
令状なしで捜索していいの?
警察組織は職員の退職に際して不審だと思った際は、色々な事を疑うという話は以前したと思います。
今回は私が退職した時に色々疑われた挙句、自宅を捜索された話をします。
結論としては警察組織は警察官に対しては令状なしで捜索する権力を持っています。
是非読んでいってください。
面談
私が退職するときは、退職の2か月前に辞めるという申告をしたのですが、少し急だ、ということで疑われてしまったようです。
まず、課の課長と面談です。
そのやり方が姑息というか、何とかして警察組織に対する悪口や不満を言わせようとするのです。
課長「俺がもし辞めるなら言いたいことはいっぱいある。お前もこの際、言ってしまったほうがいいぞ。」
なぜかよく分かりませんが、課長が私に警察組織の悪口を言わせようとしているのが分かったので、
「警察に大きな不満はない。」
「他にやりたいことがある。」
「もし体が2つあれば警察官を続けたいくらいだ」と言い続けました。
もちろん本当に警察組織に対して恨みなどありません。
それが伝わったのか、課長は諦めたようです。
更に警察から父親にも電話されました。
父親から後で聞いたところでは、
「息子の退職の意向を聞いているか。」
「息子からパワハラやいじめの相談を受けていないか。」等を聞かれたそうです。
令状なしで捜索!
最後は自宅の捜索です。
これは「未決書類(上司の決裁をうけていない書類)を自宅に持っていないかどうか、確認するためだ」とはっきり言われました。
段ボールや衣装ケースの引き出しの中まで全部ひっくり返して調べられました。
別にこんなのは、公務員としての職務上の命令でもないはずです。
さらに、彼らは捜索差押許可状を持っているわけでもありません。
原理原則で言えば拒否はできるはずですが、多分彼らは諦めないでしょう。
別にやましいことはないし、断って話がこじれるくらいならさっさと退職したかったので受け入れました。
家に調べに来たのは、警部と警視の2人。
警部だと30人くらい、警視だと100名以上の部下を持つことがあります。
規模にもよるでしょうが、普通の会社でいえば、末端の社員の家を調べるために課長と部長が来たようなものでしょうか。
たかが、巡査部長1人の退職に大げさなことです。
この時、私は心の底から警察組織の疑い深さを感じましたね。
別に未決書類やまずい物を隠していたわけでもないですが、部屋の中の物を全て確認して満足して帰って行きました。
警察組織というのは、意外と懐が深く、決して悪い組織ではありません。
しかし、色々と面倒くさい組織であるのは間違いないでしょう。
今回は以上となります。
お読みいただきありがとうございました
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