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葉山でアレック・ソスを見た次の週にサンフランシスコに行った
神奈川県立近代美術館の葉山館でアレック・ソスの展覧会をやっている。夏頃に聞いたような気がして、10月まで会期があるから、そのうち行くだろうと思っていた。気がついたら会期終了まで一週間、慌てて予定を組んでいく。
風景、人物、建物、そこに居る人を想像させるベッドや、食器や、写真や、植物。様々な感情が湧き立つような展示だった。
メランコリック
館内のテキストで印象に残った。感情を表すこと、写真に写っているのは過去だが、鑑賞している自分自身の感情を動かす。
音楽、歌は一曲の中で感情の変化を表すことができると聞いたことがある。曲を最初から最後まで聴いたなら、音楽による揺らぎを体験できる。映像作品もそうした効果があると思うが、映画がチープに感じられるようになったのは、現実世界が映画の創作を追い越してしまったからなのだろうと思っている。
中学生になった長女が、展示をとても気に入っていた。理由を尋ねてみたら、自然と人といろいろな情景があって、それぞれと対話をしているようで楽しかった、という。彼女の中で写真とのリフレクションがあり、その輻輳が止まないうちに、次の作品世界に飛び込んだのでしょう、そうして展覧会が一つの映像作品のように、彼女の鑑賞体験として刻まれたのではないかな、と思う。
展覧会図録は売り切れだった。手元で復習したかったのに残念。
我が家のコレクションにはアレック・ソスがある、少し飾ってみよう。
翌週、慌ただしくサンフランシスコに行く。準備万端というわけにはいかなったけれど、なんとかなるものだ。
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ホテルの部屋の真下がテラス席になっており、そこは24時間ライトが付いているのではないかと思った。昼間の時間は仕事をしており、確認していないけれど、日の出になってもライトは点灯していた。
サンフランシスコ国際空港、Uberのドライバー、ホテル、到着直後に出かけたレストラン、マスクをしている人を見かけることはなかった。一方で、ホテルの清掃員、会社の社食のスタッフ、同清掃のスタッフはマスクをしていた。オフィスでは、マスクをするようにという注意書きがあるが、それを守っている人と守っていない人がいる。感染対策というよりも、雇用形態が影響しているのではないだろうか、と感じた。マスクをすることが自己防衛につながる。
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朝夕の渋滞に巻き込まれることがなかったけれど、時差ボケで眠れずに見ていたテレビはLIVE放送で大渋滞のベイブリッジを毎朝見た。AM6:00前にも関わらず。ニュースからは、日本よりも詳しくウクライナ情勢を伝えていたし、シリアルキラーに対する死刑の有無について議論が起こっていることも伝えていた。繰り返しテレビに現れた男は、何かの犯罪をしたみたいだが、釈放されたらしい。サンフランシスコのローカルテレビ番組は、後はスポーツか、歌のオーディション番組しか無いようだった。
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出張そのものは成功だったが、サンフランシスコ界隈で一週間過ごしてみて、どうやらメランコリックが移ってしまったような感じがする。
好んで始めた副業だけど、少し休息が必要なのかも。ただ、本業の退屈さは耐え難いな。
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