【ナルティメットストームコネクションズ】スペシャルストーリーモード 全戦闘会話まとめ
【NARUTO X BORUTO ナルティメットストームコネクションズ】、本作におけるスペシャルストーリーモードの全戦闘会話を文字起こしでまとめた紹介記事。バトル中に流れるセリフのみ抜粋。
第零話・死闘の双傑
激突する忍界①（サスケVSナルト）
ナルト「邪魔をするな…！！」
サスケ「………っ…」
サスケ（あの時とは逆になったな……）
激突する忍界②（サスケVS九喇嘛）
ナルト「あくまで邪魔をする気か…！」
サスケ「…ああ。それがオレの役目なんでな」
第一話・少年たちの日常
ボルトのワガママ（VSカカシ）
ボルト「おおー！すげえ臨場感！」
シカダイといのじん（&我愛羅&デイダラVS再不斬&白）
ボルト「よっしゃー！オレに続けってばさ！！」
いのじん「ちょ…ボルト！」
シカダイ「ま、いいんじゃねーの？好き勝手やって。これはゲームなんだしよ」
シカダイ「意外とサマになってるじゃねーか」
ボルト「まーな！オレってば現実でもゲームでも、才能ありまくりってことだろ！」
いのじん「ボクらのフォローがあることを知らないで、調子にのっちゃってるよ…」
シカダイ「初心者あるあるだな」
ボルト「そろそろ勝てそうじゃね？」
シカダイ「ああ。あとは最後の締め方だ」
いのじん「ド派手な術で決めたいとこだよねー」
ボルト「狙ってみるってばさ！！」
ボルト「やっぱシカダイたちと遊ぶとおもしれェってばさ！」
第二話・暗雲渦巻く
ナナシの協力（&サクラ&大蛇丸VSサソリ&デイダラ）
サラダ「うわ！すごい！本当に闘ってるみたい！」
ミツキ「これは…確かに…」
ボルト「さあ、暴れるぜー！」
サラダ「説明書、ちゃんと読んどいてよかった…。おかげでなんとか闘えてるよ…」
ボルト「そんなん読んだのか。真面目だな、サラダは」
サラダ「え、普通読むもんじゃないの…？」
ボルト「人によりけりだな、オレは読まなくても何も困らなかったけど」
ナナシ「私に助けられたことを棚に上げないでよ」
サラダ「わ、ナナシさん！？」
ボルト「急に会話に入ってくるなよ！ビックリすんだろ！」
ナナシ「ボルトが嘘言うから、ツッコんだだけ」
ミツキ「いい感じだね、ボルト」
ボルト「オウ！このままフィニッシュしちまおうぜ！」
第三話・“零”轟く忍界
“零”の関係者（ボルト&サラダ&ミツキVSナナシ）
ボルト「ナナシ！！やめろ！！」
ミツキ「ボルト、今の彼女に言葉は通じないよ…！」
ボルト「くそっ！！」
ミツキ「彼女には重い過去があるようだね…。きっとそれが怒りの原因…」
ボルト「そうなんだろうけど…！今はそれを探りようがねェ…！」
ボルト「今のは…！？」
サラダ「パパと同じ術…！！」
ミツキ「そういえば“移植”されてたんだったね、彼女」
ボルト「“移植”って…アイツに一体何があったんだ…」
ミツキ「分からない。話をしてみないことには何も」
ボルト「もう止めろ！！オレはお前と闘いたくねェ！！」
ナナシ「アンタが…！アンタがいなければ…！悩むこともなかったのに…！」
ナナシ「さっさと消しておけば！！！」
ボルト「…な、なんだ…！？」
ボルト「ど…どうしたらアイツを……」
第四話・軌跡に乱る忍たち
ナルトの軌跡①（ナルト&サスケ&サクラVSカカシ）
カカシ「さて、それじゃ始めますか」
ナルト「オレの強さ見て、ビビんじゃねーってばよ！」
ボルト「おー、父ちゃんってば、張り切ってんな！」
トネリ「ナルトにとって忍とは特別なのだ。なにせ、夢に繋がる第一歩だからな」
ボルト「火影か…。オレはこの先どうなるか知ってるけど…、ホントに夢を実現させちまうんだから…」
ボルト「改めて…すげぇ父ちゃんだってばさ」
トネリ「うちはサスケや春野サクラと、特に繋がりが深くなるのもこの第七班に配属されてからだ」
トネリ「当時のナルトは、優等生のサスケをライバルとみなし、サクラに憧れの心情を抱いていたようだな」
ボルト「はは。今ではメチャクチャ親しい間柄だけどな」
ボルト「でもそうか…ここから始まったのか」
トネリ「ここから数多くの闘いを経て、彼は忍界の中心に立つ忍になっていく」
ボルト「お…？なんだ…？体が…！？」
