伊勢崎賢治さん【山本太郎 in JAZZ LIVE SHOW #2】
私の自己紹介の中でも書いているがれいわ新選組はとにかく多くのコンテンツを提供してくれている。今回取り上げる【山本太郎 in JAZZ LIVE SHOW 】もそのようなバラエティ豊かなコンテンツの一つです。
素敵な音楽と共に政治にかかわるようなことをコミュニケーションしていこうという企画が【山本太郎 in JAZZ LIVE SHOW 】です。
そのVol.2のゲストは伊勢崎賢治さんです。伊勢崎賢治さんは先の衆議院議員選挙にれいわ新選組の公認候補として立候補された方です。今はれいわ新選組の政策委員(外交・安元保障担当)の役職につかれています。
この動画の中で伊勢崎さんと一緒に演奏されている方の中に山本代表の街頭演説の際に長時間にわたり素敵な演奏をしていただいている方がいらっしゃいました。
国連職員としての活動
当時、インドネシアとの間で紛争状態にあった東チモールで、インドネシアとの国境にあるコバリマ県の県知事を務め、この時に初めて部下の殉職を経験した。
9年間続いている紛争地帯の武装解除に携わる。カオスの状態でトップが言っても下の人間が聞かない、何を甘いことを言ってんだと言って仲間割れが起きるような状態だった。この活動が一番殉職者が多かった。
先の衆議院議員選挙の活動中の演説はこの時期のことを言っていたみたいです。
日本政府特別顧問としての活動
国連の組織は紛争解決に慣れており、危機管理もしっかりできていた。しかしながら日本政府はそのような危機管理対応ができておらずこの活動に参加したときには本当に死ぬと思った。死ぬ前に、と思って小学校の時からあこがれていたジャズトランペットを46歳の時から吹くようになった。アフガニスタンではNATO軍の中のバンドに入ってトランペットの練習をしていた。
ウクライナについて
上記の伊勢崎さんのこれまでの話題に続いてロシアのウクライナ侵攻についての話題を話します。(ここをクリックするとこの部分の動画を見ることができます。)
伊勢崎さん自身はウクライナに行ったことがなく、行ったことがない地域についてコメントするのは、いつもは控えていると前置きしながら話してくれました。この動画は2022年2月27日に配信されたもので、ちょうどロシアがウクライナに軍事侵攻をした翌日という非常にホットな状態で、山本代表と伊勢崎さんの間で話が進みます。
伊勢崎さんは「平和をどう取り戻すか?平和な状態をどう作り上げるか?」を考え、実行する人で、その結果として紛争解決人と呼ばれるようになりました。当時も、「侵攻したロシアが悪い」という意見が多数を占めていました。しかし、侵攻であろうと侵略であろうと、戦いが起きている場所では人がどんどん亡くなっており、一刻も早く戦闘状態を止めることが第一に考えるべきだと伊勢崎さんは話します。
そのためには、戦争国家の両者の意見を聞く必要があり、最前線に立つ者は相手を刺激してはいけないと何度も説明しています。1998年、1999年に冷戦が終わったとき、NATO軍は東方拡大をしない、NATOを軍事同盟ではなくロシアも含めた政治フォーラムに変換しようという話もありました。しかし、NATO軍は今も残り、東側に拡大してきた経緯があります。それに対してロシアがどう感じているかも考える必要があります。
また、最前線に立つ者のふるまいとして相手を刺激しないことが重要です、そのような立場の国家を緩衝国家と呼び、北欧のいくつかの国がお手本になると説明しています。緩衝国家の話については、2024年12月24日のれいわ新選組の不定例記者会見で高井幹事長が話しています。(以下の動画の45分ぐらいから緩衝国家について説明しています。)
伊勢崎賢治さんショート動画集
伊勢崎賢治さんのショート動画集を作りました。【山本太郎 in JAZZ LIVE SHOW #2】に出てくる話がベースになっている動画です。
世界平和と人類の福祉の増大
本記事は「中学校学習指導要領解説 社会編」の中の「世界平和と人類の福祉の増大」のカテゴリーに関連しています。このカテゴリーについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。