コーカサスから中東へのバイク旅行 (その41)
2023/9/5
朝7時起床
結局、熊に襲われる事もなければ、狼に噛まれることもなく、一夜を過ごしいよいよ今日はオートバイで走ったことのない国に突入する😤
日本人の習性で立鳥後を濁さず、周りを片付けてキャンプした痕跡を残さずにきれいにして出発
集落を通るときになるたけ爆音が出ないようにアクセルを抑えながら、通り掛かった村人に挨拶をしながら集落を後にする
Agarak の中央広場で、水を補給して国境に向かう
10:30国境到着
ここの国境は出国手続きで、まず最初にカスタムの検査があった
しかし、そのカスタムの係員の手際の悪さにイライラする
最初に検査に当たったデブっちょの係官の指示がコロコロと変わるうえ、あくまでアルメニア語しかしゃべらない姿勢にイラつく
荷物を開けろと言われパッキングを解いていると、荷物をx線検査の検査場に運べと言いまだ荷物が完全にバイクから降ろせていない状態で、とりあえず外した荷物だけ運んでいると今度は別の若い係官が来てバイクを移動させろときた
移動?どこに?
進めといってもゲートは閉まっているし、外した荷物はどうするんだ?
もう何から何まで訳がわからない
これはただ言うことを聞いていても話が進まないので、こちらも外した荷物はどうするんだ、どこで受け取るんだ、バイクはどこに持ってくんだと文句を言う
すると向こうも面倒になったようで、荷物はどこにあるんだ、x線検査場?
じゃぁそれをバイクに積んでゲート開けるからそのまま先に進めと言う
荷物を持ってきて積んでいる間ずっとその若い係官はそばにいて、お前の為にもう20分も待っているとか言ってる
こっちのセリフだよ😡
カスタムがグダグダだった代わりに、イミグレーションのほうは、すんなりと手続き終了して11:00時に国境のアラス川を渡った
イラン国境最初のチェックポイントでバイクを置いて奥にあるパッセンジャーズホールで手続きをしろと言われ、その建物に行くとそこにはイミグレーションがあり、手続きを済ませた
チェックポイントまで戻り、バイクの侵入が許可され先へ進むがカスタムオフィスを見逃す
私はその先にあるもう一つのオフィスにいってしまったが、PCにオートバイのレジスターの情報を登録する作業はやってもらえた
その後にカスタムの場所を教えてもらい、カスタムオフィスで手続きを進めようとしたが、カルネがないオートバイの持ち込みを許可はできないと言う😨
カルネを使用する以外のオートバイを持ち込む方法はないか聞いてみたが、やはり無いと言う😱
私が困り果てているとオフィスのオフィサーがMr Abdiに話を聞いてもらえと小さなメモを渡してくれた
そのメモを持って、わりと大きな建物のコマーシャルホールと言う建物の一角に居るAbdi 氏を探した
数人のイラン人にAndo氏の居場所を聞き、ようやく彼に会うことができた
彼は長身のイラン人で彼の話す英語は自分にもわかりやすいゆっくりとした英語で話を聞いてくれた
彼が言うには、カルネなしの車両の持ち込みに対応することができた方法が以前は有った
しかし今は使えないと言う
少し前ならInsurance Companyが仲介して車両の持ち込みを可能にする手続きをしていた
当然コミッションは支払わなければならない
しかし、今現在ここ3週間前からInsurance Companyがクローズしてしまっていつ再開するかわからない
なのでその方法が使えないと言う
自分は何も助ける事はできないが、別の人間が助けることができるかもしれないと言う
Abdi氏に案内されて、別のオフィスでしばらく待っていると若いイラン人の男がやってきて私を助けることができると言う
しかし、彼の出した条件は、、、
1ヵ月間イラン国内を自由に旅行できるが、パスポートはホールドされる
パスポートを持ち歩かなくてもイラン国内の旅行は別に問題がないそうである
出国する国境地点を最初に決めておかなければならない
出国する際にパスポートは返却される
そして、その費用は850USDである
少し考えた上でその提案は断ることに決めた
850USDは払えない金額ではない
しかしキャッシュで支払わなければならない
自分の今持っているUSドルのキャッシュは1000USD
それを支払ってしまうと、残り150USD
1ヵ月間イランを旅行出来るはずも無い
こうなったらここにいても仕方がない
バイクを国境において、バックパッカーとして旅行したらどうだと言われたが、それでは意味がない
再びイランのイミグレーションで手続きをして出国し、またアルメニアに戻る事にする
アルメニア再入国の際、また要領の悪いカスタムの係りかにキレながら再入国した
この先どうしたらいいだろうか今晩一晩考えよう。まぁまずはビールでも飲むか
最後に失意に落ち込む生気のない男の写真をご覧ください
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