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YOASOBI 『アイドル』のツッコミどころ(日英両方)

前置きしますが、わたしは『アイドル』もYOASOBIもアニメ『推しの子』も割と好きです。


日本語版

めっちゃ歌いづらくないですか? あと正直最初一言目の「ラスメディア」って何かと思いました。

日本語では普通1音で歌うことがないような音を1音に入れていることが原因だと思います。

前提知識

日本語ではだいたい1モーラを1音に当てる。日本語でのモーラとはざっくりいうと、和歌の音数を数えるときの単位と同じで、基本ひらがな1文字が1音だが、小書きのア行とヤ行(とワ行)はカウントしないというもの。音節数とはちょっと違う。

もんじゃ焼き食ってる

も/ん/じ/ゃ/や/き/く/っ/て/る 10文字
も/ん/じゃ/や/き/く/っ/て/る 9モーラ
mon/ja/ya/ki/kut/te/ru 7音節

ただし近年の楽曲の傾向として、本来2音のはずの文節を跨がないai/ei/au/ou (ei/ouについては厳密には長母音ですが)、長母音、1モーラ+「っ」/「ん」を1音にしたりすることもある。また、母音が無声化(詳細は http://www.coelang.tufs.ac.jp/mt/ja/pmod/practical/03-03-01.php 参照)する場合も前のモーラと合わせて1音に当てることがある。

本題

『アイドル』の歌詞を1音ごとに区切ってみると明らかに上の法則に当てはまらないところがいくつも見つかります。以下当てはまらない箇所について引用して、スペースで1音ずつの区切りを示し、
太字で明示します。

1. む て き の え が お であ ら す め でぃ あ
(中略)
2. てん さい てき
3.  あい どる さ ま
(中略)
4. みえ そう で み え ない ひ み つ は
(中略)
5. だ れ も が めを う ば わ れ て(い) く
(中略)
6. き み は かん ぺき
7. きゅう きょ く の あい どる
(中略)
8. い ち ばん ぼし
9. のう ま れ か わ り
(中略)
10. ま さ に さい きょう で む て き の あい どる
11. い ち ばん ぼし を や ど し て(い) る
(中略)
12. ゆ(い) いつ む に じゃ な く ちゃ
(中略)
13. と く い の え が お でわ か す め でぃ あ
(中略)
14. わ た し は そう よ く ば り な あい どる

YOASOBI『アイドル』(ひらがな化、番号、スペース、太字は著者による)

このうち2,3,6,7,8,10,11,12,14についてはイ段またはウ段で終わっており、通常話す際に母音が無声化することはあまりないですが、母音を無声化あるいは飛ばしても日本語母語話者の聞き取りにはさほど支障はありません。なんなら日本語母語話者は外国語で子音終わりの単語や子音連続のある単語を聞き取る際、存在しないiやuを勝手に補完してしまうことも多いです。よって2文字目の母音を飛ばして歌うだけで歌うことが可能です。

1,4,5,9,13についてはそうはいきません。
1,4,5,9については母音連続なので母音を落とすと意味不明になるからです。それじゃあどうしているかというと、どちらかの母音をめちゃくちゃ短く発音しつつ、母音の境目をはっきりさせず連続的に変化させるように歌うことで1音に収めています。
これはイタリア語、スペイン語などではよく見られる、というかフレーズの境でない限り母音が連続すると必ずこうなります。例としては、イタリア語なら昔イナバウアーで話題になった『誰も寝てはならぬ』、ナポリ語ですが『オーソレミオ』、スペイン語だとLuis Fonsiの『Despacito』などがあります。
ただ、これは日本語でやるとかなり不自然になるので、やっているのをあまり知りません。しかも、先程の他の言語と違い、全部の母音連続でこれが起きるわけでもないです。なんなら4などは同じ「見え」に1回目は1音、2回目は2音を当てています。また、4では「みえ」がほぼ「みぇ」のようになってしまっています。さらに、iやuは短くしても聞き取りやすいのでeoよりはouの方が1音にしやすいのに、5では「めをう」が「め をう」ではなく「めを う」となっているのも謎です。
13についてはwが母音に近いことを利用して母音連続の場合と同様のことをやろうとしたようですが、さすがに無理があんだろこれは…

また、ここまでの話とは違いますが、「好きなタイプは?」の「好き」は非常に短く発音されており、無理矢理1音の長さに2音入れている感じになっています。あるいは、2,3,6,7,8,10,11,12,14と同様にしようとしたが、この条件下では「す」が無声化するのが普通なので、「す」も「き」も無声化(そして脱落)させた結果、両方の長さが均等になり、めちゃくちゃ短い2音のような感じになってしまったのかもしれません。でもそうするくらいなら「す き な たい ぷ は」でいい気がするんですけどねえ…

