polaris

交換留学をしてから大好きになったフィンランド。育児もひと段落してきたので人生の後半はフィンランドと関わってすごしていきたいです。フィンランド好きな人たちと たくさん繋がったり 一緒にフィンランド語を学ぶことのできる機会をつくりたいなと思っています。

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交換留学をしてから大好きになったフィンランド。育児もひと段落してきたので人生の後半はフィンランドと関わってすごしていきたいです。フィンランド好きな人たちと たくさん繋がったり 一緒にフィンランド語を学ぶことのできる機会をつくりたいなと思っています。

マガジン

  • 2023.夏 フィンランドへの旅

    13歳娘を連れて高校時代に留学した場所に行きました

最近の記事

島へ②石の言葉たち

夏小屋で過ごす日々の中で 群島のハイキングにホストファミリーと行きました。 上は75歳 下は6歳まで。 ハイキングに行こうって言われたとき ちゃんとスニーカー履いてるから大丈夫だね とお兄ちゃんが言ってた理由がすぐにわかりました。 道なき道をいきます。フィンランドの土地は岩盤でできていて ハイキングといえども 岩を登ったり下ったり。硬いと思って踏み込んだらフカフカな苔だったり。 このハイキングでは黄色い石を探して何個あるか数えて その数が正解だと麓のカフェで値引きがある

    • 島へ①mökki

      ホストファミリーのサマーコテージは群島地方にあります。 まわりは海に囲まれていて そこに行くには2つフェリーに乗る必要があります。 フェリーは 車ごと乗りこむタイプです。この遠くに見えるのがフェリー 時刻表があって 島から島へと渡ることができます。サマーコテージに行くときはこの時刻に合わせて出発します。厳密ではなくて車が来そうだったら待っててくれて陸に近づくと鉄の板がおりて人や車がおりてきます。バイクの人も結構います。 割り込みする人などいなくて みんな並んで順番に乗りま

      • 日本とフィンランドのおばけ事情

        フィンランドに行く前日に書店にいってみつけたおばけの本。 フィンランドでは友人の家に泊まらせてもらう日があったので そこの子どもたちに日本のおばけを見せてあげようと思いました。 本当は子どもたちに話を聞きたかったのですが 予定がバタバタでなかなかチャンスがなく。 そこで食事の時に大人に聞いてみました。 私「これが日本の絵本によく出てくるおばけだけど どんな話だと思う?」 ホストファミリー姉「えー。時計もってるしニコニコしてるから時間を守りましょう 的な感じ?」 ホストマ

        • 甘やかされていたことに気づく

          ヘルシンキ中央駅について ここからはVRでTurku に向かいます。 事前にチケットも自分で購入し、念入りにルートも調べていたし大丈夫と思って来てみたものの… 実際に行ってみると中央駅は工事中で線路が分かりにくくなっていました。空港からの電車から乗り継ぐだけなのに 迷ってしまったんです。 フィンランドと東京の比較はできないけれど、ヘルシンキはとても忙しい街に感じました。到着したのが早朝だったということもあってみんな足早に通り過ぎていきます。 大きなスーツケースを引きながら娘

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        • 2023.夏 フィンランドへの旅
          1本

        記事

          フィンランドから帰国して

          フィンランドから帰国してもうすぐ1か月が経とうとしています 帰国したらたくさんの事を伝えたいと思っていたのに 全く書けない日が続いています。 「フィンランドどうだった?」と何人かに聞かれたけれど今のところうまく話せていない気がしています。 今回の旅で何度も私は「どうしたらいいんだろう」と口にしていました。 何か問題を解決するための言葉ではなく、自分の生き方についてたくさん問う場面がありました。 それらを簡単に書き残すことが出来なかったんです。 うまく表現できる自信もあまり

          フィンランドから帰国して

          やめることを決めた日

          私は諦める事にした こんな風に頑張ればできそうな事を 自分からやめよう と決めて発表する事は初めてかもしれない 昨年春 私は大学に入り直した 心理学がずっと学びたかったからだ 大学に入った時は自分が学びたい事 ずっと知りたかった事が学べる喜びで とてもワクワクしてた 実際大学の講義や 教科書は楽しくて 元々は興味がなかった科目も新しい発見があったりして今でもとても楽しい そんな中 私がやめると決めたのは 認定心理士を取得すること 認定心理士が取りたい訳でも 今の仕事に役

          やめることを決めた日

          好きが共有できる場所

          昨日はサークルのオフ会に参加しました。 私が入っているサークルはnuotio takibi (フィンランドをもっと好きになる)という 名前からもわかる通りフィンランドを愛してやまない人が さらに好きになるような場所です。 昨日は千駄木にあるJuhla tokyoさんで フィンランドの映画を見ながら一緒に時間をすごすという会でした。はじめましての人がいても いつのまにか話がはずんでいてあっという間に夕方になっていました。 主催されているのは東京で長年フィンランドカフェMOI

          好きが共有できる場所

          誰かの人生を聴く

          学校ってなんだろう 幸せに生きていくってどういうことだろう そんなことに向き合って 苦しくて なかなか身近な人にも相談できずに奮闘していた頃 私は一つの記事を見つけました その記事はフィンランド在住の方の記事でした フィンランドについての教育や福祉に関するものでしたが 著者の方の考えや思いも込められたとても心に響くものでした 私はすぐにその感動を自分の家族に伝えたいと思って 実家の狭いリビングでパソコンとプロジェクターを繋いで この思いを共有したいと思ったのです でもその