ナルトの軌跡②（ナルト&サスケVS白）
白「恨まないで下さい…こうするしかなかったんです…」
ナルト「行っくぜェ！サスケェ！足引っ張んなよ！」
サスケ「フン…」
トネリ「ここは波の国。現代では“なると大橋”と名付けられた橋だ」
トネリ「かつて、ここでは橋の建造を巡る争いが起こった」
トネリ「第七班が相手をしたのは、建造を妨害する二人の忍。一人は桃地再不斬。もう一人は白と名乗った」
トネリ「今、闘っている白は特殊な能力を持っていた。血継限界…氷遁を操ることができたのだ」
ボルト「忍になってすぐに、そんな相手と闘ってたのか…」
トネリ「そうだ。こうした死線を潜り抜け、彼らは強くなっていった」
トネリ「白は再不斬の道具として生きていた。それも忍の生き方としては間違いではない」
トネリ「当時のナルトは、白の生き方に動揺を見せた。当然だ。彼の知らない生き様がそこにあったからだ」
トネリ「だが、白の生き様を見たからこそ、ナルトは己の忍道を強く認識することができたのだ」
トネリ「真っ直ぐ自分の言葉は曲げないという、己の忍道を」
ボルト「忍道…か…」
トネリ「次の時間に移動するぞ」
ナルトの軌跡③（ナルトVS我愛羅）
我愛羅「どうした…このオレが怖いのか…？」
我愛羅「自分だけ愛してやればいい！自分のためだけに闘え！それが一番強い者の定義だ！」
ナルト「オレは孤独の中で自分のためだけに闘ってきたアイツは強いと思ってた…」
ナルト「でも…本当に強いってそんなことじゃなかったはずだ…」
ボルト「父ちゃんと我愛羅のおっちゃん…、この二人が闘ってるってことは…」
トネリ「木ノ葉と砂の二つの巨大な里がぶつかり合った闘い。それが木ノ葉崩し」
トネリ「砂隠れの要は我愛羅だった。彼の中には守鶴という尾獣が封じられていたからな」
ボルト「九尾を入れられた父ちゃんと同じだ…」
トネリ「そう。ナルトと同じ境遇。尾獣を封じられたことも、里の者に迫害を受けたことも同じだった」
ボルト「我愛羅のおっちゃんってば、攻撃が容赦ねぇな…」
トネリ「この頃の我愛羅は、人を信頼する心など持ち合わせていなかった」
トネリ「その閉ざされた心を、こじ開けたのは…他でもない、うずまきナルトだ」
トネリ「同じような境遇であっても、仲間という繋がりを得ていたナルトは強かった」
トネリ「そしてそれは、我愛羅にも確実に伝わっていったのだ」
ボルト「こんな闘いがまだまだ続くのか…」
ナルトの軌跡④（ナルトVSサスケ）
ナルト「…何でだよ……サスケ…」
ナルト「何でそんな風になっちまったんだよォ！お前はァ！！」
サスケ「オレにはオレの道がある」
サスケ「オレの目的が達成出来れば…それでいい」
トネリ「サスケの目的とは兄・うちはイタチのことだ。イタチを討つことをサスケは宿願としていた」
トネリ「同時にそれにはまだ力が足りないことを彼は悟っていた」
ボルト「だから、木ノ葉隠れを離れたってのか？」
トネリ「大蛇丸の誘いもあった」
トネリ「サスケは大蛇丸ならばその力を大きく向上させることができると考えた」
トネリ「ナルトが急速に成長していく様子に対して焦りがあったことも、原因の一つであったのは間違いない」
トネリ「何にせよ、サスケ自身も大いに悩み、考え抜いた末の苦渋の決断だったのだ」
トネリ「サスケにとってもナルトは特別な存在だった。親友と呼べる数少ない繋がり」
トネリ「だが、その繋がりを切ってでも、彼は兄を討つための力を求めた」
ボルト「なんで、サスケさんは兄ちゃんをそんなに…？」
トネリ「家族を…うちは一族を、イタチに滅ぼされたからだ。その時の憎しみが当時のサスケに巣食っていた」
ボルト「そ、そんなことが…ホントにあったのか！？」
トネリ「これらは全て闇に葬られた真実」
トネリ「各々の想いが幾重にも重なって…。歴史は形作られていく……」
ナルト「…サスケ……」
ボルト「父ちゃん…」
さらなる遡りへ①（ナルト&サクラVSカカシ）
カカシ「どうやら…今回は本気を出さないといけないようだな」
サクラ「…絶対に負けられない！」
ナルト「よぉーし！オレたちの力、見せてやろうぜ！！」
ボルト「父ちゃんもサクラさんも、サスケさんを連れ戻すために必死に修行したんだな」
