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バルカン半島から中央アジアへの旅行 (その49)

8月24日 (その2)

Posofに到着
修理屋で聞いてみたがやはりアルダハンに行かないとだめなようだ
これ以上の修理はできないと言う
と、いうわけでアルダハンに行く為ヒッチ開始
10分程で1台の見たことのないエンブレムをつけた乗用車が止まった
乗っていたのは、若い男でモハメッド
アルダハンに行きたいことを伝えるとアルダハンに行くならお金を払ってもらわないといけないと言う
いくらか聞くと、片道400
交渉開始
値段を値切るのと、今現金がないからアルダハンに到着したら両替しなければならない事を翻訳アプリで説明する
わちゃわちゃやってるのを見かねてか、修理屋の店主が助けに入ってくれて、片道10€往復なら20€で話が決まる
ちなみに20€=730リラ

モハメッドはとにかく陽気なラテン系トルコ人だった
陽気なのは良いのだが、とにかくすきあらば値上げ交渉してくるのがうざい
決めた値段ではガソリン代だけでなくなってしまうやらハンドルのセンター調整が狂ってるやら、ブレーキが加熱してなんちゃらかんちゃらとにかくうざい
結局アルダハンまで行かず30km手前のHanakと言う小さな街のバイク店で18インチのチューブを手に入れることができた
戻る途中あまりにも金金金金うるさいのでPosofでタイヤ修理が終わった後、国境のバイクが置いてある場所まで運んでくれれば20€のほかに200リラ払うことを提案して、それ以上はもう料金は絶対払わないことを宣言した
それでも奴の賃上げ交渉は続き、自分はもう空返事しかしなくなった
もうどうでもいいから、早くPosofに着いてくれと思っていた
届けこの気持ち

17時半、Posofの修理屋に到着
もう仕事は終わってしまっている雰囲気だったが、何とかお願いしてタイヤにチューブを入れてもらう
帰り際に料金を支払う
今回は受け取ってもらえた、200リラ
モハメッドは修理が終わるのを待っているところを見ると、自分を国境まで運ぶ気はあるらしい
どんどん膨れ上がるやつの料金は最終的にガソリン代800+運転代300の1100リラ
そんなのは無視して、最初に言った値段の730だけ渡してそのままどっかに行ってもらっても構わない位の気持ちだった
しかし、どこにも行かずに待っていると言う事は、ここから15キロ乗せるだけで200リラと言うのがそれ何に旨味があるからだろう
修理が終わり、タイヤを車のトランクに入れようとしたときに、トランクルームの中に妙な機械が設置されている
なんだ
ベンジンベンジン言ってるけど、この車LPG車じゃねーか
だったら、燃料代なんか全然安く済むだろうに

Posofから国境までの短い道のりの間、また例によって賃上げ交渉
300くれとか言ってる
死ね
でも、途中で5€でも良いとか言い出した
おっ!
5€だと180ちょいなんだけどそれでいいなら払うよと答える
でも、コロコロ言うことが変わる奴らしく5分もしないうちに、やっぱり10€だとか言い出している
知らねーよ
もう5€以上は絶対払わねぇ
そんなやりとりに気をとられてか、右側のガードレールにぶつかりそうになり思わず大声を出してしまった
おいおい、頼むぜ
バイクで旅行してるのにたまたま乗った白タクの事故で死亡〜とかバカ過ぎる
端的に言って不幸すぎる
ここ3日間、トラブルが続いてもうお腹いっぱい
早くジョージアに入ってトビリシで少し休みたい

何とかバイクが置いてあるレストランに到着
5€払ってバイバイ👋
しかし奴はなかなか帰ろうとせず、何やらバイクやら自分の荷物を見てる
袖となくやつの動きに気をつけながらもタイヤ取り付け
奴が何か喋りかけてきても無視していたら、そのうち諦めたのか帰るよ的なことを言いながら、どうかもう100リラだけくれないかみたいなことを言っている
ホント、ブレねえな

奴が去った後チャマルさんに今日は時間が遅くなってしまったので、ここでテントを張っていいか聞くとダメだと言う
てっきり許してくれると思っていたので驚いたが、テントはダメだけど部屋を開けてあげるからそこで寝なさいとの事
ありがたや🥹
ここから国境まで、200m
これで明日トルコ出国できなかったら旅行中止して帰国します

本日の走行距離28km🤯

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