(基本解説004)「日本国憲法の三大原則」について復習しよう
(政治や法律の基本解説)
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日本国憲法の「三大原則」とは
①国民主権 ②基本的人権 ③平和主義
その建前は守られているのだろうか
きちんと運用されているのでしょうか
学校で習う憲法の三大原則
中学校で習う、「国民主権」「人権主義」「平和主義」は憲法の三大原則と呼ばれ、とても大事なものとして強調されています。しかし、その建前は守られているのだろうか。きちんとこの憲法通りに運用されているのでしょうか。
憲法は権力の横暴を防ぐためのもの
自民党は改憲を巡って「憲法を国民の手に取り戻す」と言っています。しかし、本来の憲法は国民のものではありませんし、国民の権利や道徳をつらつら述べるものでもありません。行政や立法が暴走しないための安全装置なのです。つまり権力の横暴を防ぐ役割が本筋です。
なんの疑問も持たずに賛成
わたしたちは何の疑問も持たず、それらをいいものとして受け入れ、「もう戦争はやめよう」とか「人としての権利は大切にしましょう」、「みんなで話し合って決めましょう」ということに賛成しました。
無視された人権と見せかけの平和
三大原則である平和、人権、国民主権は素晴らしい3つの理念だ、と言いながら例えば、北朝鮮に拉致された人の人権はどうでしょうか。この人たちの人権は無視されているのに等しいですね。見せかけの平和や人権が大切なので、拉致された人の人権を無視して、まるでなかったことにしているかのようです。
三大原則のほんとうの姿
民主主義的な多数決によって、拉致された人は放ったらかしにし、戦争などしなくてもいいじゃないか、と言ってしまっています。これが拉致問題で明らかになった、三大原則のほんとうの姿です。連合軍による、戦後のさまざまな改革により、思考停止にされた日本人は、疑問を持つことさえなくなってしまいました。でも諦めてはいけません。再び、すべてに疑問を持ち、もう一度学ぶことで、日本の未来があります。
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