警察学校の退職確定フラグ
警察学校の退職確定フラグとはどんな場合でしょうか。
今回はそんなお話です。
是非読んでいってください。
朝、教場に来ない
私が警察官だった7年間、何人も辞めていく警察官を見てきました。
当たりまえですが、一番多かったのが警察学校。
170名近い同期の1割位が辞めたでしょうか。
他教場のことはわかりませんが、私の教場では朝から授業に来ない奴が居ると、退職確定フラグでしたね。
警察学校では班単位、部屋単位で規律正しい集団行動をします。
ですから1人だけ遅れて教場に来るなんて状況はあり得ないんです。
朝、授業前にもし誰か1人でも寮のトイレに籠ってウンコしてるのであれば班員全員、廊下で整列状態で待ちます。
全員揃ったら副総代の指揮下、一緒に寮から教場へ向かいます。
そんな感じだから、普通はウンコしたくても我慢します。
皆に迷惑かけられませんから。
ウンコしたかったら、授業間の休み時間に行ったり、便意が引くのを待ちます。
しかし、授業間の休み時間も剣道着や柔道着に着替えたり、出動服に着替えたりで全く時間がないので大体我慢することになります。
警察学校に入りたての1ヶ月くらいは、これになかなか慣れることができず、みんな平気で1週間位の便秘を繰り返していましたね。
狙い目は朝の教官室
話が逸れたので戻します。
そんなわけで、朝の教場で授業開始間際に来ていない班員がいる、というのは警察学校では通常あり得ない状況です。
しかし、唯一の抜け道は退職する場合です。
怒られても、班員に迷惑かけても、退職するならもう関係ありません。
そして、朝、授業が始まる前の教官室には大抵ほとんどの教官がいます。
退職を切り出すタイミングとしては理想的です。
私が知る限り、警察学校で辞めていった同期は、全員この朝の授業開始前に教官室に行って退職の意を伝えていました。
だから警察学校では朝の授業に来ない班員がいたら退職確定フラグなのです。
何の当番も当たっていない班員が、朝教場に来ないことは警察学校の半年間で4回ありました。
4回の全てが退職事案でしたので、私の班の40人中、ちょうど1割辞めたことになります。
どうでもいいことですが、同期全員の退職割合である1割とも丁度一致していますね。
今回は以上となります。
お読みいただきありがとうございました。