ヘンテコなお笑いライブの台本を公開します。

連日お疲れ様です。
政光です。
ええ、あの政光ですよ。←

本日もライブの台本を公開してみます。
今回は1月30日に開催された「干支一周 ～オレたち2010年デビュー組～」という企画ライブの台本となります。
今をときめくニューヨークや鬼越トマホークなど、人気芸人を多数輩出している東京NSC15期と同時期にデビューした3人。
性格も芸風もバラバラの福岡芸人3人の組み合わせが面白そうだなと思って企画したライブでございます。
ちなみに、開催が決定した瞬間に作った告知画像がこちら。

地方芸人ならではの悩みや悲哀をテーマに作ってみました。
1月のスケジュールが公開されるとすぐに若手芸人の間で「変なライブが入ってるぞ」とプチ話題になったのはここだけの話です。
さて、本題に戻りましょう。
まずは1ページ目の進行表からどぞー。

ネタの部分が空欄になっているのは着替えや準備の時間を考慮した上で最終調整する為で、決まり次第手書きで記載していきます。

ライブのオープニングは基本的にフリー音源を使用します。
いかにもオープニングっぽい曲調の楽曲を爆音で流し、それに合わせて照明であおる、といった感じです。
しかし、今回はコンセプトがしっかり決まっているトーク主体の企画ライブ。
事前に音響スタッフさんにCDを持ち込み、楽曲の歌詞に合わせてライトを当ててもらうように照明スタッフさんにお願いしました。

今回のライブは実際に使用するスライドの画像を台本に組み込みました。
普段であればそんなことはしないのですが、今回は出演者やスタッフにライブの流れを具体的に伝えておいた方が動きやすいなと判断して、このようなスタイルにしております。
ここまで作っておけば明確にライブの方向性も伝えることができるし、「本番でどんな話を聞けるんだろう」とスタッフのワクワク感をあおることもできる、というわけです。

今回のライブは主観と客観の両方から自身を見つめ直すことがテーマだったので、自己分析シートというものを準備しました。

電通現役戦略プランナーの ヒットをつくる「調べ方」の教科書 あなたの商品がもっと売れるマーケティングリサーチ術

この自己分析シートは電通の戦略プランナーである阿佐見 綾香さんの本で得た知識を転用させていただきました。
阿佐見さん、ありがとうございますm(_ _)m

客観的な意見も必要ということで、舞台に関わるスタッフの皆様にアンケートを募りました。
ご協力頂いた皆様、ありがとうございました。
皆様の愛、3人へしっかり伝わったと思います。

トークの後にネタを披露してもらう構成の為、どうしても着替えの時間が発生してしまいます。
そこで、今回はMCの美意識タカシ君に時間をつないでもらうという構成にしてみました。
（美意識タカシ、なんつー芸名だよ。）

本人には「とりあえず大喜利のお題だけ仕掛けるね」と事前に伝えておき、本番では即興大喜利にチャレンジしてもらいました。
5つのお題を出題し、勝率は40パーセント。
美意識タカシ、ナイスガッツ。

そんなこんなで個々にネタを披露してもらい、そのままエンディングという流れ。
ちなみに、終演後には本人たちに手書きで書いてもらったコメントを表示しました。

こんな感じでiPadで制作した画像をスクリーンに表示させ、お客様に写真を撮ってもらいました。
僕が関わるイベントはこの手法を使うことが多いのですが、これをやることでお客様がカメラロールを開く度にライブのことを思い出してくれるキッカケを作れるんですよね。
ちょっとした一手間ではあるのですが、この一手間がいわゆる記憶再生装置としての役割を果たしてくれるので、これからもそのひと手間をずっと大事にしていきたいなと思っています。

ちなみに、台本の締めコメントとして右下のスペースに「お疲れ様でした」など書く人も多いです。
スタッフさんは台本の隅々までチェックして下さるので、ここの文章で遊んでみても面白いのではないでしょうかね。

そんなこんなで2日にわたって台本を公開してみました。
構成作家の仕事、少しは伝わったでしょうか？

さて、次はコテンラジオ界隈の方々も見て下さっているということで、タイトル制作の裏側的な話もできたらなと思います。
ひとまずこれにて筆を置かせて頂きます。
あざした。