文系大学生、休学して調理を選択した理由

大学を1年間休学し、調理師専門学校に通い調理師免許とその他食の資格を取得したことについて書こうと思います。

休学して調理師専門学校に通った理由は、コロナの影響による大学生活の「充実感の無さ(もはや虚無に近い)」と、専門的な勉強をして突き詰めたいという「探求心」です。今までの学生生活を振り返ると何かに打ち込んで活動することに生きがいを感じるタイプだったため、コロナで何もできない状況というのは屍同然。サークルを探したり集まりに顔を出したり、極力その状況を変える努力はしてきたつもりですが、「若者が集まること」に対してメディアで大きく非難されていた中で不安感が募り行かなくなりました。また、オンラインでのサークルの新入生歓迎会に参加したり、同じ学部で交流会を開いてみたりもしましたが、繋がりの薄さをどこか感じていました。

仲間と切磋琢磨しながら様々なことに取り組み楽しい大学生活を夢見ていた私は、この状況下で1年過ごす中で「これでもう就活をして、大学を卒業してしまうなんてもったいない」と強く思いました。そして、大学入学時は「学び」への意欲もかなり高かったのですが、都内の人数が多い大学ということもあり完全オンラインで授業が行われ資料が配布され課題をこなしているだけの状況にもかなり不満を抱きました。「自分のやりたかった学びは自学自習の形式ではない。教授とも直接顔を見て、もっと色々な話を聞きたい。」と、常に親に愚痴を吐いていました。

こうしたつまらない生活に、ほんの少しの彩をもたらしたのが料理です。家から出られないこともあり、ひたすら家で料理を作っていました。そして、作っている中で「レシピ通りに工程の意味を理解せずただ作るだけなのは、本当に料理なのか」と疑問を抱き始め、「どうせなら死ぬまで料理をすることになるならもっと深く学びたい」という意欲が湧き始めました。また、健康需要についても考えさせられる環境だったため、食の学びは強い武器になることを確信し、大学2年生の夏休み都内ほとんどの調理師や栄養学を学べる専門学校のオープンキャンパスに片っ端から参加しました。

書いていたら楽しくて、思ったより長くなってしまいました。次に続きます…(笑)


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