トネリ「二人にとってサスケとの繋がりはそれほどに重要だったのだ」
トネリ「特にナルトは孤独の辛さを知っている身だ」
トネリ「あの地獄に苦しみを知っているからこそどのような繋がりであっても、決して手放すことはない」
ボルト「そうだよな。しかもサスケさんは父ちゃんにとって大の親友だもんな」
ボルト「それにしても父ちゃんもサクラさんも大きくなったよな」
トネリ「当然だ。我々には一瞬でも、彼らは数年経っているからな」
ボルト「いや。体のこともそうなんだけど、なんつーか、自信っていうのかな…」
ボルト「ひとつひとつの動きが全然違って見えてさ」
トネリ「心の成長…そう言いたいのか」
ボルト「そう！まさにそれ！父ちゃんたちも成長してきたんだなーって。当然だけど…」
ボルト「も、もう次の闘いに移動か」
さらなる遡りへ②（ナルト&サクラ&サイVSサスケ）
ナルト「やっと……見つけたってばよ……」
サスケ「…こんな所にまで…何の用だ…」
ナルト「お前を連れ戻しに来た！！」
ボルト「サスケさんの雰囲気がまったく違う…。目がすげぇ冷たいってばさ…」
トネリ「闇に入った彼の目には仲間という繋がりは映っていない」
トネリ「あるのは兄・イタチへの憎しみのみ」
ボルト「それほどに強い憎しみがあるんなら、父ちゃんたちがいくら説得しても…」
トネリ「うむ…」
ボルト「サスケさんの殺気がこえぇよ…！オレまで変な汗出てきた…！」
トネリ「この時のサスケに、情け心など存在しない」
ボルト「本気で父ちゃんたちを倒そうとしてるってのか…！」
トネリ「そうだ。そのような者の耳に、ナルトの説得など聞こえるはずもない」
ボルト「じゃあ父ちゃんは…」
トネリ「だが…今は聞こえなくても、ナルトの想いは欠片としてサスケの中に残る」
トネリ「そしてそれが未来に繋がる。ナルトの行いは決して間違いだったわけではない」
トネリ「では次の闘いに移動するぞ」
さらなる遡りへ③（ナルトVS角都）
角都「まさかお前の方から出向いてくれるとは。クク、探す手間が省けた」
ナルト「…やってやる…」
ボルト「未来を知ってるから当たり前のことだけど、この勝負は父ちゃんの勝ちだ。そうだろ？」
トネリ「…なぜそう思う」
ボルト「今、ここに立ってハッキリ分かったんだ。この闘いは間違いなく父ちゃんが勝つって」
ボルト「それくらい、父ちゃんに自身が溢れているし、まったく負ける気がしねぇ」
トネリ「なるほど。親子だからこそ掴むことのできる感覚といったところか」
トネリ「サスケに届かず、失意に沈んだナルトだったが、ここまで復活したことには意味がある」
トネリ「当然、自身の心の強さもあるが。なによりナルトには仲間がいた。ナルトを支える多くの仲間が」
トネリ「少年期より紡いできた繋がりが、彼の背中を強く支えてくれているのだ」
ボルト「父ちゃんが頑張ってきた成果だよな。一人じゃねぇってのは…心強いってばさ…！」
トネリ「さて…移動するとしよう」
さらなる遡りへ④（ナルトVSペイン）
ペイン「大人しく捕まれ。お前の死が平和へと繋がる」
ナルト「ふざけたことぬかしてんじゃねェェ！！」
ナルト「オレの師匠を！オレの仲間を！！オレの里を！！！」
ナルト「こんなにしやがったお前を、オレはぜってー許さねェ！！！」
ボルト「こ、ここが木ノ葉隠れの里！？」
トネリ「これはペインによって引き起こされた。輪廻眼の力とは、それほどに強力なのだ」
ボルト「こ、こんなことをできるヤツを相手に父ちゃんは闘ったのか…」
トネリ「この時のナルトの内は怒りに満ちていた。当然だ。師と仲間を失い、里まで破壊されたのだからな」
ボルト「うん。ピリピリとしたものを感じるってばさ。こんな父ちゃん…見たことねぇ…」
トネリ「この時のナルトは、すでに木ノ葉隠れにおいて最強だったと言っていいだろう」
ボルト「仙人モードってヤツだろ？知ってるってばさ。自然エネルギーだっけ？それを使うんだよな」
トネリ「ナルトの存在は、木ノ葉隠れの里にとってペインを倒せる最後の希望だった」
ボルト「みんなに避けられていた父ちゃんが、里の希望になっちまうんだもんな…」
ボルト「すげぇよ…。それしか言えねぇ…」
ナルト「よし…！」
