ポリフォニープレス

絵本やアート本を中心に刊行する、茨城県つくば市の小さな出版社です。絵本やイベント情報についてご紹介します。https://www.polyphonypress.com/

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最近の記事

絵本『かぜのうた』で楽器・ライアーと共演@えほんやなずなさん

今月上旬、つくば市の絵本専門店「えほんや なずな」さんにて、「おはなしかい ライアーの響きにのせて」が開催されました。なずなさんの店主・一美さんが企画してくださったこのイベントを通じて、楽器・ライアーの生演奏と、今年発行した『かぜのうた』とがコラボレーションをしました。 書店を会場として、赤ちゃんなどもいらしての実施予定でしたが、コロナの感染拡大に伴い、会場でのおはなしかいをオンラインで配信する形で実施されました。 『かぜのうた』は、春夏秋冬それぞれの季節にちなんだモチー

    • 日本との出会いと創作への想い:絵本作家フィリップ・ジョルダーノ インタビュー#2

      日本の四季それぞれに吹く風と、その風が奏でる音(オノマトペ)をリズミカルに描いた絵本『かぜのうた』。 風鈴や鯉のぼり、凧など、日本に特有な風に関するモチーフを、独特の感性で描いたのがイタリア人作家のフィリップ・ジョルダーノさんです。グローバルに活躍するフィリップさんの手で描かれた日本のモチーフには、どこか異国的な雰囲気を感じます。 2回に渡ってお届けするフィリップさんのインタビュー。1回目に続き、第2回目は、『かぜのうた』の制作秘話について伺います。 自然と関わるための絵本

      • 日本との出会いと創作への想い:絵本作家フィリップ・ジョルダーノ インタビュー#1

        日本の四季それぞれに吹く風と、その風が奏でる音(オノマトペ)をリズミカルに描いた絵本『かぜのうた』。 風鈴や鯉のぼり、凧など、日本に特有な風に関するモチーフを、独特の感性で描いたのがイタリア人作家のフィリップ・ジョルダーノさんです。グローバルに活躍するフィリップさんの手で描かれた日本のモチーフには、どこか異国的な雰囲気を感じます。 2回に渡ってお届けするフィリップさんのインタビュー。第1回目は、フィリップさんの創作に日本文化が与えた影響について伺います。 表現したい子供時代

        • 訳者インタビュー:オオソリハシシギの物語を通して表現される「生命の循環」#2

          一生のうち地球と月を往復するほどの距離を旅する渡り鳥オオソリハシシギを主人公した絵本『めぐり めぐる』(ジーニー・ベイカー作)。 この絵本がもつ魅力を、翻訳した和田直(わだ・すなお)さんに聞きました。前編に続いて、後編となる今回は、直さんが翻訳家を志した理由を聞いています。そこには、子どもたちに心の糧を手渡していきたいという強い思いがありました。 ■なぜ、子どもの本の翻訳家を志したのかいろいろな出逢いがこの道につながっていますが、とても心を揺さぶられたのは、IBBY(国際児

          訳者インタビュー:オオソリハシシギの物語を通して表現される「生命の循環」#1

          一生のうち地球と月を往復するほどの距離を旅する渡り鳥オオソリハシシギを主人公した絵本『めぐり めぐる』(ジーニー・ベイカー作)。この絵本がもつ魅力を、翻訳した和田直(わだ・すなお)さんに聞きました。 ■『めぐり めぐる』の魅力この絵本を手にしたとき、なんて美しく、そして精巧につくられたコラージュなんだろうと驚きました。ジーニーさんの絵本は、これまで日本で2作品出版されていますが、どの作品でも、自然の美しい光景を目のまえにしているような、深い感動を味わうことのできます。ジーニ

          訳者インタビュー:オオソリハシシギの物語を通して表現される「生命の循環」#1

          はじめまして、ポリフォニープレスです。

          ポリフォニープレスは、昨年2020年につくば市で設立された、主に絵本や児童書を発行する出版社です。 絵本や児童書が持つ大きな可能性を信じ、また、私たち自身もそうした絵本を生み出したいと願って、小さな一歩を踏み出しました。 コロナウイルスの流行により、社会が一変した2020年。かねてより、ポリフォニープレスの設立を2020年に予定してきたのですが、まさかその設立年が、丁度こうした年と重なるとは夢にも思いませんでした。 激動の1年を経て迎えた2021年、これまでの私たちの働

          はじめまして、ポリフォニープレスです。