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高レベル放射性廃棄物の商業利用法(5)

幾つかのキャニスター(ガラス固化体)をまとめて、コンテナに入れます。
そのコンテナを海底に置いて、上に煙突をかけるて、
栄養塩類が豊富な深層水を海面付近までくみ上げます。

これで、海水+太陽光+栄養塩類が揃って、
植物プランクトンを大量発生して、海の砂漠が漁場に変わります。
変わるはずです。

https://www.spf.org/opri/newsletter/123_3.html#1
>200海里面積=4.46百万㎞^2 200海里体積=15.8百万km^3 

平均水深=200海里体積  ÷  200海里面積
    =15.8百万km^3  ÷  4.46百万㎞^2=3546m

日本のEEZの平均水深を勘違いしていました。
再計算すると違っていました。3500mくらいですね。

深海底から、高レベル放射性廃棄物で加熱された深層水が海面まで
上昇する過程で周囲の海水が混じりあって、そのまま上昇しないと思われる。
こういう時には煙突です。

そのためには、3000-4000m程度の煙突を設けて、周囲の海水と縁を切る。
煙突によって加熱された深層水を海面まで、海面付近まで届けられます。
ストーブの煙突と同じ原理です。

海面に煙突を出すと台風などの波浪で煙突が破壊されます。
さらに船の通行もあり、海面より深い位置に煙突頂上を置くべきだ。

深海流に熱塩循環がある。ノルウェー海で深海に沈み込んだ冷たい海水が
大西洋を南下して喜望峰を回りインド洋と南極海に行く。
さらにオーストラリアから太平洋海盆に流れ込んで北太平洋で海面に出て
深海を通ったルートを海面を逆にたどりながら、ノルウェー海に戻る。

この循環には2000年かかるそうで、地球一周4万㎞だから
海流の速度は4万km/2000年=2.3m/時、大した流速じゃない。

日本のEEZを考えると、黒潮や北太平洋海流、カリフォルニア海流、
北赤道海流の時計回りの亜熱帯循環があり、EEZはその中にある。
亜熱帯循環の真ん中では海流が弱い。

定期点検で運転休止して取り出した核燃料棒は
運転中の臨界状態でなくても、放射性物質の崩壊熱で
最大で運転中の10%の発熱がある。

運転休止で取り出した核燃料棒は、
原発建屋内で1年前後冷やしてから再処理工場に送る。
最大で、運転中出力の1/10の熱が出るという。
この無駄に冷やしている核燃料棒の熱も商業利用できる。

3000-4000mの深海底下の300-400気圧に耐えられる核燃料棒ならば
海底に置くだけで核燃料棒の熱を商業利用できる。

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