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ブラック会社との戦い(13)
自分が今持っている証拠をもって、スマートフォンで録音を設定し、経理担当者の所へ行きました。
<今回の登場人物>
・経理担当 75歳
・ 社長 82歳
・僕 40歳
以上の、おじさんとおじいさんです。
僕「すいません、聞きたいことがあるんですけど。」
経「はい、どうしたの?」
僕「応接室でいいですか?」
経「いいですよ。」
僕「土曜日出勤してる分は、残業代がついていませんよね?」
経「土曜日は残業じゃない。付くわけないでしょ!」
僕「僕もそう思っていました。でも、調べたら、おかしいって思ったんです。」
経「どうして、急にそんな事を聞いてくるの?」
新人に指摘されたとは言えないので、
僕「妻が明細書をみたら、おかしいって話になりまして。」
経「全て労務士に頼んでいるから、問題ないですよ。」
僕「調べたらやはり違法だと思ったので、お話ししています。」
経「・・・・じゃあ、社長を呼んで来るから、待ってて。」
僕「わかりました。」
この時、「いきなり社長来るのか」と、内心慌てましたが、結果的には良かったです。
社「どうしたの?労働時間がおかしいとか言っているみたいだけど。」
僕「経理の方に説明しましたが、土曜日出勤した分は、週40時間を超えています。残業代が未払いです。」
社「どこで調べたか知らないけど、うちの会社はこのルールでやっているから、君がとやかく言う事ではない!」
僕「労働基準法に沿って話しているだけです。」
社「労働基準法?? そんなもの、中小零細企業が、全部守っていたら経営が立ち行かないよ!」
僕「会社の都合もあると思いますが、従業員としては働いたお金がもらえないことは、大問題です。」
社「だったら、大企業に勤めるしかないよね? 会社を辞めたいって事でしょ?」
僕「別に、会社辞めたい訳ではありません。」
社「今、君が起こしてる行動は、この会社で働きたい人とは感じないけどな。」
僕「法律で決まってる事なので、守りましょうよ。」
社「とにかく、労務士に聞いてみるから、待っていなさい。絶対問題ないから!」
僕「わかりました。文書で回答をお願いします。」
経「わかりました。」
長くなるので割愛しましたが、実際のやり取りはもっと罵詈雑言や脅しがありました。
幸い、ボイスレコーダーに全て録音していたので、証拠は取れました。
この後の回答が、僕を労基に向かわせることになります。