バルカン半島から中央アジアへの旅行 (その64)
9月13日 (その1)
どうも
当面考えるうる問題は全て解決した完全無欠、傍若無人のヨシです
天上天下唯我独尊
朝一で国境をサクッと越えてトビリシに到着したら1週間ほどのんびり過ごした後鼻歌まじりに鼻をほじりながらロシアを通過して目的の中央アジア到着です
もう何も怖いものはありません
昨日到着したのが夜遅くだったせいか、国境警備の兵隊さんの訪問を受けることもなく平和な夜を過ごし朝8時半出発
国境に5分で到着
アルメニアの出国手続きは何の問題もなく手続き完了し、余裕のよっちゃんでジョージアの入国手続きへ向かう
時間が早いせいか、それほど手続き待ちの車はなく、先客の二台の車の後にパスポートコントロールの窓口の女性係官に書類を提出
例によって、日本の免許証を出せと言われ持ってきてないと答える
ちょっと空気が変わる
国際運転免許証、じっくりとチェックした後、この免許証はエクスパイア、期限切れだと指摘された
そこで、例のごとくこれしか持ってないので今回は通してくれと頼み込むがどうも空気が悪い
何やら上司と相談している
そのうち他の係官も数人集まってきて、何事か話し合った後、1人の若い男の係官が俺のことを覚えているかと聞いてきて、3日前にお前はここを通過しただろうと言ってきた
その男に見覚えはなかったが、とりあえず思い出したような体で確かに通ったけど、3日前じゃなくて10日前だよと答えた
さすがにそれで気を悪くしたからとも思えないが、その男が言うにはお前の免許証は失効しているのでジョージア国内を運転させるわけにはいかないと言う
なので、自分はここまで他の国を何ヶ国も旅行してきているが、それが問題になったのはジョージアだけであること
袖に数週間前には一度入国できている事を主張したが聞き入れられない
他の国は他の国、ここはジョージアだから、ジョージアのルールに従ってもらうとの事
誠にごもっともで反論の余地は無い
トビリシで再会した時に石澤夫婦から、国際運転免許証はオリジナルの免許証と一緒に持ち歩かないといけない規定になってると教えてもらったが時すでにお寿司
何かを買ったり契約したりするときの約款は、1番ケツまで最速でスクロールさせて同意するボタンをポチッってしまう自分が知る由もない
そういう事は情強だろうが情弱だろうがあまねく人民に行き届くように広報活動にもっと注力していただけないものだろうか?
と運転免許センターの仕事に、心の中でケチをつけながらひっくり返りそうないなぁと諦めて一旦アルメニアに戻ることにする
何せ、先程の若造もダメ押しでNo Chanceとか言ってたし
仕方なく、アルメニア側に戻り、再入国の手続きのためにパスポートコントロールで書類を提出する
しかし、この時の受け答えで自分はポカをやらかしてしまいなぜ戻ってきたのか聞かれたときに書類の不備で入国できなかったと答えてしまった
後から思えば、アルメニア側に忘れ物をしたとか、適当に答えておけばよかったのだ
曖昧に答えたのは、免許証の失効についてアルメニア側でも問題視されることを恐れたからだがそれが逆に不審だと判断されてジョージアの国境で入国拒否の理由書を発行してもらって持ってこないと入国を認めないと言い出した
いつものアルメニア人のアバウトさが、どこへやら急に硬いことを言い始める
何とか説得を試みるもダメ
あらららら
これは詰んだかしら?
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