2011 順天堂大学 スポーツ健康科学部 推薦入学試験 小論文 模範解答

オープンチャット「大学入試 小論文 対策相談室」


【一般推薦】

男女ともに体力合計点の分布に有意な差があり、1週間の総運動時間60分未満の子どもは30点から45点台に集中している。(58字)

1週間の総運動時間が60分未満の子供たちは、男女ともに割合が最も多く、特に女子では30%以上と圧倒的な割合を占めている。(59字)


1週間の運動時間が60分未満というのは、一日に10分も運動をしないということである。したがって、ほぼ運動をしていないと言ってもよいだろう。ほぼ運動をしない生徒たちの体力合計点は、1週間に60分以上運動する生徒たちよりも有意に低い。健康維持や心身の成長のためにも、生徒たちが十分な体力を養うことは重要だと考える。しかし、運動をしない子どもたちは、運動部などに入らず運動をする機会がないか、あるいはそもそも運動そのものが嫌いなのかもしれない。それでは、運動をしない生徒たちにどうしたら体力をつけてもらえるだろうか。

私はスポーツ健康科学科に入学後、既存のスポーツや運動にとらわれない形で、体力を向上させるプログラムの構築について学びたい。既存のスポーツは、走る、投げる、跳ぶといった、基礎的な動きが激しいものが多い。私は、激しい動きをしなくても体力をつける方法がないかについて学びたい。たとえば、呼吸法を整える座禅や、精密さとダイナミックな動きをともに要求される「まき割」の仕事、全身運動としてのヨガやダンスなどをとおして体力の向上を図れないだろうか。以上のような身体運動を組み合わせて、新しいプログラムができれば、運動が嫌いな生徒たちでも、運動だとは思わずに自然と身体を使うことになり、体力向上を期待できると考える。以上より、私は体力向上のための新しい運動プログラムの構築について学びたいと思う。(596字)


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