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中国の子供「じゃあ、次は俺が日本鬼子」

中国で暮らしていると面白い中国語が聞こえてくることがあります。

今回はそんな話です。

是非読んでいってください。


一戸建て


中国の都市部には一戸建てというものがほぼ存在しません。

あるにはありますが、日本円でを余裕で超えるので給与所得者給与だけではまず住めないでしょうね。

ちなみに農村には普通に一戸建てが点在しています。

都市部の人間はマンションの部屋を買って住むのですが、それでも億に迫る金額の部屋が多々ありました。

今思えば完全なバブルでしたね。

さて、夜、私が公園のベンチで座っていると、おばあちゃん達がよく散歩しながら歩いています。

すると、「この前◯億以上の別荘(一戸建て)を売って新しいマンションの部屋を買った」とかの会話内容がたびたび聞こえて来ます。

おいおい、一体何人一戸建てを持っている奴いるんだよ(笑)

と内心では思います。

話を盛るのが中国人の面白くもあり、厄介なところです。

もちろん本当の可能性もありますが、ほぼ全ての話を10分の1くらいで考えといたほうが間違いないですね。

自信満々


同じような話ですが、中国人はいつも自信満々で話してきます。

法律の話になったら「自分は弁護士じゃないけど、勉強したことがあるから法律に詳しい。」とか平気で言い放ちます。

法律のことなんて何も分かってないのに、自信満々でポンポンと言葉が出てくるので危うく騙されそうになります。

でも、話を盛る連中だというのがあらかじめ分かっていれば、そういうモノだと達観できるのでマトモに話を聞くことも少なくなります。

そういった予備知識なしで、いわゆる真面目な日本人的感覚で彼らと話をすると信じてしまいがちなので危険です。

次は俺が日本鬼子


次は私が中国の公園で最も衝撃を受けたことです。

公園では夕方になると子供達と保護者で溢れます。

そこで聞こえて来た男の子2人の会話です。

2人の小学校低学年くらいの男の子2人が走って追いかけ合っていました。

すると1人の男の子が立ち止まって「次は俺が日本鬼子やるから、お前は中国チームだよ。」と言います。

日本鬼子というのは日本人に対する蔑称で、他にも「小日本」とか色々あります。

つまり、子供たちは悪役と正義役に分かれて遊んでいるわけなのですが、それを端的に表す言葉が日本中国なのです。

こんな小さな子供達がごく自然にそれをやっているのは衝撃でした。

中高生くらいになったら冗談でやるような感じだろうと勝手に想像していました。

それをこんな小さな子供たちが当然のこととしてやっているのです。

ちなみに中国ではテレビをつけたら時間を問わず、どこかのチャンネルで抗日戦争を描いたドラマを必ず放送しています。

今だにそんな感じだから影響受けてしまうんでしょうね。

今回は以上となります。
お読みいただきありがとうございました。

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元警察官日本語教師
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