ペイン「このオレが…ここまで…」
ボルト「こっちまで力が入るってばさ…！」
解決に向けて①（ナルトVSサスケ）
サスケ「クク…」
サスケ「潰してやるよ…ナルト」
ナルト「サスケ…お前は…」
ボルト「サ、サスケさん…この前の時よりも、さらに冷たい感じになっちまってる…」
トネリ「仇だと信じ、ついに討つことができた兄は、木ノ葉隠れによって作られた虚像だと知ってしまった」
トネリ「イタチは最期まで弟を想う、優しき兄のままだった…」
トネリ「そんな彼を歪んだ道に歩ませた木ノ葉隠れを、サスケが許せるわけがない」
トネリ「ゆえに、サスケは火影の命を狙った。これは忍界に対して刃を向けたと同義だ」
トネリ「サスケを利用したのは、“暁”を裏で操っていた男。マダラと名乗る男によって、彼の道は変わってしまった」
トネリ「だが、そんな状態になってしまったサスケに対して、変わらず手を伸ばし続けたのがナルトだ」
トネリ「この時、ナルトの中にも迷いが生まれていた。もはや忍界の敵となってしまった友をどうすればいいのか」
ボルト「父ちゃんは、どんな決断をしたんだ…？」
トネリ「ナルトは悩み…悩み抜き、それでも友を救う道を選んだ」
トネリ「外野からすれば、自分勝手な判断と受け取るかもしれない」
トネリ「だが、この決断は結果的に二人の関係性だけでなく新たな忍界の道を造るものとなったのだ」
ボルト「そろそろ、次の時間に移動か…！」
解決に向けて②（ナルト&キラービー&イタチVS長門）
長門「ナルト、今のオレを放っては危険だ！早くオレを倒せ！」
ナルト「っ…分かってるってばよ！」
イタチ「オレもやる。行くぞ、ナルト」
ボルト「な、なあ…！父ちゃんのこの姿は…！？」
トネリ「戦争を前に、彼は九尾の力をコントロールする術を手に入れた。その姿がそれだ」
ボルト「マジかよ…ついに九尾の力まで使えるようになったのか…。どんどん強くなっていくな、父ちゃん！」
トネリ「そう、強くなった。しかし相手はさらに強力な忍だ」
ボルト「相手の人って、たしかペインを操ってた長門って人…だよな？」
ボルト「第四次忍界大戦は、穢土転生って術で強ぇ忍が復活して、戦争に使われたのは知ってる」
ボルト「でも、こうして目の前で感じると、気持ちがざわつくってばさ…」
トネリ「長門は六道仙人の力を持つ強力な忍。だが、こちらには心強い味方…うちはイタチがいる」
トネリ「イタチも長門と同じく穢土転生された身だったが彼は穢土転生の縛りを自ら解き放ったのだ」
トネリ「この時のナルトは、すでにイタチの真実を耳にしていた。もはや敵対心はなく、真の意味でイタチは味方となった」
ボルト「死んだままだったら、その辺がモヤモヤしたままだったけど、この世に復活したから分かり合えたのか…」
ボルト「穢土転生の術はムカつくけどさ…、でも全部が全部、悪いってわけじゃなかったのかもな…」
トネリ「さて、次に向かおう」
解決に向けて③（ナルト&我愛羅&オオノキVSマダラ）
オオノキ「風影！ナルト！ワシらでヤツを止めるぞ！」
ナルト「オウ！！」
我愛羅「…ああ」
トネリ「ヤツがうちはマダラだ。初代火影と共に木ノ葉隠れを創った伝説の忍」
ボルト「マダラ…？んん？でもうちはマダラってもう一人いるよな…？あれ？どういうことだ！？」
トネリ「これまでマダラを名乗っていたのは偽物。こちらが本物のマダラだ」
ボルト「へ？じ、じゃあ、偽物のマダラってのは誰なんだ！？」
トネリ「その正体こそ、忍界大戦を起こした真の黒幕に結びついていく」
ボルト「うちはマダラか、威圧感ハンパねぇな…」
トネリ「これでもマダラは本気を出していない。ナルトを相手に遊んでいるだけだ」
ボルト「マ、マジかよ…」
トネリ「マダラが相手として認めるのは、初代火影・千手柱間のみ」
トネリ「彼だけがマダラに対抗し、越えた忍だった」
ボルト「柱間とマダラか…。伝説の忍ってことは知っているけど―――」
ボルト「こうして、そのうちの一人を目の前で見ると、ちょっとクルもんがあるな」
ボルト「ああ…もう移動か…！」
解決に向けて④（ナルト&カカシ&ガイVSトビ）
トビ「世界にはもはや希望も、未来も、名のある英雄もいらないのだよ！」
トビ「現実は終わり、あるのはただ無限に続くたった一つの終わりなき夢！」
