ラブレター
「ナポレオン・パイ」要はイチゴのミルフィーユケーキ。この時期になるととっても食べたくなる大好きお菓子。
パリパリに焼けたパイとカスタードクリームとホイップクリームを合わせたふわふわのクリーム。そして苺。食感を変えるカリカリに焼けたパイ。ホイップクリームと苺で飾り付ける。赤と黄色ときつね色が層になった美しい几帳面なケーキ。なのにフォークをたてると一気に崩れグシャグシャに崩壊する。その原型を留めない潔さも堪らなくスキで。なんかこう…悪いことをしている感じ。口の中で感じる苺の瑞々しさがパリパリのパイのおかげで余計に引き立つ。
ただいま絶賛、絶交中。原因は向こう。許せずにいる。けど「許して」とも言われていない。「許して」と言われたら許す気持ちのところまできてる。付き合って6年目。結婚はたぶんしない。したとして、お互いにやりたいことがそれなりにあって「結婚すること」は10番目ぐらいになった。「結婚すること」は10番目になったけど、それなりにあるやりたいことランキングの1番目から10番目には、もれなく「彼と一緒に」がタグ付けされている。
最近、ビジネスについてと教育改革についてのセミナーに参加する機会が増えた。受験戦争と就職超氷河期時代を経て。これまでは親や教師や上司が言う情報が全てで、そのどれもが正しいと思い込み生きてきた。反抗したら体罰が当たり前だったし、職場ではパワハラにあった。全員が?ってことではない。少なくとも私や彼や周りの同世代はってことで。
情報の多様化により、私や彼にも光が差し込む。知りたかった情報を見つけることが出来る。ビジネスについて、教育について、今までの概念を一掃するほどの改革が起きている。これまでどんなセミナーにも恐れを為して参加して来なかった。最近の高校生は、いち早くビジネスセミナーに参加しビジネスサークルを立ち上げ、全国の高校生と積極的に交流を図り意見を発表する。先日参加したセミナーでは教育に携わる人から参加高校生への質疑応答が印象的だった。
(質問)ビジネスサークル活動を通して、中学生時代にあれば良かったなという教育科目はあるか?
(応答)お金の収支決算の詳細と時間の概算と使い方について
同じ年の私に、ここまでのことが言えただろうか。彼らは経験と実績で明確に問題点を見つけ出して伝達出来ている。
世の中の変化を捉える為に意識改革を考え始めたきっかけは付き合っている彼だった。無意味な転勤と連続夜勤、新しい部署では無視された。原因はわからない。あっという間に鬱病になった。痩せ細り眠る時には睡眠導入剤が必要となった。原因が原因だっただけに失業手当てとメルカリで2年は食べていける。やや前向きになり、体形も丸みを取り戻した頃、考えに考え、ビジネススクールに通うことを決めた。日々マーケティングを学びビジネスモデルを参考に起業アイデアを発表するところまでスキルアップした。多角的視点からビジネスチャンスを考える。担当の先生との出会いも前に進む大きなきっかけだったと思う。
姿勢良く自信を持ち直した彼は2割増しでかっこいい。そう見えるのは私だけではないのだろう。絶交の原因はそういうことだ。二人の関係も違和感や相乗効果や色彩で積み上がったナポレオンパイのように面白い。しかし甘く重なった几帳面な関係も見ているだけではつまらないと感じる人がいるのだろう。フォークのような若い衝撃でグシャグシャに崩壊するのか?形を変える二人の関係もまた潔くて面白そうではあるが。
成長のきっかけをくれる人へ感謝し幸せを願う。今年の目標
◆経済的オススメレシピ
トマトミルクパスタ2人前
パスタ(スパゲティでもペンネでもOK)
ツナ缶 キャベツ しめじ
トマトケチャップ 牛乳 塩・ブラックペッパー
①パスタ200㌘を熱湯で茹でる。
②キャベツ1/6個をざく切り。しめじは1/2石附をはずす。
③フライパンに②を入れ強火で放置。焦げ目がついたらツナを油ごと投入。
④ケチャップ大さじ3を入れ馴染ませる。
⑤スパゲティの茹で汁をお玉で2杯入れて、グツグツしたら牛乳200㌘投入。
⑥茹でたパスタを投入し、塩とブラックペッパーで調整。火を止める。
(アレンジ)
・キャベツの箇所。季節にあった食材で代用可能。価格の安定しているものや家庭菜園のものなど。
・アサリやイカをプラスしてもOK
例)夏→ズッキーニ 秋→ナス 冬→白菜
※パスタの茹で時間にもよりますが、パパっと出来ます。時短で経済的w