[アジアところどころ] 高雄#3 旗津島
旗津島はかって旗后(後)半島と呼ばれていた。灯台のある旗山の後ろに蹲るような形で集落が発展したからだ。長く高雄は内陸の農業経済中心だったが海岸地区である打狗も1673年旗后に天后宮が作られるくらい定住者が増えていった。開港190年前である。
天后宮は媽祖廟の別名。媽祖様は10世紀頃福建実在の女性で漁師であった父や兄を海難から救ったことから海に携わる華人の守護神となった。淡水には関渡宮があるように中国台湾の主だった港町には媽祖廟がある。渡海して世界各地に定住した華人の街にも媽