ナルト「ガキは英雄に憧れるもんだ！」
ナルト「だからオレは迷わねーで突っ走れる！！」
ナルト「オレはどの先代も超える火影になる！！」
ナルト「それがオレの夢だ！！バカヤロー！！！」
ボルト「こっちの方が偽物のマダラ…だよな？」
ボルト「本物のマダラはマダラで、偽物のマダラはトビ…。な、なんか頭がごちゃごちゃするな…」
ボルト「それにしても、父ちゃんのこの姿って…もしかして…」
トネリ「死闘を経て、ナルトは徐々に九尾…いや、“九喇嘛”と心を通わせていった」
トネリ「そしてついに和解を果たし、九喇嘛の力を完全にコントロールすることができるようになったのだ」
ボルト「なあ、このトビの目的ってのは一体何なんだ？」
トネリ「それは彼らが九尾ら尾獣を集めていた理由につながる。その目的は、尾獣の集合体である“十尾”の復活―――」
トネリ「そして、十尾の力を用いて、無限月読を成就することにある」
ボルト「む、無限月読…！？何だそりゃ！」
トネリ「都合の良い夢だけを見せる世界。無限月読はそうした世界を創り、引きずり込む」
トネリ「全ての人間の意志は死に絶え、なにも無くなる」
トネリ「当然、そんな世界をナルトや忍たちが認めるわけがない」
ボルト「当たり前だってばさ！オレだって認めらんねぇよ！」
トネリ「だから闘っているのだ。ナルトだけではない。ナルトの意志に同調する忍全員がな」
ナルト「ぜってーその面、ひっぺがしてやる！！」
ボルト「たしかにヤツの正体は気になるってばさ…」
軌跡回収の結末①（ナルト&サスケVSオビト）
オビト「もはや無限月読発動まで時間の問題だ」
オビト「お前たちの戦争は…事実、もう終わっている」
ナルト「終わってねェよ。まだオレとサスケがいる！」
ボルト「この二人なら、その十尾を取り込んだオビトが相手でも勝てるんじゃねーの！？」
トネリ「十尾の力とはすなわち六道仙人と同等の力。並大抵の戦力では傷つけることすら難しいが―――」
トネリ「当時の忍界において、それができるとすれば、ナルトとサスケ。この二人のみ」
ボルト「しかも、ライバルで友達の二人の共闘だぜ。めちゃくちゃ熱い展開だってばさ…！」
トネリ「ここに至るまで―――」
トネリ「十尾、そしてオビトとマダラの攻撃によって、忍連合軍では多くの犠牲者が出た」
トネリ「日向ネジ。キミのおじもその中の一人だ」
ボルト「ああ…もちろん知ってるってばさ」
トネリ「その死はあまりにも大きく、ナルトですら一度は喪失感に押しつぶされてしまった」
トネリ「だがその時、手を差し伸べ救い出したのが、キミの母…ヒナタだ」
トネリ「今やナルトは忍界を支える者となったが、逆も然り。そのような小さな手が、ナルトを支えてくれたのだ」
トネリ「次だ。行くぞ…」
軌跡回収の結末②（ナルト&サスケVSマダラ）
マダラ「お前ではオレを倒せん。オレは六道の―――」
ナルト「バーカ！オレがお前を倒すんじゃねェ」
ナルト「オレらで倒すんだってばよ！」
サスケ「お前をな…マダラ」
ボルト「父ちゃんの姿がまた変わってんな。今度は何が起こったんだ？」
トネリ「生と死の狭間、精神空間において六道仙人と邂逅し、彼の力を借り受けたのだ。サスケと共にな」
ボルト「生と死って…？」
トネリ「二人とも一度、マダラにやられ、瀕死に陥ったのだが―――」
ボルト「ええーーー！？二人とも死んだの！？」
トネリ「死んではいない。その寸前だったというだけだ」
ボルト「いやいやいや！寸前も何も！マ、マジかよ。ていうか、二人をそこまで追い込むなんて…」
ボルト「うちはマダラって、どれだけ強ぇんだよ…」
ボルト「しかし分かんねぇな。なんだってマダラは無限月読を成功させたいんだ？」
トネリ「マダラの立ち位置を、仮に悪と呼称した場合の話だが。彼も最初から悪だったわけではない」
トネリ「むしろ愛情深い男だった」
ボルト「え？マジかよ。マダラが？愛情？」
トネリ「最愛の弟の喪失、友・柱間との別れ、一族の裏切り。様々な要因が重なり、今のマダラを形作った」
トネリ「だからこそ、マダラはマダラの理想とする夢の世界を構築しようとしたのだ」
トネリ「さあ…この闘いから引き揚げるぞ」
