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あなたの推しの政党はどの領域?
この記事はれいわ新選組が4年前に配信した【山本太郎 in JAZZ LIVE SHOW #4】をベースに書いています。この会のゲストは政治学者の東京工業大学教授 中島岳志です。
縦軸はお金の使い方、横軸は価値観についての考え方
下図は占いの道具のような図ですが、中島さんはこの図を使って分かりやすく政党、政治を説明しました。
縦軸がリスクをどうとるか?政治におけるお金の使い方について分類しています。上に行くほど、公助よりであり、社会保障、セーフティネットが手厚くなります。「大きな政府」志向と言えます。下に行くほど自助を推奨する「小さな政府」志向になります。新自由主義も下方向の政治です。
横軸は価値観についての考え方です。リベラルは他人の意見を寛容に聞き異なる個性、考え方を受け入れます。パターナルは父権を強調する価値観で強い立場にある者が、弱い立場にある者の利益のためだとして、本人の意志は問わずに介入・干渉・支援することをいいます。
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自民党はⅠからⅣのどこの領域に属するのか?
縦軸と横軸でⅠからⅣの領域に分けています。自民党は父権を強調し、強い立場にいるものとして弱い立場の者を受け入れないパターナルが強い政党です。LGBTQを受け入れず、選択的夫婦別姓を認めないのはこの図において右寄りの考え方が強いからです。
縦軸については緊縮財政、小さな政府を良しとしているので下よりになります。ある意味Ⅳの領域で最も突き抜けている政党が自民党と言えます。
自民党以外の党はどこの領域に属するのか?
野党として明確な立場を示すとすると、自民党がⅣの領域なので、反対側のⅡの領域にいる必要があります。立憲民主党がⅡ(リスクの社会化、リベラル)であればいいのですが、緊縮財政派が強い人が上層部にいたりして、必ずしも明確なⅡ領域とは言い切れない。
国民民主党はリベラルよりではあるが、その時の情勢によって上よりになったり、下よりになったりする。
公明党は縦軸、横軸の考えとは別の考えに基づき立ち位置を決めている。公明党の支持母体である創価学会は宗教法人。宗教は迫害を受けやすいので公明党は時の権力者に寄り添う立場をとることが多い。
この配信を行っているれいわ新選組は領域Ⅱの突き抜けた立場にいる。自民党と対決するのはれいわ新選組になるはず。
中島岳志氏の今の考え方は?
上記で書いた内容は4年前の中島岳志氏と山本太郎代表の対談をベースにしています。それから4年、2024年9月27日に中島岳志氏は「ボランティアが支える政党とラディカル・デモクラシー」という題でれいわ新選組ボランティア本部主催の全国オンライン勉強会でお話しされています。その内容の一部は以下で紹介されています。
民主政治と政治参加
本記事は「文部科学省 中学校学習指導要領(平成 29 年告示)解説 社会編」の中の「民主主義と政治参加」のカテゴリーに関連しています。このカテゴリーについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。