気づいた方もいるかもしれませんが、1-9が1番(アニメのOPの部分)に集中しており、残りの5つは12以外は1番の同じメロディの箇所と同じパターンとなっています。もしかして後半の歌詞とメロディを先に作って、1番部分の歌詞は後からねじ込んだのではないか? という疑惑が出てきました。(出てきましたがこれは作った人に聞かないとわからないですね…)

追記: 「TVアニメ『【推しの子】』オープニング主題歌YOASOBI「アイドル」の原作に」なったと書いてある 45510を読むと、その内容がねじ込み疑惑のある前半部分にほぼ対応していました。

英語版

押韻(曲へのツッコミどころではないが)

なんだかそういえば脚韻(フレーズの最後で韻を踏む韻)を踏んでいなくてダメという理由で『アイドル』英語版を批判している人がいました(そしてそれに非常に違和感を感じたのがこの記事を書いた理由の一つでもあります)が、ラップ(?)部分はともかく、脚韻を踏んでいない洋楽ポップもかなりありますし、今回は日本語版ありきの翻訳版なのでおそらくそれはそんなに問題ではないと思います。unrhymed pop songsとかで検索するといっぱい出てきます。(例えばこんなページとか) 
特に今までの価値観にとらわれない先鋭的な楽曲作りをするアーティストだと脚韻という形式を取らないことも多いと聞きます。結局押韻は歌詞にリズムを持たせるためのものであって、それ以外の要素でリズム感をカバーできるならなくてもいいんですよね。また、頭韻とかフレーズの中で韻を踏むとかいうのもあるので、脚韻踏んでないからダメというのはかなり短絡的だと思います。ヒットチャートの上の方は脚韻踏んでるとか言ってますけど、まあ脚韻踏むのが歌詞のリズム保つのが一番楽でウケやすいし、ノウハウも多いやり方なのでそうするアーティストが多いんだと思います。常識外れなどと批判するなら、まずその常識がなぜ常識になっていて、なぜそこから外れるとよくないのか、そこをはっきりさせないと「マナーだから守れ」と言ってくる理不尽マナー講師と何も変わりません。

単語のアクセント(強勢)

英語という言語においては、アクセントの位置はかなり重要な役割を果たします。アクセントがある音節さえきちんと発音すれば、他の音節は多少適当でも通じます。逆に言えば、子音も母音も完璧な発音でもアクセント位置を間違えると、かなりの確率で通じません。

例えば、perfectという単語は形容詞としては「完璧な」、動詞としては「完成させる」という意味を持ちますが、形容詞としてはperfect、動詞としてはperfectというアクセント位置になります。日本語と違い、英語は語形から品詞(動詞とか名詞とか形容詞とかという区分)を推測するのが困難なので、このようなアクセント位置の違いも間違えると一気に通じにくくなります。

これは個人的体験ですが、
アメリカ人にdevelopと言いたかった時にdevelopと言ってしまい、全然通じなかったり、
IndiaNAPolisをIndianapolISと言ってIndiana policeと勘違いされている知人がいました。

また、一文の中でも、重要な単語のアクセントのある箇所は特に強く発音され、歌の場合はそのような音節を拍の部分にあてたり、長い音をあてたりします。逆にそうでない箇所はあまり目立たないようにしないといけません。そういうルールだからというより、そうやってアクセントを明確にしないと、英語として聞き取りにくいのです。

というわけで、『アイドル』英語版を見てみましょう。英語として強調すべきところを大文字(逆に強調されないところは小文字に)、実際に強調されているところ(ほぼ拍の位置)を太字にしました。

COULDn’t BEAT her SMILE, it STIRRED up ALL the MEdia
SEcret SIDE, i WANna KNOW it, SO mysTErious
Even THAT eLUsive SIDE, PART of her conTROLLED Area
comPLETE and PERfect, ALL you SAY is a BUNCH of LIES
DEAR miss GEnius Idol, unMATCHED
WHAT did you EAT toDAY?
WHAT BOOK do you LOVE?
whenEver you GO OUT for FUN, TELL me, WHERE do you GO?
HAVEn’t EATen Anything
It’s a SECret, unKNOWN
Any QUEStions you’re FAcing, ALways ACting so VAGUEly
SO unconCERNED, although you BRIGHTly GLOW
Any SEEmingly unVEILED SECrets are as SWEET as HONey
conFUsing, WHY, WHY, WHY?
esSENtial LIE, LIE, LIE
so, WHAT is your TYPE of GUY?
Any PARTner?
so, NOW, ANswer this
i DON'T HAVE Any iDEa HOW i could LOVE Anyone
i DON'T SEEM to KNOW WHAT it SIGnifies
CANnot FIND out if it’s TRUE or it’s a LIE
ONCE aGAIN, there’s SOMEbody who’s FALLen for the WORDS and CUES
MADE him LOSE his HEAD over YOU
THAT eMOtion MELTS ALL HEARTS, ALL EYES on YOU
cause YOU are PERfect, the MOST ULtimate Idol
unRIvaled, will NOT apPEAR aGAIN
it’s the BRIGHTest STAR reBORN, YES, inDEED
Using THAT SMIling FACE
THAT “i LOVE you” aGAIN
NOW, EVerybody is LURED and CAPtivated by YOU
the PUpil that you GOT
the WORDS you VOcalize
Even when unTRUE, it’s your perFECTed AI