軌跡回収の結末③（ナルト&サスケ&サクラVSカグヤ）
カグヤ「もう一度、チャクラを……」
カグヤ「一つにする！」
ボルト「な、なんだァ！？こいつ！？」
トネリ「兄弟すぎる力ゆえ、古に封じられた存在。卯の女神、鬼…様々な呼称があるが―――」
トネリ「彼女は“大筒木カグヤ”という」
ボルト「大筒木…またここでその名前が出てくるのかよ…」
ボルト「って、そういや、マダラは！？アイツはどうなったんだ！？」
トネリ「マダラには“ゼツ”という絶対の信頼を置く仲間がいた。無限月読の計画を進める影の協力者といった存在だ」
トネリ「だが、計画の成就を革新したマダラは最後にゼツに裏切られたのだ」
ボルト「え！？なんで！？」
トネリ「ゼツはマダラの真の仲間ではなかった。遥か昔からカグヤ復活のために動いていたのだ」
トネリ「無限月読を介することで、復活に用いるチャクラを集めさせ、そしてマダラ自身はカグヤの依代に利用された」
ボルト「あ、あれだけ強かったマダラがそんなことになっちまうなんて…」
ボルト「なあ…このカグヤってのは、何の目的があって復活したんだ？」
トネリ「カグヤはチャクラの祖とも言われ、初めてチャクラを得た人物でもある」
トネリ「だが二人の息子を出産した折、彼女のチャクラは息子たちに分散してしまった」
トネリ「唯一無二、己だけのものだったチャクラ。それが分散した事は、カグヤにとって許しがたいことだった」
トネリ「ゆえに、分散したすべてのチャクラを取り戻すため、彼女は忍界の地に再び立ったのだ」
ボルト「父ちゃんもサスケさんも…みんな…、こんな闘いを乗り越えてきたのか……」
トネリ「次に移動だな…」
軌跡回収の結末④（ナルトVSサスケ）
サスケ「いい加減、しつこいんだよ…さっさと切られやがれ！」
ナルト「へっ！てめーじゃオレとの繋がりは切れやしねぇってばよ！」
サスケ「繋がり、繋がり…うるせーんだ！お前は！！」
サスケ「繋がりがあるからこそ苦しいんだ！！」
サスケ「繋がりが強ければ強いほどオレを悩ませるんだ！！」
サスケ「ナルト！てめーとの繋がりが一番めんどくせーんだよ！！」
ボルト「オビト、マダラ、カグヤと闘って、最後に父ちゃんが拳を合わせたのはサスケさんだなんてな…」
トネリ「―――宿命。そう呼ぶしかないだろう」
ボルト「サスケさんはサスケさんの中に答えがあって…。それを貫き通すために闘って…」
ボルト「それでも…父ちゃんはサスケさんを追いかけて…」
トネリ「サスケのために走っていた道は、いつしか忍界を巻き込む道になり―――」
トネリ「仲間を支え、支えられ、繋がりを生み、守るため、ナルトはその忍道を懸命に駆けていった」
サスケ「何度も…何度も…」
サスケ「何度も…何度も…何度も…」
サスケ「何で、お前は！！」
サスケ「何なんだよ！お前は！！」
サスケ「お前は一体、何なんだ！！！？」
ナルト「―――友達だ！」
ナルト「だからお前を、一人になんかしねェって言ってんだ！」
ボルト「が…頑張れ…父ちゃん……」
ボルト「頑張れ……ッ…」
トネリ「キミは未来を知っている。なぜそこまで…」
ボルト「知ってるさ。でも…オレは今回のことで、父ちゃんがどんだけ険しい道を進んで来たか分かったんだ…」
ボルト「もう、未来を知っていようと関係ねぇよ…」
ボルト「サスケさんのために闘う父ちゃんを応援したい。ただ、それだけだ…！」
サスケ「そろそろ……」
サスケ「終いにしようぜ」
サスケ「この闘いを……」
ナルト＆サスケ「これまでの闘いを！！！」
トネリ「…時間だ。いいな？」
ボルト「あ、ああ…」
サスケの覚悟（サスケVSナルト）
ナルト「いい加減、決着をつけてやる…！」
サスケ（この闘いの敗北は、お前が作ってきた忍界が破壊されることを意味する）
サスケ（ガキの頃から、バカみたいに火影を目指していたお前が―――）
サスケ（自分の手で築き上げたものを壊すことになる）
サスケ（それだけはさせん）
サスケ（お前がかつてオレを止めてくれたように。オレも命がけでお前を止めてやる）
ナルト「しぶといヤツだ…！」
サスケ「お前と違って…こちらは命をかけてるんでな…」
サスケ「…ナルト…お前はいつまで…」
最終話・月下の決闘
黒幕現る（ボルトVSナナシ）
