サウナで死の淵を体感、だがそれがいい
何故サウナは流行したのか？
こんにちは、annaです。
今回はサウナについてお話ししようかなと思います。
皆さんはサウナ、経験したことがございますでしょうか。
幼い頃に母に連れられた、もしくは父に連れられた銭湯で、ちらっと入って暑くてびっくり、焦ってすぐ出る、なんてあるあるですよね。
私は狭い視野でモノ語るタイプの愚か者なので（ついでに卑屈）
さほど経験も知識もないくせに「サウナ…ｗ」と相変わらずクスクス、以前まではしておりました（正直者）
サウナが流行った理由とは様々あるようです。
健康ブームに加えあのタナカイツキ氏の漫画「サ道」の流行、おしゃれブランドが次々にサウナーに向けたファッションアイテムを販売。
おじさんの憩いの場というイメージが、急展開でおしゃれコンテンツに急上昇したのでしょう。
流行の先端にいる方達の先見の明、私の頭では理解し得ないシステムの上に成り立っているのでしょうね。
ご利用は計画的に
ランニング前には必ず準備運動をすることで、怪我や体が痛むのを防げるように、サウナも安全な利用方法があるようです。
そして大衆が利用する場所ですから、当然マナーもございます。
サウナの前には十分な水分補給
サウナ室に入る前は必ず体を洗う
サウナに入る前には湯舟で体を温める
静かにサウナ室に入る 6分～10分（温度や湿度によってお好みの時間）
サウナ室から出たら必ずかけ湯かかけ水をして汗を流す
水風呂に入る 1分～2分
体を拭き休憩スペースで休む
個人によって利用方法は様々ですが概ねこんな所でしょうか。
ヒートショックを防ぐためにも水風呂に入る際には足からゆっくりと入る方が良いようですよ。
これを繰り返すことで、所謂「整う」状態に導かれるとのことでした。
サウナブームで急浮上、「聖地」と呼ばれるサウナって
サウナの世界にも聖地があるようです。オタク心が騒ぎますね。
例えば静岡県静岡市にある「サウナしきじ」
「サ道」のドラマシリーズにも出ていました。
ここでは天然水の水風呂が有名で、ミネラルが豊富な天然水で冷やされる瞬間はここにしかない感動があると聞きます。
なんとここの天然水はお持ち帰りが出来る！水風呂ファンの方々はペットボトルを持参する方も多いようです。何に使うんだろ、飲むのかな。
芸能人の方も多く来店されています。
「あのしきじに来た！」
どんな聖地でも憧れの場に足を踏み入れる感銘、わかりますわかります。
サウナブームに乗じて、ミシュランならぬサウナシュランというサウナ施設のランキングも出現しました。
SAUNACHELIN(サウナシュラン)とは：
既存の枠に捉われず新しい 試みにより、従来のイメージより新たなサウナの価値を導き出し、サウナ愛を通じてより多くのサウナーをととのえた革新的なサウナ施設を、‘日本各地のサウナ’を巡る様々な業界の「プロサウナー」が審査委員 となり、11施設をノミネート。全国12,000施設以上ともいわれるサウナ施設の中から、水風呂・外気浴スペース・ホスピタリティ・男女の有無・料金設定・清潔性・エンタテイメント性・革新性などの観点で評価。
愚か者がとうとうサウナに出陣
前述しましたが愚か者の私（でも正直者）
快適なところでもじっとするのが苦痛。アツいところで静かにじっとするのはもっと無理。きっかけは友人の姉でした。
友人の姉、なっちゃんはそれこそ流行の最先端にいる広告代理店勤務のバリキャリ。お洒落の伝道師。権威に弱い私は恐れ多くてあんまり目を合わせられない。しかも可愛い。神は万物を与えやがる。
そんななっちゃんがサウナにはまり、Instagramストーリーを上げ始めた。
権威の権化のストーリーでさえ「ふｗわざわざ熱い場所でじっとして何がいいのやらｗ」とくすくすする私。目も合わせられないくせに。
だがなっちゃんのサウナ話はなんとも魅力的。普通にプレゼンテーション。
さすが広告代理店。好きな事柄への熱意を伝える事に関してプロ級。
私の浅薄な脳みそに染みるサウナの魅力。整いとサ飯。
「まあ興味あったら行って見まっすｗｗ」
家帰って秒で連続ドラマ「サ道」を再生。
じっと暑さに耐え水風呂で冷やされた後の整い。
「ととのう～」が合言葉。マジで本当にととのう～のか超気になる。
そして大人になってから初めてのサウナに向かうのでした。
近くのスーパー銭湯でまずはしきたり通りにサウナ10分・水風呂2分・外気浴10分。
まあサウナでの10分は長い、長いけど「サウナっていいかも」の概念が自分に植え付けられた後ってなんかちょっと違う。
新しいことを始めた、しかも聞くにはめちゃくちゃいいらしいコンテンツ、なんかわくわくしちゃう。
じわっと汗がにじむのも嫌じゃない。
10分経過しサウナから出るともう涼しくて既にちょっと気持ちいい。
かけ水は勇気が出ないのでかけ湯をしてから水風呂へ。
