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「あ」から始まるFX専門用語まとめ

「IFO(アイエフオー)注文」

IFO(アイエフオー)注文とは、IFD(イフダン)注文とOCO(オーシーオー)注文を組み合わせた注文方法のことです。
「イフ・オーシーオー注文」とも呼ばれます。
最初のエントリー注文が約定した後に、自動的に決済用のOCO注文が発動される仕組みになっています。
IFO注文は、IFD注文の2つ目の注文をOCOでおこなう仕組みで、エントリーから利益確定や損切りまでの取引~決済の流れを、すべて自動でできる注文方法のことです。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-ifo/

「相対取引」

相対取引とは、取引所などの市場を通さずに、売り手と買い手が当事者同士で価格や売買数量などを決めて行う取引のことです。
「OTC(Over The Counter)取引」とも呼ばれます。
為替取引(FXトレード)では、株式市場の証券取引所のような「特定の場所」での取引は行なわれておらず、当事者同士が売り手と買い手になって、「相対(一対一)」で値段や数量(ロット数)や注文方法などを決めて取引しています。
私たちトレーダーがFX会社で為替取引をする場合が、この相対取引にあたります。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-aitai/

「青天井」

青天井とは、為替相場で上昇している状態が続いていて、どこまでもレートが上がっていきそうな相場状況のことです。
近年で言えば、アベノミクスによるドル円の円安相場が印象的な例です。
下の為替チャートは、2012年末に野田政権が倒れて安倍政権が始まった時期から現在までの、ドル円の週足チャートです。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-aotenjou/

「アジア通貨危機」

アジア通貨危機とは、1997年5月、タイを中心に始まったアジア各国の急激な通貨の下落現象のことで、東アジア、東南アジアの各国経済に深刻な影響を及ぼしました。
アジア通貨危機が起きる前までのタイでは、外国企業を積極的に誘致し、輸出産業を活性化させることによって国内経済を成長させる政策を進めていました。
この成長モデルは、国内の経済力も技術力も弱いタイにとって、外貨と先進技術の獲得、そして雇用の確保の面から非常に魅力的かつ効果的なものでした。
実際、アジア通貨危機が起こるまでのタイは、輸出産業の発展によって経済発展を急速に遂げ、「アジアの奇跡」とまで呼ばれていたのです。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-asia-crisis/

「頭打ち」

為替取引(FXトレード)における頭打ちとは、上昇基調が続いた相場の勢いが鈍り、為替レートが伸び悩んできた相場状況を指します。
為替相場が大天井に達して、これ以上の上昇が期待できない場合と、保ち合い状態(レンジ相場・横ばい)で新たな材料が出ることで、再び上昇基調になる場合があります。
天井になって下落してくるのか、それとも再び上昇し始めるのか、それを事前に察知することは不可能です。
トレード戦略としては、実際の値動きを見極めてからトレードするのがセオリーといえます。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-atamauchi/

「アベレージ・コスト」

アベレージ・コストとは、同一の通貨を複数回に渡って買った(売った)場合の、ポジション全体の平均レートのことを指します。
例えば、ドル円を100円で10万通貨、110円で10万通貨買った場合、アベレージコストは105円ということになります。
ちなみに、ナンピン買い(売り)は、このアベレージコストを操作して損失を回避、もしくは利益を得ようとする手法です。
ドル円を100円で買ったとしてその後、大きく下落したとします。
ドル円が90円になった時点で大きな含み損を抱えていることになりますが、ここで現在のポジションサイズと同じだけ追加で買いポジションを持てば、その平均取得単価すなわちアベレージ・コストは95円になります。
その後、将来ドル円が上昇してくれた場合、95円まで上昇してくれればポジションの損益はトントン(イーブン)になるわけです。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-avg-cost/

「アルゴリズム取引」

アルゴリズム取引とは、コンピュータが自動的に売買の注文を出す取引のことです。
コンピュータ・プログラムの仕組みやその手順のことを「アルゴリズム」というため、コンピュータを使った取引のことをアルゴリズム取引と呼んでいます。
アルゴリズム取引では、テクニカル分析や出来高が主に判断材料として扱われ、さらには、市場で流れるニュースや情報のキーワードなどに反応するシステムが組み込まれていることもあります。
近年ではハイフリーケンシー・トレーディング(HFT)という、ミリ秒(1/1000秒)単位で為替市場に売買注文を出す、超高速&高頻度の取引が主流となっています。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-algorithm/

「安全通貨」

経済危機や通貨危機、戦争などの危機が起こった際に買われやすい通貨のことです。
主にその危機とは関係のない国の通貨が選ばれやすく、避難通貨とも呼ばれます。
日本円は、その代表的な通貨のひとつで、「有事の金」と並んで「有事の円」として買われるケースが目立ちます。
2017年の北朝鮮ミサイル問題では、日本に地政学的リスクがあったにもかかわらず、円買いの動きが見られました。
これは、日本は純対外資産(世界中にある日本人の純資産)が世界一多い国であるということから、これが円への信用につながって、円が安全通貨とみなされているからだと考えられています。
その後、長期に渡る経済的停滞、実質的なアベノミクスの失敗など、日本円に対する国際的信用に陰りが出てきているということなのか、有事の際に日本円が買われることが目立たなくなって来ているようです。

https://fx-mono.com/glossary-of-fx/kw-safety-currency/

「あ」から始まるFX専門用語まとめ

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