ボルト「ナナシ！！」
ボルト「お前、いつまで“零”に加担する気だ！！」
ナナシ「この忍界を潰すまで…っ！！」
ボルト「本当の本当に潰したいって思ってんのか！？それでお前は満足すんのかよ！？」
ナナシ「当たり前でしょ…！？忍界を潰すことで、ようやく私の憎しみは消えるのよ！」
ボルト「確かにお前はとんでもねー過去がある！それは知っている！けど―――」
ナナシ「なんでアンタが私の過去を知ってるのよ！勝手なこと言わないで！」
ボルト「勝手じゃねーよ！兵器として扱われてたことも、理不尽に封印されたことも知ってる！」
ボルト「けどな！だからってこんなことやって、お前の気持ちが救われるわけねーだろ！！」
ナナシ「知った風なことを…！アンタが私の何を分かってんのよ！！」
ナナシ「私は！！私はこの忍界が憎くて憎くてたまんない！！」
ナナシ「ずっとずっとずっとずっと陰にいた私の気持ちを！たった数日しか顔を合わしていないアンタが！」
「分かるわけないでしょう！！！」
ボルト「……っ」
ナナシ「怨霊のようにつきまとう…あの時の記憶が…！！」
ナナシ「決して頭の中から離れない、あの時の怒号が！！」
ナナシ「父も母もいない！誰も助けてくれない…あの絶望が！！！」
ナナシ「アンタに分かるわけないでしょう！！！」
ボルト「ナナシ……」
ナナシ「私をこんな道に歩ませたのは誰！！？」
ナナシ「忍でしょう！？忍界でしょう！！？」
ナナシ「だから私は！！私を苦しめた忍という存在が！！！」
ナナシ「忍どもが、のうのうと生きるこの忍界が！！！」
ナナシ「大ッッ嫌いなのよ！！！！」
解けぬ想い（ボルトVSナナシ）
ナナシ「何も知らないアンタが！！私の心に入ってこないでよ！！」
ボルト「ああ、そうだよ！なんも知らねーよ！」
ボルト「それこそさっき、やっとのことでお前の過去を知っただけだよ！」
ボルト「だけど、お前が色んなもん溜め込んで、メチャクチャ苦しんでんのは、よーーく分かってる！！」
ナナシ「な、なにが……っ！！」
ボルト「まずはその苦しい気持ちをオレに吐き出せよ！！」
ナナシ「もう黙ってよ！！」
禁個呪（ボルトVSナナシ）
ボルト「ナナシ！しっかりしろッ！！オレの声が聞こえねーのか！！？」
テグセ「やれやれ、何言っても無駄なんですよねェ！ソイツはもう操り人形なんですから！！」
メルツ「なまじ自由を与えていたせいで、迷いが生まれてしまった」
メルツ「今後は常にこちらが操っておかねばならんようだな」
ボルト「くそ…ッ！！アイツら…！！」
ボルト「このままじゃ…！！」
ナナシ「あ…ぁう………」
ボルト「ナナシ！！」
メルツ「なにをしているナナシ。貴様の力はその程度か？」
テグセ「まさか。これからですよォ。楽しくなるのは」
ボルト「……ナナシ…！」
両雄参戦（ナルト&サスケVSメルツ）
ナルト「っ…！思ったより早ェ…！」
メルツ「さすがの反応だ、うずまきナルト。だが、お前は甘いな」
ナルト「てめーはやりすぎだ！絶対に許すわけにはいかねェ！」
サスケ「外道が…。貴様はここで消す…！」
メルツ「当代最強の二人が相手か。なんとも贅沢だ」
メルツ「お前を前にすると、複雑な感情が湧き出す」
ナルト「なんのことだってばよ！？」
メルツ「若き頃のオレは、ペインと共に雨隠れの内戦を闘い、その時、両目にキズを負った」
メルツ「それが元でオレは光を失ったが、そこに絶望はなかった」
メルツ「なぜならペインの思想に導かれ、革命を成すことができたのだからな」
メルツ「だが…その後、ペインは貴様に敗れ、そして雨隠れは“絆”ありきの時代を進むことを選択した」
メルツ「時代錯誤のオレは爪はじきにされ、ペインの思想と共に、表舞台から去ったのだ」
メルツ「うずまきナルト」
メルツ「貴様がいなければ、ペインが死ぬことはなかった。オレがこうして“零”を立ち上げることもなかった」
メルツ「お前の存在が、オレの生き様に大きく影響を与えている。忌々しいことにな…！」
ナルト「……このままヤツを追い詰める…！」
最終決戦①（ボルト&ナルト&サスケVSメルツ）
メルツ「かつての英雄も、オレにとってはただの糧にすぎん！」
メルツ「貴様らを葬ることで、ここから新たな時代が始まるのだ…！！」
