見出し画像

バルカン半島から中央アジアへの旅行 (その38)

8月14日 (その1)

7時半起き
天気を確認、ファスナーを開けて、外を覗き込んでみると珍しく霧
それほどひどくはないが、テントが湿っている
とりあえず朝食準備
お湯を沸かしながら、トマトやチーズを切る
この中華製ストーブの評価が自分の中で爆上がりしている
ガスのカートリッジはアルバニアを出発する時から使っていてまだ1度も交換していない
SOTOを使ってるよりよっぽど燃料代が抑えられていて、何より使い勝手が良い
今は夏と言うこともあるが、火力を最小に絞ってもシェラカップ1杯分だけのお湯を手軽に沸かせるのは助かる
キャンピングガス、割といいです

食後にタバコを巻いていると、雲が切れて陽が差し込み始まった
パッキングして、周りにゴミを残していないかチェックして10時出発
今日までは5kmちょっとしかないので、すぐ到着するはずだがその途中でガソリンスタンドを発見
これから入国するトルコでSIMを買うつもりだが、どうなるかわからないので音楽や動画をダウンロードさせてもらう
ガソリンはトルコの方が安かったと思ったので、給油せず。代わりに飲み物を買ってついでにトイレも済ませておく
Wi-Fiは、そこそこのスピードが出ている筈だが、あまり重い作業をするとすぐに回線が切れてしまう
動画は2本まで並列で落とすように抑えてダウンロード
作業に時間がかかったので、結局スタンドを出たのは正午

無保険の件がどうなるかドキドキだが、覚悟を決めて国境に向かう
国境に到着すると、先客の自家用車が十数台並んでいる
バイクの特権を使わせてもらい、イグレの手前の日陰までバイクを移動して、そこで本来なら自分の番になるはずの車が来るまで待ってから列に割り込ませてもらい出国審査を受ける
で、結局保険はどうだったのかと言うと、、、

  🎊 ノーチェックでした〜‼︎   🎉
ありがとうございました

ギリシャもアルバニア、マケドニアもカスタムのチェックはほぼしないのでウッキウキでトルコ側へ
ここの国境間はほとんど離れておらず、100メートルも移動しないでパスポートコントロールがある
しかし、どこ側の入国審査のチェックが厳しいようで審査待ちの渋滞がひどい
先程と同じように先頭までバイクを移動させて停め、待ち時間を利用してトルコの保険を作る
トルコへの車両の持ち込みは保険が絶対に必要になる
持ち込んだ車両の管理をパソコンで入力するのに、保険番号が必要になるからだ

というわけで、職員に保険屋の場所を教えてもらいそこへ向かう
保険屋はすぐ見つかり、料金を聞くと料金を書いたメモ用紙を見せてきた
115€?
オイオイ!去年別の国境で3ヶ月3000円で作れたと言うとどのぐらい旅行するんだと聞いてきたので2週間と答えた
すると料金は20€に下がった
コヤツめ
レフで払えるか聞くと45レフと言う
2.5€余計に掛かるがそのぐらいはまあいいか
余ったレフを使っておきたい
50レフ渡して保険証を作成してもらう
小屋の中に入って来いと言うので、小屋の入り口で登録証を見ながらナンバーはどれだとかメーカーは何だとか聞かれたことを答えながら、パソコンで入力しようとするがメーカー名が入力できないようだ
ジョージアとの国境で保険を作るときは問題なかったぞ
でもどうやってもロイヤルエンフィードでは登録できないようだ
保険屋が似たような別のメーカー名で登録しようと言い出した
仮に一旦登録を終了させれば、後からメーカー名を変えることができると言う
それで問題はないのかと尋ねると問題ないと言う
ホントか?
JAWAじゃダメかと聞いてきたので確かにレトロバイクつながりではあるけど、作ってる国が違うから、どうせならトライアンフにして登録作業を進めてもらう
果たして、プリントアウトされた保険証書には、ちゃんとRoyal Enfieldとなっている
まぁいいか
ちゃんと保証されるのか疑問が残るがこれから事故を起こす予定も無いので私は一向に構わん(男気)
保険屋のおっさんは、おつりを10€渡してきてニヤリと笑った
て事は保険代は15€になった
コヤツめ🩷
人間が急に胡散臭くなってきてアジアに戻ってきた実感が湧いてくる
落ち着くわ〜

いいなと思ったら応援しよう!