▼「WING」シリーズ
Introが「Boy Meets Evil」というタイトルから始まっているように、”誘惑という悪魔に出会った少年の心境”が綴られている。
Short Film #1 BEGIN |JUNGKOOK SOLO
Short Film #2 LIE |JIMIN SOLO
Short Film #3 STIGMA |V SOLO
Short Film #4 FIRST LOVE |YOONGI SOLO
Short Film #5 REFLECTION |NAMJOON SOLO
Short Film #6 MAMA |J-HOPE SOLO
Short Film #7 AWAKE |JIN SOLO
血、汗、涙
▼「LOVE YOURSELF」シリーズ
出会いと愛から本当の自分を見つけるまでの感情を綴る。愛とは、自分自身を愛することから始まる。終わりであり始まりのアルバム。
LOVE YOURSELF Highlight Reel '起承轉結''Euphoria : Theme of LOVE YOURSELF 起 Wonder''FAKE LOVE' Official MV (Extended ver.)LOVE YOURSELF 結 Answer 'Epiphany' Comeback Trailer
そしてここから「stay gold」という楽曲で結となる…(のだが…?)
長くなって申し訳ない。過去の自分(&読んでくださっている方)。ついてこれているだろうか?
まとめると、
ということだ。伝わってくれ。(人頼み)
花様年華とは何なのかを説明するだけでこんなに書いてしまった。これだけ熱意をこめて紹介するほど、花様年華は奥が深く壮大なストーリーなのだ…。
ちなみに冒頭で、花様年華を説明しようとした友からのご教示
「意味はまぁざっくりいうと青春時代的な?」
分かるかぁ!!!!!(渾身のツッコミ)
これを最初に説明されてなるほど!ってなる奴いる~~~???理解できたよって奴いる~~~~?????
過去の私も思わず「ほよ?」とか言っちゃってる。さすがに許してほしい。「ほよ?」ともなるやろ。
しかもこの友人、これだけ伝えてどの順番で観たらよいとか全然教えてくんなかった。ド鬼畜。全部自分で調べてたどり着いた。ワイの執念。Z世代の育成でもしてんのかほんま。甘やかしてくれや俺のこと。
■ジンくんがどう関わってくる?
花様年華がどんどん伏線が繋がっていく作品のことであるとまとめた上で、「ジンくん好きなら花様年華シリーズは見なきゃいけないだろ??!」という友の言葉にどう繋がっていくのか。
これはそのまま、花様年華がどういう物語なのかに繋がっていく内容となる。
完結にまとめると、花様年華とは
BTSのメンバー7人中6人は死んでおり、残りの1人が皆を救うために何回もタイムリープして救おうとする物語。
である。
これは公式。途中までなら無料でLINE漫画で読める。手っ取り早く花様年華に触れたい人はこれを1日1話無料で読むのがおすすめ。全14話だけど最後数話は課金必須…。しかし途中まででも雰囲気は掴めると思う。
頭抱えた。
そう。そうである。もしかしたらお気づきの方もいるかもしれない。察しの良いガキは…嫌いではないょ…………。
何を隠そう、そのタイムリープをしてる1人というのが、我が推しBTSの長男”キム・ソクジン”なのである。
そりゃジンくん推し(ジンペン)として見なきゃならんだろ…花様年華…。
そして見た。すごかった。伏線が何年後かのMVで繋がっていく。
なんなら2015年と2020年が繋がったりする。ワハハ。まるで上質なミステリー小説を見ているかのよう。
冒頭の画像でも分かるように、私は花様年華を知る前、「Film Out」という楽曲のMVがとても好きだと友に伝えている。
何故かと言うと、6人のメンバーがジンくんを見つけるような構成だったと、初見ではそう感じ取っていたからだ。
愛され長男ジンくんチュキ💜キャハ🐹💜とか思っていた。
この時点ではBTSのことはまだよく知らず、MVも「Dynamite」「Butter」「Permission to Dance」くらいしか観ていなかった。そんな中出会った「Film Out」でようやく、メンバーの関係が見えてくるようなストーリー性のあるMVに出会え、BTSに少し近づけた気がしていた。
そんな中での友からの「Film Outも花様年華に繋がってるとの噂」という爆弾発言。
まさかの、ジンくんが6人を見つける側だった。(意味合い的には)
みんなを求めていたのはジンくんだった。(大号泣案件)
ていうかいまだに続いてんすか。
花様年華はまだ終わっていなかった____?
うちらのソクジン、いつまで悩んだらええねん。これ以上一人で傷つかないでくれキム・ソクジン。
6人全員を救うために、一人で何回もタイムリープを繰り返し、その度に仲間の死に到達してしまうキム・ソクジン。
推しのしんどいの見るのしんどい。キム・ムリジン。
推しと俺は表裏一体。
何故MVの中の物語のことなのに、ここまでジンくんにどでか感情を抱いてしまうのか。それはMVの彼らが現実に存在する彼らに重なるところがあるからなのだ…。兵役問題や、偶像として生きる彼らの背景などを照らし合わせて見てしまい、みんな…生きてくれ頼むよ…となる。くそ重い感情を推しにぶつけがち。
■花様年華を知る前と知った後
どう変わったかというと、毎日花様年華のことしか考えられなくなった。これは一種のドラッグ。花様年華のドラッグ名は「スメラルド」一択。(やめろ)
考えるために脳みそを駆使しすぎて、毎日ぐっすり眠れるようになった。これは一種の睡眠薬。花様年華の睡眠薬名は「グッスメラルド」。(どゆこと)
ところでヘルマン・ヘッセ作「デミアン」という小説をご存じだろうか。なんとこの作品、花様年華に関係する1作のMVのモチーフになっているとのこと。
なので一旦読んでみた。
MVを理解するために小説を読むか?オタクは読む。とりあえず岩波版を読んだのだが、新潮版を読めばよかったなどと思ったりした。小説をきちんと楽しもうとさえしている。
元々あった行動力に迅速性が追加されてしまった。
オタ活無敵戦士俺。
花様年華に出会ってからの自分のキャッチコピーは
「すべてを疑え」である。
彼らの行動、壁に書かれている文字、写真、海、日記、どこに伏線が潜んでいるのかが分からないため、全てに意味があるのではないかと疑ってしまう。
疑心暗鬼の日々。
MVを見てこんな感情になることがあるだろうか。
いや、ある。ここにある。
私が小説を手に取る時、帯に「どんでん返し」という文字が書かれていることが多いように思う。そう、私はミステリー小説が好きなのだ。そんな私が花様年華に巡り合えたのは偶然だろうか。否、必然なのである。
■まとめ
とどのつまり、この記事でなにが言いたかったかをまとめると、
ジンくんがいる世界はカゲロウデイズでもあるしTENETでもあるんや。
つまりそういうことなんや。(そうやったん?)
しんどい。誰かジンくんを救ってくれほんま。5年くらいずっと他メンバーと乖離された存在としてMVの中で生きてる。苦しい。僕が。
ちなみに
ジンくんカゲロウデイズ曲☞Epiphany
ジンくんTENET曲☞Film out
花様年華と出会ってしまったことで一生バンタンくんからは離れられへんようになってしまったというわけやで、工藤。
最後、とにもかくにも儚いジンくんを見てくれ。
【RUN】何かに”気づいた”ように見えるジンくん。
【euphoria】めちゃくちゃ意味深な表情。そして言葉に表せない表現力。この表情によりもしや"夢"なのではないかと思わされた。(この意味合いについては別記事で書きたい)
バンタンは表現力だってすごいんだい。