          誰かの人生を聴く

          フィンランドの自転車旅1995

          18歳の夏 同級生のティーナと自転車旅に出かけた。私達が住んでいたフィンランドの西側の群島地帯から オーランド島まで。 ティーナとすごく仲良しだったわけじゃないけど 夏休み前のある時突然誘われた。 ママチャリを借りて走りはじめてすぐに ちょっと嫌な予感がした。キョロキョロ 最初のスーパーで食材を買ったんだけど一瞬帰りたくなった 想像以上に坂道が続いてた。しかも1坂がめちゃくちゃ長い ティーナはサイクリング自転車だったから ついて行くのがなかなか大変。 インターネットがない

          フィンランドの自転車旅1995

          フィンランドのワークショップ終えて

          Minnaさんとワークショップを計画したのは11月のこと。夏至に向けて準備していたワークショップが緊急事態宣言で先送りになり、ようやく落ちついてきた今年の秋。 やりたいね! やろう!その一言で決まり あっという間に開催できました。内容は フィンランドの幾何学模様の装飾 ヒンメリを作り そのあとフィンランドのクリスマスについてMinnaさんが作ってきたスライドをみながら 話をききました。連日練習したクリスマスタルトはなかなかいい出来栄えでみなさん完食してくれました。 フィ

          フィンランドのワークショップ終えて

          フィンランドのクリスマスお話会

          フィンランド人の女の子と埼玉でクリスマスのワークショップをすることになりました。急に決まったのでバタバタしていますが 「一番美しいとき」をたくさんの人に知ってもらいたくて クリスマス前に開催を決定しました。 わたしは今「しあわせに生きることを決める」を軸に様々な学びや活動をしていますが その根っこにフィンランドで過ごしていた自分がいます。特別なことをしていなくても、特別な力がなかったとしても 存在するだけで幸せを感じられる。そんなあたたかな北欧のクリスマスを一緒に過ごしてみ

          フィンランドのクリスマスお話会

          過去と音楽 in FINLAND

          1995年にフィンランドに留学していた時にはまだインターネットもなくて、高校から帰って1人の時間にTVでMTVをよく見ていた。 今、久しぶりにBONJOVIとかeast17とか聴いたら、すぐあの時代にタイムスリップできる。なんとも切ない気持ちになる。切ないというか 懐かしいというか '帰りたい"って言う感覚。 友達もまだ あまりいなくて暗い寒いフィンランドの17時。 音楽は素晴らしい。自由に過去を行き来できる。 昔の音楽をたくさん集めて フィンランドに持って行って、ま

          過去と音楽 in FINLAND

          スクーリング1日目

          スクーリング初日を終えて帰宅した息子は 特に何を話すこともなかったけれど、なんだか嬉しそうだった。汗だくの顔でファンタをゴクゴク飲んでいる 最近はほとんど外に出る事もなかったので この炎天下の中都内にいくのもなかなか大変だったかもしれないけど。 「外の世界もなかなかいいものだったでしょ?」と聞いたら 「そうだね。なかなかいいかもね」 いい1日がすごせたんだね。 自分で経験して、成功して、それの繰り返しなんだろうな。 彼みたいなタイプは、自分自身が納得して体験をしていく

          スクーリング1日目

          その先の道

          高校入学した5月末。 あと20日で進級できなくなると知り、私達はいよいよ他の道を探りはじめました。 「明日は行けると思う」 といいながら翌日さらに沈んだ様子で起きてきて、何もいわず、下を向いて、いつまでも支度ができない姿を見るのも限界だった。 「もう無理しなくていいんだよ」 と言ってはみるものの その先の言葉がみつからない。 他の私立に転校するのか。 近くの公立に行く事は可能なのか。 通信制高校にいくのか。 どれも全く未知の世界。誰に何を聞けばいいのか。 県の機関に

          その先の道

          自分の気持ちを認める

          高校に行かれなくなって 何度か私はスクールカウンセラーさんのところに行ったり 担任の先生に会いに行ったりする事になった。 入学してから4日しか通っていない学校。 学校の最寄駅には 子供の学校の制服をきた高校生達が楽しそうに下校している。 溢れてくる涙がとまらなかった。 「そっか。やっぱり私は高校生になった子供の姿を見たかったんだな。」 もはや私がそんな気持ちを言える場所はなかったけど 自分の気持ち、感じた事は自分で認めてあげようと思った。 「そりゃそうだよね。当たり

          自分の気持ちを認める

          子どもがいても綺麗なフィンランドの家

          私は3つのホストファミリーのお宅で暮らしましたが 共通点として部屋がきれいだった ということが挙げられます いつも 常に きれいなのです。 中には4人兄弟の家もありました。お父さんは保険会社 お母さんは教師。フルタイムで働いていてやんちゃな男子が2人。散らかって当然なのです しかし食事のときになって バタバタと片づけるということはないし ソファーでゆっくりしようとしたときにゲームが出しっぱなしで一旦かたづけなければ となることもない本当にストレスフリーな住環境を保ってい

          子どもがいても綺麗なフィンランドの家