アート・バーゼルの新ディレクター
Linkedin で Noah Horowitz を見つけた。残念ながら3次で、直接つながりを投げることはできないだろうか。Facebookの場合は気軽(?)に友達申請したりするけど、Linkedin の場合は関係がない場合の申請は、少しハードルが高いような気がする。ただ、リクルーターはお構いなしにつながってくるけれども。
なんでLinkedinで Noah Horowitz のプロフィールを見ていたかというと、びっくりするニュースがあった。
ノア・ホロウィッツに関して、アート・バーゼル退任とサザビーズへの移籍がニュースとしてあった。
マーク・スピゲラーとノア・ホロウィッツは、いい友人であるとお互いが語っていたが、アートとデジタルの掛け合いについては意見が違っていたのではないだろうか。
勝手な解釈になるけれども、マーク・スピゲラーはアートを体感すること、リアルな場に戻ってくると言っていた、例え映像作品であっても、映像とそれを取り巻く構成は、リアル開催でないと体感することができない。とも指摘していた。一方のノア・ホロウィッツは、ネット技術がそれほど発展する前からアートフェアのオンライン開催を試行錯誤していた。最初のオンラインのアートのイベントは成功とは言えなかったが、その失敗から沢山のことを学んだよう。これはネットスタートアップにも見られるグロウス・ハックの一つの仕組み、沢山失敗することで、早く成功の道筋を見つけるという方法論、ネットでのインタラクションからも学びを得る。
アート・バーゼルの新陳代謝だろう、と思った。
Linkedinに戻ると、サザビーズの経歴が掲載されている。もうすぐ、月の途中からCEOとして復帰、マーク・スピゲラーはノア・ホロウィッツのサポートをしつつ、相談役としてアート・バーゼルに残るという。
リアルに戻りつつあるとはいえ、リモートの利便性を知ってしまったら、高い航空チケットと宿泊費と環境負荷をかけてまで、アート・フェアに行くだろうか。パンデミック前に大々的に宣言していた Climate change(気候変動)にどのように対処するのか。観光はひとつの娯楽であるし、相手をよく知るということは、とても大切なことでもある。様々な矛盾を抱える局面にたってしまった。
ただ、リアルで開催するということは、作品と自分という世界に、鑑賞している他人が入ってくる、このことは、とても刺激的だと思う。