ネガティブも原動力
「ポジティブシンキングは大切だよね」
一体どこの誰が言い出したんだろうか。誤解を生まないために言うと、私はこの言葉を全否定する気はない。むしろ今までの私はこの言葉に励まされてきたことも多い。
うまくいかないことが続くとネガティブな思考に陥りがちだ。そのようなとき、自己暗示のようにポジティブシンキングと自分に言い聞かせる。すると少しずつ、立ち上がることができる。
例えば、連日勉強をサボってしまったとき「今さらやっても遅い」ではなく「今からでもやるだけ偉い」と少しの肯定をする。そうやって私はネガティブを乗り越えてきた。
しかし、最近考えることがある。果たしてネガティブは完全な悪なのだろうかと。
ネガティブとは否定的な感情のことだ。しかし、ネガティブな感情が原動力となることはあるだろう。仲間を傷つけられ怒りの感情を原動力に復讐に走る人や、負けた悔しさを原動力に勝利を目指す人。いったいそれは何故か。
私の予想は、ネガティブの方向の違いによるものだということだ。
復讐を決心した人間の怒りは誰に向いていただろうか。それはきっと自分ではなく他人に向けてだ。悔しさとは自分に向いた感情ではあるが、きっとそれは過去の自分、あるいは過去にしようとしている自分に向けての感情のはずだ。悔しさを自分に向けるとき、今の己を変えようとするのならばその悔しさが向いているのは既に過去の自分なのだ。
ネガティブが自分そのものを否定の対象と捉えないとき、それは原動力になりうるのだろう。それは外向的であったり、自身を下から押し上げるものであったり。自己を否定し、感情に押し潰されてしまうこととは違う。
感情には方向があって、その方向をコントロールすることで追い風を生み出すことができると私は考えている。コントロールするために必要なことは揺るぎない自尊心やプライドだ。自尊心の低い人は無意識のうちに自身を否定してしまうだろう。無条件に自分を肯定するというのは大切なことだ。
今日は眠いので、ここまでにします。もしかしたら続きを書くかもしれないし、書かないかもしれません。
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