YOASOBI『Idol』(アニメ『推しの子』OP部分相当のみ)

見ての通りかなりずれています。実際の洋楽でも、第二アクセントだったり、アクセントをつける音節がいくつも連続した場合、少し弱めに歌うなどの運用がなされると思うので、アクセントがある箇所が弱くなっているのはそれほど問題ではない気もしますが、アクセントがない箇所を強調することは、おそらくほぼないと思います。

発音

また、「日本語歌詞に同じように聞こえる」というのがアピールポイントらしいですが、そのような箇所で発音を日本語に寄せていることにより、むしろ、「日本語っぽく」聞こえる箇所が「英語には聞こえなく」なっていることがあります。まあbvの区別とかlrの区別とかが間違ってるというのはまあ英語ネイティヴでない以上ある程度しょうがないので、とりあえずそれ以外について挙げます。

英語版が全体的にアメリカ英語の発音に近い発音で歌われているため、以下英語と言ったら発音上はアメリカ英語(General American)を指すものとします。

代表的な例は「That emotion melts all hearts, all eyes on you」(誰もが目を奪われていく)の箇所で、

最初の4音節は日本語は [da.ɾe̞.mo̞.ga]となっていますが、英語は[ðæɾ.ɨ̞.moʊ̯.ʃən]であるべきところが、日本語に寄せるためなのか、[dæɾ.e̞.mo̞ʊ̯.ʃən]のように発音されています。わかりやすく言うとemotionのeはイのような発音のはずなのですが、完全に日本語のエの母音になっています(つまり口の縦方向の開き具合が全然違う)。英語にも日本語のエに近い母音はあるのですが、アクセントがない音節にはほぼ来ない(来る場合もその後に単子音+長/二重母音が来ることはわたしが知る限りない)ため、「アクセントがないのに日本語のエっぽい母音がある(し、そのあとの音の並びも英語にはない)」という非常に「英語っぽく」状況になってしまい、英語に聞こえなくなってしまっています。

単語/文章構成

アクセントと発音を差し置いてもまだ問題があります。それは単語と文章構成です。

全体的に、日本語を逐語訳したものをメロディに合わせているようになっており、日本語と英語での意味の差や、よく使う文の型の差などがあまり考慮されていません。おそらく英語と日本語の細かいニュアンスが両方分かる人のチェックが入っていないと思います。以下気になるところ(全部上げると膨大なのでアニメOP部分のみ)を挙げていきます。

Even that elusive side, part of her controlled area (抜けてるとこさえ彼女のエリア)
日本語だと動詞省略できるけど、助詞とかない英語で主語が長い時にやると並列なのかなんだか分からなくなるんですよね。そもそも主語は残してbe動詞だけ省略なんてしないから。

Dear miss genius Idol, unmatched (天才的なアイドル様)
Dear …という書き出しで、geniusという他の形容詞は通常の位置なのにunmatchedだけ倒置されてるの不自然すぎる。
Dear miss Idol, genius and unmatchedとかDear unmatched and genius Idol,とかならわかるけどさぁ(完全に「アイドル様」と合わせるためだと思うが)

Whenever you go out for fun, tell me, where do you go? (遊びに行くならどこに行くの)
goが2回使われているんですが、英語話者って割と同単語の繰り返し嫌うので、Where do you go out for funで済むときにこんな言い方はしないと思いますし、Wheneverって常に同じところに行っている前提っぽいのも気になる。「遊びに行くときはいつでも、どこに遊びに行きますか」みたいな変なくどさがある。

It's a secret, unknown (それは内緒)
変な倒置は置いておいて、unknownって話者にとって未知のことを指すので、これだと、自分の好きな本を聞かれて「教えない」でも「わからない」でもなく「知らない」って言ってるってことなんですよね。別人格でも生えた?

