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(ネタメモ。 進撃 エルリ 現パロ)名前は何人か出るけど大学生ハンジとリヴァイ。社会人(偉い)エルヴィン前の続きメモ。
「なら、話す意味なんかねぇだろうが」
「原因を取り除けばYESの返事がもらえる可能性が上がる。大いに意味があるだろう?」
さきを促すエルヴィンに抱きすくめられたまま。逃げは完全に封じられている。
「まずお前は週刊誌に追われている。指輪を外して昨日の今日。もうネットで流れている自覚はあるか?」
…ハンジからの情報。140文字で気軽に氾濫する情報の一つに過ぎないが「気を付けろ」と警告。
「さほど出かけていないのだが…。早いな」
「週刊誌に躍りまくる「芸能、財界からの相次ぐラブコール」の文字の意味を理解しているか?」
「相手にする気はない」
「お前はそうでも、相手は違う。お前を離婚に追い込んででも欲しがる奴なんぞ大勢いる」
「…。」
「見つかれば、こんなワンルームに夜中に来たのも面白おかしく書かれる可能性がある。一緒に住むなんて、どだい無理な話だ。第一、俺の稼ぎでお前の家の家賃を半分も払うここともできるわけがねぇ」
吐き捨てる様に言って黙り込む。静かに暮らしたければ、週刊誌なんぞに追い回されないことは一番どころか当たり前だし、金という生活に必要不可欠な問題を回避する気もない。
多分、リヴァイはほぼテレビを見ないのだろう。現に部屋にテレビはない。自分が時々コメンテーターでワイドショーに出ていると知ったらどんな顔をするのか。…今後は断ろうと決め、リヴァイを抱え直す。
「駄目だな。及第点もやれない程理由がなっていない」
「…いい加減に離せ」
「寒いから無理だ」
家賃と光熱費の半分は払うと言い切った所を見ると、本当にここに住むつもりなのだろう。
「…夢の中の、苛烈で峻烈で華麗で美しいお前に恥じない男であろうと努力をしてきたつもりが、裏目に出たかのようだ。…今の俺は嫌いか?知って、嫌いになったか?」