サスケ「もう“神”になった気でいるようだな…！」
ナルト「セッカチな神だってばよ！」
ナルト「ぐっ…さすがに攻撃規模がでけぇ…！」
サスケ「まさか、ヤツが須佐能乎を出せるとはな……！」
ボルト「つまり、あの森で見えた光る巨人ってヤツは…」
ナルト「ああ…コイツだったってことだ！」
メルツ「義眼を慣らし、この力をコントロールする必要があったんでな」
メルツ「動作テストの折、いくつかの森を破壊させてもらったが…」
メルツ「まあいずれ、忍界全土が戦場となるのだ。別に問題なかろう…！」
ナルト「戦場になんてさせねーよ！！」
ボルト「このまま決めてやる！！」
最終決戦②（ボルト&ナルト&サスケVSメルツ）
メルツ「たかがナナシのためにそこまで必死になるとは」
メルツ「見苦しい存在だ。うずまきボルト」
ボルト「てめーは、アイツがどんなに苦労したか知らねぇのか！」
メルツ「知っているさ。だがそれがどうした。それがヤツの運命だったのだ」
メルツ「運命は変えられぬ。最初から決まっている」
メルツ「ヤツは兵器として生まれ、兵器として運命にあったのだ」
メルツ「オレはヤツを有効活用しただけ。それが兵器としての幸せだろうからな！」
ボルト「お前の考えでアイツの生き方を計んな！！！」
ボルト「アイツは人間だ！！兵器なんかじゃねェ！！」
メルツ「いいだろう。仮に人間だとしよう。だからなんだ。結局何も変わらんよ！」
メルツ「ヤツは人間でありながら、人間に利用され、あげく捨てられる！」
メルツ「その運命は変えられん！悲しいことにな！」
ナルト「それは違う！運命は変えられる！オレはそんなヤツをいっぱい見てきた！」
ナルト「お前が崇拝しているペインだってその中の一人だってばよ！」
メルツ「だからこそ、彼は“神”になれなかったのだ！！」
サスケ「オレからすると、古い考えに縛られているお前こそ、悲しい男だがな」
サスケ「そんな男が神になるなどと…笑わせる…！」
メルツ「チィ…うっとうしいヤツらだ！！」
メルツ「なぜここまで抗う！！もはや貴様らの時代は終わるというのに！！！」
ボルト「終わるのはお前が勝手に想像してるチンケな理想だ！！」
ボルト「父ちゃんたちが創ったオレたちの時代は、これからもずっと続いていく！！」
ボルト「メルツ！！てめーを倒した後でもな！！」
真最終話・陽のあたる道
邂逅（ボルトVSうちは一族）
うちは一族「やり過ぎて殺すなよ！」
うちは一族「分かっている！」
ボルト（実際、オレが勝てるような相手じゃねェ…）
ボルト（オレにできることは、アイツが完全に逃げ切るまで、出来る限り時間を稼ぐことだ…！！）
うちは一族「意外と粘るな」
うちは一族「しかも闘いに慣れている」
うちは一族「ただのガキではなさそうだ。油断するな！」
ボルト（ここまで何とか持ち堪えることができた…）
ボルト（ナナシのヤツ、ちゃんと逃げてんだろうな…！）
八千矛の光（ボルト&ナナシVSうちは一族）
うちは一族「ええい！まさか八千矛を使うとは！」
うちは一族「気を付けろ！八千矛を使ったとなれば、あのガキはかなりの強さを手に入れたということになる！」
うちは一族「ナナシめ！勝手な真似を！！」
ボルト「勝手！？違う！！ナナシはやりたいことを自分で決めてやったんだ！！」
ボルト「そこにお前たちの許可なんていらねェ！！」
ボルト「自由にやるのはナナシが人間だからだ！！」
ボルト「ナナシはもう、お前たちが操る兵器なんかじゃねェんだよ！！」
ボルト「ナナシ！大丈夫か！？」
ナナシ「大丈夫…！」
ナナシ「アナタが一緒にいるから…大丈夫…！」
ボルト「もっともっと飛ばして行くぜ！！」
ナナシ「分かった！」
うちは一族「ガキどもが！調子に乗りやがって！！」
うちは一族「コイツら、何なんだ！！？」
ボルト「目の前にあるんだってばさ！ナナシの自由が！！」
ボルト「やっと目の前まできたんだ…！！ここまで来たんだ！！」
ボルト「最後の最後で負けちまうなんて…そんなカッコ悪ィことできっかよ！！」
ボルト「お前らを倒して！そんで、ナナシの本当の道を切り拓く！！」
ボルト「それが、今できる……オレの最大限だ！！！」
ボルト「よし…これでナナシは……！！」