Any questions you're facing, always acting so vaguely (何を聞かれてものらりくらり)
文法的には正しいけど言いたい文とは違う意味不明な文になっちゃうんですよね。文法通り解釈すると、「あなたが直面している、いつも漠然と行動しているような、すべての質問」になる。「質問が行動する」になってしまう。あと、faceって動詞、直面するとか向き合うみたいな意味なので、face questionsだとなんか質問が目の前の問題として立ちはだかっているみたいに聞こえるし、vaguelyって「漠然とした」という感じなので、ここでは「質問をうまくかわす」的な意味の「のらりくらり」とは全然違う。

So unconcerned, although you brightly glow (そう淡々と、だけど燦々と)
unconcernedって「無関心」なんですが、この「淡々と」って45510(期間限定公開)を読むと、どちらかというと「感情の起伏が薄い」とか「無表情」とかの意味だと思うんですよね。あとそもそも誰がunconcernedなのか英語だとわかりにくい。日本語だと「淡々と」と「燦々と」で品詞がそろってるので、同じ人を形容しているってわかるんですが、英語だとunconcernedとbrightly glowなので品詞も違うし動詞も片方省略されてるし、わかりにくい。これだと、I am so unconcerned, although you brightly glow (あなたは明るく輝いているけどわたしは全然関心がない)ともとれる。 

Any seemingly unveiled secrets are as sweet as honey (見えそうで見えない秘密は蜜の味)
「見えそうで見えない秘密」って「秘密があとちょっとで見えるように思えるのに見ることができない」って意味のはずなんですが、seemingly unveiled secretsって「ぱっと見では見えているように見える秘密(?)が実は見えていない」という謎シチュエーションになっているんですよね。それはconfusing, why, why, whyだわ。

Confusing, why, why, why? (あれもないないない)
何がconfusing(困惑させる)でだれがwhy(なぜ)って聞いてるんですか? 単純に質問をはぐらかすアイの何に困惑している?

So, now, answer this (さあ答えて)
なんか質問複数あったのにthisって単数なんですけどどれですか?

Cannot find out if it's true or it's a lie (嘘か本当か知り得ない)
cannot find outだと「私は調べたんですけどわかりませんでした(他の人ならわかる可能性がある)」感があるんですが、「知り得ない」って多分そういうのとちょっと違う気がするんですよね。あと主語省略してるのにcan'tではなくcannotなのもわからない。かといってI can'tだとIって誰だよてなるんですが… 

Once again, there's somebody who's fallen for the words and cues (そんな言葉にまた一人堕ちる)
Made him lose his head over you (また好きにさせる)
1行目は問題ない。ただ、2行目は省略されている主語が何か分からない。こういう風に主語省略するときは普通は前の文の主語なんですが、前の文の主語somebodyだと意味が通じない。日本語的にはthe words and cuesが主語なんですけど、どうあがいても英語ではそうは取れない。

That emotion melts all hearts, all eyes on you (誰もが目を奪われていく)
cause you are perfect, the most ultimate Idol (君は完璧で究極のアイドル)
Unrivaled, will not appear again (金輪際現れない)
It's the brightest star reborn, yes, indeed (一番星の生まれ変わり)
2行目のcauseは'cause(=because)のスペルミスなのはいいとして、文に分けると、1,2行目が1文、3行目が1文、4行目が1文なんですが、3行目の主語がまた迷子。前の文の主語はThat emotionですからね… 主語省略してるのにwill notってなんだ? you won'tでよかったでしょ。それで解決するのに。
あとIt's the brightest star rebornだと「一番星の生まれ変わり」じゃなくて「(リニューアルとか刷新されたとかそういうニュアンスの)新しくなった一番星」なんですよね。輪廻転生的な生まれ変わりはreincarnated。あとitって何指してるんだ。アイだったらyouとかsheとかだろ。

Using that smiling face (その笑顔で)
That "I love you" again (愛してるで)
英語として意味は通ってるんですが、usingってなんか「用いて」みたいな感じなので、雰囲気に合ってないんですよね…

The pupil that you got (その瞳が)
pupil、たしかに「瞳」なんですけど、「瞳孔」であって、日本語みたいに「目」「まなざし」みたいな意味はないので、「あなたの瞳孔が」って言ってるように聞こえるんですよね。

The words you vocalize (その言葉が)
vocalizeって「発声する」ですよ? わりと堅い言葉ですよ? カジュアルな感じの歌詞で急に「あなたが発声する言葉が」とか言われたら急にどうした?ってなるじゃないですか。

Even when untrue, it's your perfected AI (嘘でもそれは完全なアイ)
your perfected AIって何? 日本語だとアイと愛を掛けてるのに、youがアイだからと「アイのアイ(人名)」みたいなよくわからないことになってる上に、英語なので、愛と掛からなくなってる。完全に意味不明。あと主語(the pupil, the words)あるのにbe動詞省略するな(2回目)

あとやたらsoが多い。soはよく使うし、ネイティヴも繰り返しをあまり避けないタイプの単語ではあるけど、さすがにこんなに連発されると気になるし、音節数合わせで適当に突っ込んでる感が出てしまう。日本語だって「で、」とか「すごく」とかががやたら入ってたらなんだこの歌詞、ってなりますよね。

まとめ

英語版出すならネイティヴか英語それなりにわかる人にチェックしてもらおう?

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