水風呂なんて無理～～～。って思ってたけど、体が温まりすぎているからか冷やっとしても難なく入れる。え～きもちい～。
水風呂に入って1分程度で新感覚。ここまで生きてきて初めての感覚到来。
気管が冷えて息をするたび喉が冷たい。ふうふうとわざと息を吸ったり吐いたり。ひやっひやっとするのがなんとも気持ちよくて面白い。
冷えすぎてもいけないなと思い、水風呂から出て体を拭き、外の外気浴スペースへ。
リクライニングチェアが所々に置いてある為そこに横になる。
と、間もなくぼわんぼわんと視線がゆがむ。生まれて初めての感覚再到来。
ぐるんぐるんと緩やかにまわる。
あれ、あれ、と考えてるうちにふぁ～～～っと不思議な世界へ。
これが「整う」ですか。
なんだかとても気持ちいい。が、これはもしかしたら体にとてもよくない状態な気もする。死の淵を歩いている。そんな怖さも正直感じた。
けれども目前には広い空。風をダイレクトに肌で感じる。
自然と一体になるってこれかも。暑さで汗と共に嫌な事全部流れちゃったかも。もう季節が変わるんだなあ～。
あ～～一生こうしてたい～～～。
外気浴で涼んだ後はこの流れを3クール。
なんか冷えたなと思えば露天風呂で暖まったり。自由にうろうろ。
浴場から出て髪の毛を乾かした後は、速足で食堂へ。
即生ビール。
すっぴんかつ寝間着、癖毛の影響で控えめにアフロになった頭でも気にせずイッキ。
な～んにも気にならない。最高～～～。ウマ～～～。
帰宅して窓開けて、椅子に座って外見ながらうたた寝。まだ夕方か。
いやなんだ、最高な人生送っちゃってるかも。
そしてサウナ巡りへ…
それからの私は、古参サウナの顔して同僚や友人にサウナの魅力を触れ回る。なっちゃんのプレゼンも拝借して、べらべらべらべら。
「経験したことないような新感覚、体験してみたくない？」
キャッチコピーも作っちゃったし。
職場の先輩達は面倒くさがって聞いてくれないから否応なしに後輩に付きまとう。後輩達は私のサウナハラも笑顔で聞いてくれる。今思うとマジごめん。
だが今ではそんな後輩たちもサウナ巡りをしてくれている。
「annaさんここめちゃくちゃよかったですよ！おススメ教えてください。」なんて。涙。
ランキング上位から攻めました。
スパメッツァおおたかの森（千葉県流山市）はテーマパークのようで、ドラゴンロウリュウなんて曲に合わせて熱波が肌にダイレクトパンチ！
あっち～！！と出てきた先には、立ったまま首までつかれる水風呂！
ヤバかった…。とふらふら歩いた先にはずらっと並ぶリクライニングチェア。
全チェアの横にはシャワーが設置。きちんと流してから横になれるのが嬉しい。
そして気持ち良すぎて公の場で初めて全裸で入眠。多分半分昇天してる。
草加健康センター（埼玉県草加市）は高温多湿サウナ。
湿度が高いからか？温度は92～94度くらいだが悶絶級に熱い。
喉が焼けるかもと焦って口を覆うくらい。私は居れても最高6分。
先輩サウナーたちは事前に顔に濡れタオルを巻き、デンと胡坐組んでじっとしてた。さ、さすがや…。
水風呂は露天バイブラ風呂。普通の水風呂ならじっとしていると「羽衣」と呼ばれる自分の熱の膜が肌を覆って冷たい水に慣れるものだが、この水風呂はそうはいかない。ぼこぼこぼこぼこバイブラＭＡＸで否応なしに羽衣を剝がしにかかってくる！やめてーーーー！！
水風呂も1分いられず逃げるように外気浴チェアへ。
急速に温まり急速に冷やされた。フリーズドライみたいだななんて。冷凍食品ってこんな気持ちかなって。
スタンダードなサウナと違った整い。これも気持ちええんかい。
鼻で笑う前に一回やってみろ
お前がなって言わないで。
前記事にもあるような流れで、又もや新しい扉を開きました。
誰かが何かを好きな現象には必ず理由がある。
KOBAやなっちゃんのように好きなものの熱意を他者に伝える有効な術を持つ人ってとても魅力的ですよね。
私はスーパー天邪鬼なのでおススメを素直に受け入れられないのです。でも好きな人の好きなことは気になるのです。恥。
「いやｗ私はいいわｗ」と横目で言いながらも内心「もっと教えてくれ…！もっと…！もっとだ………！！！」と念じています。恥。
ですので最近はnoteで記事を漁り、様々な分野で活躍する方々の書を読み、「これもいいかも、あれもいいかも」と妄想するのが最近の趣味です。
実際にやらずとも視野を広げて考える。
想像して感じる。ステップアップしたら勢いでやってみちゃう。
新しい感覚と出会う。足元に転がっている小さな喜びを拾い上げる。
私的バリキャリ並みのプレゼンをしてみましたが如何でしたでしょうか。
なっちゃんはここまでダラダラと喋らずとも、バシッと要点掻い摘んで見る見る間にドンっとおいしそうなケーキを目の前で作り上げる。
ふん、おもしれー女だぜ（本人にはそんな言い方出来ない）
次はどんなことをしてみようか。
これを見ているあなたのマイブーム、ぜひ教えてくださいな。