社会の成熟?(中国の変化)
監視カメラの波
私が中国を去ったのは2021年だったのですがその頃、中国では防犯カメラ設置の波がピークを迎えていたように感じます。
それまでは監視カメラはそんなに多くなかったと思うのですが、ちょうどその頃は1日に2,3回は監視カメラ設置の場面を見るようになりました。
カメラが3台セットになったやつでどこの街でも同じカメラがどんどんと設置されていたので当局のカメラという事で間違いないでしょう。
社会の成熟
この監視カメラ3点セットが街中の至る所に設置されるのを目にするようになり、さすがにウンザリしてきました。
私が中国にいた数年間、中国では確実にある変化が起きていたように感じます。
数年前までの中国の唯一の良さ、つまりある意味で自由だったものがどんどんと消え始めていたのです。
例えば露店がズラっと並んだ道路もどんどんと取締りが厳しくなり、店舗を借りなければ商売ができなくなりました。
気軽に誰でも道路で商売でき、客としては色々な所で買い物できたのが、適当でいい加減でなんとも良かったのです。
しかし、今、以前の記事で書いたように「城管と烧烤の攻防」のようなことが全国規模で起きているのです。
海岸を見れば小舟に乗って好きに魚や貝を取っているおじいちゃん、おばあちゃんが姿を消しました。
海岸沿いに当局の建物が設置され、漁業権云云と書かれた垂れ幕が大きく翻っています。
違法建築物は次々と取り壊されていきます。
これらは社会が少しずつですが成熟してきて厳格に機能し始めた証なのかもしれません。
しかし、私が海外生活に求めるものはそういうものではありません。
それでは私にとって外国にいる意味がありません。
それで私は中国を出ることにしました。
次にもし海外で生活するとしたらまた別の国ですね。
でもまた外国語を一から勉強するのはもう面倒くさいので、行かないと思います(笑)。
今回は以上になります。
話が逸れましたが、お読みいただきありがとうございました。